ウクライナから避難の親子 3歳の娘が日本の幼稚園に初登園し大泣き 母親は戦地の夫を思い… 岐阜・各務原市
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- เผยแพร่เมื่อ 2 ธ.ค. 2024
- 戦地ウクライナから、岐阜県各務原市に避難してきた3歳の女の子がきょう、初めて幼稚園に登園しました。
ウクライナ人のマリッチ・ナタリアさん(32)と娘のミアちゃん(3)。
ことし3月、各務原市で暮らす姉の家族のもとに、ウクライナ東部のクラマトルスクから避難してきました。
日本語が全く分からないナタリアさんたちは、ほとんど家から出ずに過ごしていましたが、きょう、大きな一歩を踏み出しました。
「(制服を着て)完成でーす。すごくかわいいと思う」
ミアちゃんが、きょうから近所の幼稚園に通うことになったのです。
(ミアちゃんの伯母 スビトラーナさん 39歳)
「ミアちゃんはすごく楽しみにしてる。きのうの夜から準備して、(幼稚園に)早くいきたい 早く行きたいと」
母のナタリアさんにとっては、言葉の壁や文化の違いなど、心配ごとが尽きませんが、ミアちゃんは、初めての幼稚園が楽しみで仕方ない様子。
「おはようございます」
午前10時前、バスがお迎えに。
見送ったナタリアさん。思わず涙が溢れます。
(ウクライナから避難 ミアちゃんの母 ナタリアさん)
「新しい人生が始まった感じで、ある意味で幸せだけど、ある意味でとても辛い」
ナタリアさんの夫は、警察官。いまもウクライナに残り、ふるさとの街を守り続けています。娘の晴れ姿を喜ぶ一方、戦地に残る夫を思うと気持ちは複雑です。
幼稚園に着いたミアちゃんは…
あれだけ楽しみにしていたのに、ミアちゃんは教室に入ると、泣き出してしまいました。
(さくら幼稚園 宮川純子教諭)
「初めて入った子はみんな泣きますね。戦争という状況があった中、来ているので不安もあるのでは…」
それでも、しばらくすると…
クラスメイトと元気に遊び始め…。
「いただきます」
初めての給食も、しっかり味わうことができました。
異国の幼稚園で、無事に初日を終えたミアちゃんに母・ナタリアさんは…。
(ウクライナから避難 ミアちゃんの母 ナタリアさん)
「子どもたちが普通の生活できることが一番大事。ただ、ウクライナにまだいる人たちに『申し訳ない』という気持ちも強い。だから早くウクライナに帰りたいです」