ロクロ、土の芯出し

芯出しをする場合　
土の全面に満遍なく水を付けます　
水が付いている所と付いていない所が有ると　
付いている所は滑り　
付いていない所は引っ掛かります　
これによって歪みが生じます　
最初に全体を少し整えて　
一番下の天板に付いている部分の歪みを取ります　
ロクロが時計回りの場合　
左手で手前に引くようにして　
右手で左手に向かって押し込む感じです　
両手で潰すような感じになるので　
手の下へ土を逃がさない様に　
土が手の下へ逃げると裾が広がってしまいます　
裾が広がってしまうと芯が出せません　
引き上げる時は絶対に引っ張り上げない　
太さを細くすれば高さが出せるので　
両手で潰して細くします　
下げる時は絶対に上から押し潰さない　
高さを出した土全体を前方向へ倒す様に力を加えます　
ロクロが時計回りの場合は　
右手は一番上に親指がかかるくらい　
左手は右手の下に添える感じ　
主に右手で倒しますが左手も補助します　
下げた時の高さは成形をしやすい高さです　
高さが決まったら左手は天板に着くまで下げて　
一番下の部分を広がらない様にキープしながら　
右手で押し込んで行きます　
ここまでやって全体に振れや歪みが無ければ　
芯出しは出来ています　
まだ振れや歪みが残っていれば最初からもう一度やります　
振れや歪みが少ない場合は　
そんなに高く上げる必要は有りません　
芯出しは上げる事で振れや歪みを上へ移動させて　
下げる時に全体の形を整える作業になります