映像による長編叙事詩"線路端の猫戯子" 抜粋 車窓の鉄橋
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- เผยแพร่เมื่อ 10 ก.พ. 2025
- 2012年2月。木島線廃止から丸10年、今度は屋代線が4月1日で廃止です。
この1年前、長野電鉄オリジナルの2000系は引退するはずでしたが惜しむ声に延命。
この日、長野線柳原駅から須坂の村山駅までこの電車に乗りました。
目的は子供の頃から数々の思い出が沁みこんだ千曲川に掛かる旧村山橋を電車から見るためです。
屋代線も廃止までの1年、ラストランまで田舎の日常風景の視点で撮りました。
車窓から見るあの古い鉄橋は撤去作業が進行中。
昔子供たちと乗った時の車窓風景も挿入してあります。
1998年に私が河川敷に繁殖したアレチウリの様子を撮影した映像はNHK長野放送局に投稿して放映され、その年のベスト取材賞を受賞。
その映像の冒頭は当時の村山橋で、長野電鉄の上り電車が走って来ますが、父を含めて戦地に向かう若者も電車で千曲川を渡って出て行き、旅路の末故郷に帰りました。
あれは今では貴重な映像です。
昭和30年公開の映画「野菊の如き君なりき」/木下恵介監督 で笠智衆さん演ずる老人が川舟の上で遠い昔を回想するシーンはここで撮影されました。それを知ったのはずっと後のこと。
飯山市の旧中央橋も撤去を知る前から生活の中で何度か渡り、木島線廃止の件で映像も残してありますが撤去の過程も記録しました。
中央橋の東にはかつての木島線終点木島駅がありましたが何年か後に通ったら跡形もなくて唖然としました。後日木島駅の跡を撮影に訪れ、カメラを回しましたがそれを見た電鉄関係者が来てひと悶着。電車内に大きな業務用カメラを持ち込んで撮影できた時代とは変わってしまいました。
どちらの橋も小さな公園に一部がモニュメントとして残されています。