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管弦楽ではクラリネットの人数はふたり、多くてもせいぜい4人なのでクラリネットの人数はやたら多いということはありません。吹奏楽のクラリネットの人数がやたら多いのは音域が広いからではなく音量が小さいからです。音域が広いというのであればフルートもそれなりに広いですが、クラリネットのように10人以上必要ということはありません。金管楽器や後発の楽器であるサクソフォンは大音量が出ます。吹奏楽のフルートは高音域を担当しますのでフルートの高音域は音が飛びやすいです。オーボエは音の倍音構成に特徴があり、音量が小さくても音を遠くに飛ばすことができます。一方でクラリネットの低音域、中音域の音色は他の管楽器に比べて倍音が少なく、音が遠くに飛びにくので多くの人数を必要とすることが多いのです。クラリネットの音色はやわらかくあたたかいのが特徴ですが、少人数でガンガン吹くと音質が悪くなり、あたたかい音色ではなくなってしまいます。サックス1本に対してクラリネットは3本で同じ音量に聞こえると言われることもあります。管体に使われている材質はgrenadillaなので、グレナディラやグラナディラと言いますがグラナディアは明らかに誤りです。アフリカンブラックウッドともいいます。学名はダルベルジアメラノキシロンです。クラリネットが閉管楽器なのは偶然であると言われます。シャリュモーをオーバーブロウで吹くと音色がひっくり返って12度高い音が出ます。それだけだと低音域、中音域の音が全て揃わないのでその隙間の音を付け足してできた楽器がクラリネットです。もともと閉管楽器として生まれたというよりは、作ってみたら閉管構造の楽器になってしまっていたというのが実情のようです。気軽に楽器の深い話を聞けるチャンネルは素晴らしいと思いますが、間違った知識を広げるのは残念です。
じゃあお前が動画つくれや
チャンネルの雰囲気がとても好きで、、めっちゃ聞き入っちゃいました!笑私はクラリネット吹きなのでとても目から鱗の話でした!
ありがとうございます😊クラリネット吹かれるんですね!素敵です…!
楽器の物理学的分析は「楽器の物理学. N.H.フレッチャー・T.D.ロッシング (著) 岸 憲史・久保田 秀美・吉川 茂 (訳)」という本に詳細に基本的な波動方程式の話から解説されています。(私が持っているのは2006年の初版4刷ですが、2022年に重版が出たようです)ただし、微分方程式の意味が解る程度の数学の知識はあった方が良いですが。
管の中の「波」の図は音圧ではなくて粒子速度の方ですね。というのは閉じているところで節になっていること、すなわち空気が動けないところで小さくなっていることから分かります。サックスで両端が節になるという話がありましたが、解放端では空気が自由に動けるので少なくともベル側は節にはならないはず。ということでサックスもフルートと同じ両端が腹なのじゃなかったかなと思いました。(どうしてサックスのリード側が腹になるのかは私も分かっていませんが。)
補足ありがとうございます!大変助かります!そうなんですよね、サックス等はリード側が腹でもベル側が節でも、いずれにせよやや謎ですよね…難しい…!
横入りのような形になってしまいますが失礼します。hsasakiak様の言及している点について幾つか補足をさせてください。管の中の「波」の図ですが、粒子速度と認識することもできますが粒子の変位量として扱う方が一般的です。どちらとしても固定端と考えられますが、速度としてしまうと一階微分の結果となりますので少々考え辛いところが出てきます。またサックス等の擬似的な開管構造についてですが、結論から申し上げますと物理的な現象として開口部に節は発生します。こちらは境界条件というものが関わってくるのですが、そもそも開口端での粒子の変位量(以降この値をuとします)が最大になるためには以下の条件が関わってきます。・管が円筒形であること・平面波が入射していることこの条件下では、波の進行方向にx軸を取ることで、位置x時刻tでのx軸方向変位u(x,t)のみを用いた一次元方向の波の伝播として考えることができます。(これによって導き出されるのが一次元波動方程式です)この時空間軸はx軸しか取っていませんので、それ以外のことは考慮に入れず「開口端は完全自由」と境界条件を設定できます。しかしながら、管が円筒でない場合は一次元波動方程式を使うことができません。というのも、端に行くほど断面積が小さくなっていくためx軸に於ける微小区間の質量が位置によって変動し、波の伝播が均一に行われないためです。これを修正した(つまり位置による断面積の変化を考慮に入れた)ウェブスターのホルン方程式というものがあり、こちらを解くと腹の位置が中の方へ入っていく(それに伴い開口端の近辺に節が生成される)ことがわかります。これにより、境界条件としては自由振動、しかしながら実際のところは振動しない、という現象が発生します。長くはなりましたが、詳細に関しましては「楽器の物理学」という本に載っていると思いますので、そちらを参照くださいませ。また一点hsasakaik様が言及されていないことですが、先程境界条件という語を出しましたが、一般的には完全固定、自由振動の二者を用いますが、勿論それ以外の境界条件もあります。(音響学という分野ではこの異なる振動系を接続する際の境界条件についての研究が多くあります)そして楽器内の気柱を振動させる場合は、この境界条件が「強制振動」と呼ばれるものとなります。これはあの気柱の図を例に取るなら壁が動いているようなもので、実際は動画中の図とはほんの少しだけ(極々少しですが)異なることをご承知おき下さい。長文失礼いたしました。もし疑問点、訂正とう御座いましたらお知らせ下さい。
しばしば議論で混乱の原因になるところですね.管内空気柱の音圧の分布と粒子速度の分布のグラフは,ちょうど反転したものになります.
もう一度,動画を観たのですが,クラリネットの人数が多い理由としての俗説に「音響物理的に,閉管ゆえに偶数倍音がない(他の管楽器に比べて音色が特殊)のでそれを補うために人数が多い」というものがありました.そのことを強調されるのかと思いましたがそうではないですね.多分答えは,オーケストラの構成に似せているだけではないかと思ってます.あと,ほぼ大部分の解説書が節腹図の読み方で間違えています.それは開管の開口端(歌口の反対側)は腹という間違えです.管楽器の振動体は空気柱ですが,開管の場合弦楽器の弦(両側固定)の場合と同じになります.ですから弦楽器同様整数倍音になる.当然開管の開口端は節腹では節になります.フルートが分かりやすいですが反射板近くの歌口が腹になります.そう,実は開管楽器は本質は両側開口端の楽器であり,振動モデルとしては同じになる弦楽器と同様整数倍音特性を持ちます.そして気柱の中央部分で打った切っている点が普通見落とされます.対してクラリネットは片側開口片側閉口の,片側自由端弦モデルになります.開口部が最も音が大きいだろう思い込みゆえに上記間違いが流布しています.管内の音圧分布を調べると,フルートとクラリネットで最低音(指全押し)で音圧分布は完全に逆転します(節腹反対).フルートでは開口部で一番音が小さいのです.私はフルート吹きですが,セッションでマイクを使うとき歌口部分から音を拾います.間違っても開口部にマイクを近づけたりしません.笑,ちなみに管楽器の開口部につくベルは,運動会で使うメガホンと同じで共鳴にはほぼ影響せず,音波の拡散方向を制限して聞いている人の耳に届く音量を上げる装置になります.金管では超重要.
思いがけず物理的な説明で、物理学科卒クラシック好きの私としてはとても嬉しい。最近、この波の図を元に木管楽器の高音域の運指(例えばクラリネットの高いレはなぜファから左手人差し指放す形なのか等)の説明をいろいろ考えてたもので。なお円錐が開管になるしくみは知らんかったてっきり口元も擬似的に開くのかと。勉強しよ。次回も楽しみ。今回のは想定出来たもののリードミスは・・・どう説明できるんだろ。フルートでも裏返ること有るしなあそれにしても「v=fλでv音速一定だから波長λが倍になると周波数fが半分になる」とか「管の内部で定常波が」みたいなこと言い出さないか期待と不安を持って見てたけど、そんな説明はやっぱしないか。物理やってない人からの拒否反応が・・・
ありがとうございます!v=fλとか言いたかったんですが、2人の目があまりに冷たかったのでやめました…w次回もぜひお楽しみいただけたら嬉しいです!
タイトルではクラの人数が多い理由の解説になるかと思っていたのですが、次の動画だとリードミスの話になってますし、この話題はどうなったのでしょうか?
吹奏楽じゃなかったので、リードミスが何なのかわかりませんでした。(後編動画の半分あたりでやっとわかりました😅)
確かに全然説明しなかったかも…!失礼いたしました!
@@worldgakkibar いえいえ、どこまで説明するかはターゲット層によるとも思いますので。それでも楽しく見させていただきました!
管楽器が開管になるか閉管になるか,見た目で円錐管か直管かとかではなくて,結局実際どうなるかという話ではないかと.楽音の振動を偏微分方程式でモデル化したとき「音出してみたら」当てはまる境界条件がどちらに転ぶ(整数倍音か奇数倍音)かは出たとこ勝負ではないかと.マーラーがトリスタンで使わせたタロガトーは見た目はクラリネットによく似ていますが整数倍音楽器.
補足ありがとうございます!確かに、完全に理論だけでわかる話じゃないですね…!
@@worldgakkibar 「太鼓の形を聴く」問題は,数学でも有名な難問ですね.ドラムのシェル形状を円に固定すれば何とか解けます.管楽器の場合テーパーなど管形状を決めるパラメータが増えて次元が高いので同様問題は難しそうです.ただ今の時代3Dプリンターがあるので,お金と時間がある人はいろいろな形状の管を多数試作して整数倍音か奇数倍音かの「切り替え条件」を探すとよいかもしれません.
3Dプリンターで切り替え条件探すのめちゃくちゃ面白そう…!誰かやってほしいです!!w
@@pearlflute この試行錯誤を過去の偉人は体当たりで挑んだもんですから、英知の蓄積とは敬服もんですよねちなみにクラリネットは、内径がだんだん拡がる円錐型です(小声)
@@淡水魚-c8f なぜ,小声?
ファゴットは閉管、開管、どちらなんでしょう。
ファゴットも、マウスピースのところが細くて、ベルに向かって徐々に広がっているので円錐型。すなわち開管ですね。
グラナディラ?
グラナディラも言いますね(むしろその方が一般的かも)!「アフリカン・ブラックウッド」も好きです笑
レジスターキー開けると1オクターブ以上上がるのは何故?
(その話、おそらく次回説明してます!よろしければお楽しみに…!)
@@ぽぽんぽん-b4n オーボエ、サックスではレジスターキーを開けるとオクターづ上がります。クラリネットはオクターブじゃないでしょう?その理由が知りたいのです。
波長が長いと低い音、までは理解出来るのですが、音域が広いのは閉管だから、が良く分からないです。😢ファゴットも音域は広い楽器だとおもっていたのですが、他者の方のコメント欄の返信では開管との事の様で、はて?😥
ちょっと説明が曖昧だったかもしれません🙇♂️より詳しくいえば、「同じ管の長さの楽器に比べて、閉管の楽器は1オクターブ低い音が出せるので、特に低音方向には音域が広い」という感じでしょうか!ファゴットもかなり音域広いですよね!そもそも管がかなり長いから、というのはあるかもしれませんね。
@@ぽぽんぽん-b4n のだめカンタービレ知識でしょうか?ドイツの楽団でバソン採用は珍しいのかも?と思ってしまいましたが… 現在ではフランス式のバソンはドイツ式のファゴットよりも少数派の様ですね。英語圏では通称バスーンと言うようですね。
クラリネットと言えば、何と言ってもヴィブラート問題が直ぐ頭に浮かびます。私が趣味で図書館に入り浸って、(失業して暇だったのでとも言う)音楽、音律、音響理論調べてた30年くらい前、児童生徒向けオケ楽器紹介写真本に「クラは構造上ヴィブラート掛けられない。」などと書いてた強者が居たし、インターネット記事はクラにヴィブラート掛けない屁理屈で溢れてたし、芸大教授まで音楽番組でジャズクラリネットの超大御所北村英治氏に対して「クラシックではヴィブラート掛けない。」と言ってましたが、ラプソディーインブルーなんてクラヴィブラート命の曲じゃあないですか。これは私の想像なのですが、クラシッククラリネットの大御所がヴィブラート出来なかったので、その先生に恥をかかせない為、クラシック界ではクラはヴィブラート掛けない事にした様な気がしてなりません😅ちなみに私は北村英治さんの高音域が好きです。以前TH-camでボツリードの再生法を説明しておられました。(YAMAHAの動画だった様な気がする)95歳で現役プロなんて、超人を通り越して妖怪ですな🎉
わかります!クラのヴィブラート、結構議論ありますよね!失礼ながら私(店長)は寡聞にして北村さんを存じ上げなかったのですが、95歳で現役はスゴすぎますね…!
モーツァルトの晩年に付き合いがあったクラリネット奏者アントン・シュタッドラーはヴィブラートかけない派、ブラームスの晩年に付き合いがあったクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトはヴィブラートかける派、と聞いたことがある。近代・現代の作品を多く取り上げるクラリネット奏者はヴィブラートについて「表現方法のひとつとして有効であるなら良し」というスタンスだとか。
@@ぽぽんぽん-b4n 音楽やっててヴィブラートとトリルを取り違える人なんて居ないと思いますよ。
@@ぽぽんぽん-b4n それは知ってますよ。
管弦楽ではクラリネットの人数はふたり、多くてもせいぜい4人なのでクラリネットの人数はやたら多いということはありません。
吹奏楽のクラリネットの人数がやたら多いのは音域が広いからではなく音量が小さいからです。
音域が広いというのであればフルートもそれなりに広いですが、クラリネットのように10人以上必要ということはありません。
金管楽器や後発の楽器であるサクソフォンは大音量が出ます。
吹奏楽のフルートは高音域を担当しますのでフルートの高音域は音が飛びやすいです。
オーボエは音の倍音構成に特徴があり、音量が小さくても音を遠くに飛ばすことができます。
一方でクラリネットの低音域、中音域の音色は他の管楽器に比べて倍音が少なく、音が遠くに飛びにくので多くの人数を必要とすることが多いのです。
クラリネットの音色はやわらかくあたたかいのが特徴ですが、少人数でガンガン吹くと音質が悪くなり、あたたかい音色ではなくなってしまいます。
サックス1本に対してクラリネットは3本で同じ音量に聞こえると言われることもあります。
管体に使われている材質はgrenadillaなので、グレナディラやグラナディラと言いますがグラナディアは明らかに誤りです。
アフリカンブラックウッドともいいます。
学名はダルベルジアメラノキシロンです。
クラリネットが閉管楽器なのは偶然であると言われます。
シャリュモーをオーバーブロウで吹くと音色がひっくり返って12度高い音が出ます。
それだけだと低音域、中音域の音が全て揃わないのでその隙間の音を付け足してできた楽器がクラリネットです。
もともと閉管楽器として生まれたというよりは、作ってみたら閉管構造の楽器になってしまっていたというのが実情のようです。
気軽に楽器の深い話を聞けるチャンネルは素晴らしいと思いますが、間違った知識を広げるのは残念です。
じゃあお前が動画つくれや
チャンネルの雰囲気がとても好きで、、めっちゃ聞き入っちゃいました!笑
私はクラリネット吹きなのでとても目から鱗の話でした!
ありがとうございます😊
クラリネット吹かれるんですね!素敵です…!
楽器の物理学的分析は「楽器の物理学. N.H.フレッチャー・T.D.ロッシング (著) 岸 憲史・久保田 秀美・吉川 茂 (訳)」という本に詳細に基本的な波動方程式の話から解説されています。(私が持っているのは2006年の初版4刷ですが、2022年に重版が出たようです)
ただし、微分方程式の意味が解る程度の数学の知識はあった方が良いですが。
管の中の「波」の図は音圧ではなくて粒子速度の方ですね。というのは閉じているところで節になっていること、すなわち空気が動けないところで小さくなっていることから分かります。サックスで両端が節になるという話がありましたが、解放端では空気が自由に動けるので少なくともベル側は節にはならないはず。ということでサックスもフルートと同じ両端が腹なのじゃなかったかなと思いました。(どうしてサックスのリード側が腹になるのかは私も分かっていませんが。)
補足ありがとうございます!大変助かります!
そうなんですよね、サックス等はリード側が腹でもベル側が節でも、いずれにせよやや謎ですよね…難しい…!
横入りのような形になってしまいますが失礼します。hsasakiak様の言及している点について幾つか補足をさせてください。
管の中の「波」の図ですが、粒子速度と認識することもできますが粒子の変位量として扱う方が一般的です。どちらとしても固定端と考えられますが、速度としてしまうと一階微分の結果となりますので少々考え辛いところが出てきます。
またサックス等の擬似的な開管構造についてですが、結論から申し上げますと物理的な現象として開口部に節は発生します。
こちらは境界条件というものが関わってくるのですが、そもそも開口端での粒子の変位量(以降この値をuとします)が最大になるためには以下の条件が関わってきます。
・管が円筒形であること
・平面波が入射していること
この条件下では、波の進行方向にx軸を取ることで、位置x時刻tでのx軸方向変位u(x,t)のみを用いた一次元方向の波の伝播として考えることができます。(これによって導き出されるのが一次元波動方程式です)この時空間軸はx軸しか取っていませんので、それ以外のことは考慮に入れず「開口端は完全自由」と境界条件を設定できます。
しかしながら、管が円筒でない場合は一次元波動方程式を使うことができません。というのも、端に行くほど断面積が小さくなっていくためx軸に於ける微小区間の質量が位置によって変動し、波の伝播が均一に行われないためです。これを修正した(つまり位置による断面積の変化を考慮に入れた)ウェブスターのホルン方程式というものがあり、こちらを解くと腹の位置が中の方へ入っていく(それに伴い開口端の近辺に節が生成される)ことがわかります。これにより、境界条件としては自由振動、しかしながら実際のところは振動しない、という現象が発生します。
長くはなりましたが、詳細に関しましては「楽器の物理学」という本に載っていると思いますので、そちらを参照くださいませ。
また一点hsasakaik様が言及されていないことですが、先程境界条件という語を出しましたが、一般的には完全固定、自由振動の二者を用いますが、勿論それ以外の境界条件もあります。(音響学という分野ではこの異なる振動系を接続する際の境界条件についての研究が多くあります)そして楽器内の気柱を振動させる場合は、この境界条件が「強制振動」と呼ばれるものとなります。これはあの気柱の図を例に取るなら壁が動いているようなもので、実際は動画中の図とはほんの少しだけ(極々少しですが)異なることをご承知おき下さい。
長文失礼いたしました。もし疑問点、訂正とう御座いましたらお知らせ下さい。
しばしば議論で混乱の原因になるところですね.管内空気柱の音圧の分布と粒子速度の分布のグラフは,ちょうど反転したものになります.
もう一度,動画を観たのですが,クラリネットの人数が多い理由としての俗説に「音響物理的に,閉管ゆえに偶数倍音がない(他の管楽器に比べて音色が特殊)のでそれを補うために人数が多い」というものがありました.そのことを強調されるのかと思いましたがそうではないですね.多分答えは,オーケストラの構成に似せているだけではないかと思ってます.
あと,ほぼ大部分の解説書が節腹図の読み方で間違えています.それは開管の開口端(歌口の反対側)は腹という間違えです.管楽器の振動体は空気柱ですが,開管の場合弦楽器の弦(両側固定)の場合と同じになります.ですから弦楽器同様整数倍音になる.当然開管の開口端は節腹では節になります.フルートが分かりやすいですが反射板近くの歌口が腹になります.そう,実は開管楽器は本質は両側開口端の楽器であり,振動モデルとしては同じになる弦楽器と同様整数倍音特性を持ちます.そして気柱の中央部分で打った切っている点が普通見落とされます.対してクラリネットは片側開口片側閉口の,片側自由端弦モデルになります.
開口部が最も音が大きいだろう思い込みゆえに上記間違いが流布しています.管内の音圧分布を調べると,フルートとクラリネットで最低音(指全押し)で音圧分布は完全に逆転します(節腹反対).フルートでは開口部で一番音が小さいのです.私はフルート吹きですが,セッションでマイクを使うとき歌口部分から音を拾います.間違っても開口部にマイクを近づけたりしません.笑,
ちなみに管楽器の開口部につくベルは,運動会で使うメガホンと同じで共鳴にはほぼ影響せず,音波の拡散方向を制限して聞いている人の耳に届く音量を上げる装置になります.金管では超重要.
思いがけず物理的な説明で、物理学科卒クラシック好きの私としてはとても嬉しい。
最近、この波の図を元に木管楽器の高音域の運指(例えばクラリネットの高いレはなぜファから左手人差し指放す形なのか等)の説明をいろいろ考えてたもので。
なお円錐が開管になるしくみは知らんかったてっきり口元も擬似的に開くのかと。勉強しよ。
次回も楽しみ。今回のは想定出来たもののリードミスは・・・どう説明できるんだろ。フルートでも裏返ること有るしなあ
それにしても
「v=fλでv音速一定だから波長λが倍になると周波数fが半分になる」
とか
「管の内部で定常波が」
みたいなこと言い出さないか期待と不安を持って見てたけど、そんな説明はやっぱしないか。物理やってない人からの拒否反応が・・・
ありがとうございます!v=fλとか言いたかったんですが、2人の目があまりに冷たかったのでやめました…w
次回もぜひお楽しみいただけたら嬉しいです!
タイトルではクラの人数が多い理由の解説になるかと思っていたのですが、次の動画だとリードミスの話になってますし、この話題はどうなったのでしょうか?
吹奏楽じゃなかったので、リードミスが何なのかわかりませんでした。
(後編動画の半分あたりでやっとわかりました😅)
確かに全然説明しなかったかも…!失礼いたしました!
@@worldgakkibar いえいえ、どこまで説明するかはターゲット層によるとも思いますので。それでも楽しく見させていただきました!
管楽器が開管になるか閉管になるか,見た目で円錐管か直管かとかではなくて,結局実際どうなるかという話ではないかと.楽音の振動を偏微分方程式でモデル化したとき「音出してみたら」当てはまる境界条件がどちらに転ぶ(整数倍音か奇数倍音)かは出たとこ勝負ではないかと.マーラーがトリスタンで使わせたタロガトーは見た目はクラリネットによく似ていますが整数倍音楽器.
補足ありがとうございます!
確かに、完全に理論だけでわかる話じゃないですね…!
@@worldgakkibar 「太鼓の形を聴く」問題は,数学でも有名な難問ですね.ドラムのシェル形状を円に固定すれば何とか解けます.管楽器の場合テーパーなど管形状を決めるパラメータが増えて次元が高いので同様問題は難しそうです.ただ今の時代3Dプリンターがあるので,お金と時間がある人はいろいろな形状の管を多数試作して整数倍音か奇数倍音かの「切り替え条件」を探すとよいかもしれません.
3Dプリンターで切り替え条件探すのめちゃくちゃ面白そう…!誰かやってほしいです!!w
@@pearlflute この試行錯誤を過去の偉人は体当たりで挑んだもんですから、英知の蓄積とは敬服もんですよね
ちなみにクラリネットは、内径がだんだん拡がる円錐型です(小声)
@@淡水魚-c8f なぜ,小声?
ファゴットは閉管、開管、どちらなんでしょう。
ファゴットも、マウスピースのところが細くて、ベルに向かって徐々に広がっているので円錐型。すなわち開管ですね。
グラナディラ?
グラナディラも言いますね(むしろその方が一般的かも)!
「アフリカン・ブラックウッド」も好きです笑
レジスターキー開けると1オクターブ以上上がるのは何故?
(その話、おそらく次回説明してます!よろしければお楽しみに…!)
@@ぽぽんぽん-b4n オーボエ、サックスではレジスターキーを開けるとオクターづ上がります。クラリネットはオクターブじゃないでしょう?その理由が知りたいのです。
波長が長いと低い音、までは理解出来るのですが、音域が広いのは閉管だから、が良く分からないです。😢ファゴットも音域は広い楽器だとおもっていたのですが、他者の方のコメント欄の返信では開管との事の様で、はて?😥
ちょっと説明が曖昧だったかもしれません🙇♂️
より詳しくいえば、「同じ管の長さの楽器に比べて、閉管の楽器は1オクターブ低い音が出せるので、特に低音方向には音域が広い」という感じでしょうか!
ファゴットもかなり音域広いですよね!そもそも管がかなり長いから、というのはあるかもしれませんね。
@@ぽぽんぽん-b4n のだめカンタービレ知識でしょうか?ドイツの楽団でバソン採用は珍しいのかも?と思ってしまいましたが… 現在ではフランス式のバソンはドイツ式のファゴットよりも少数派の様ですね。英語圏では通称バスーンと言うようですね。
クラリネットと言えば、何と言ってもヴィブラート問題が直ぐ頭に浮かびます。
私が趣味で図書館に入り浸って、
(失業して暇だったのでとも言う)
音楽、音律、音響理論調べてた30年くらい前、児童生徒向けオケ楽器紹介写真本に
「クラは構造上ヴィブラート掛けられない。」
などと書いてた強者が居たし、
インターネット記事はクラにヴィブラート掛けない屁理屈で溢れてたし、
芸大教授まで音楽番組でジャズクラリネットの超大御所北村英治氏に対して「クラシックではヴィブラート掛けない。」
と言ってましたが、ラプソディーインブルーなんてクラヴィブラート命の曲じゃあないですか。
これは私の想像なのですが、クラシッククラリネットの大御所がヴィブラート出来なかったので、その先生に恥をかかせない為、クラシック界ではクラはヴィブラート掛けない事にした様な気がしてなりません😅
ちなみに私は北村英治さんの高音域が好きです。
以前TH-camでボツリードの再生法を説明しておられました。
(YAMAHAの動画だった様な気がする)
95歳で現役プロなんて、超人を通り越して妖怪ですな🎉
わかります!クラのヴィブラート、結構議論ありますよね!
失礼ながら私(店長)は寡聞にして北村さんを存じ上げなかったのですが、95歳で現役はスゴすぎますね…!
モーツァルトの晩年に付き合いがあったクラリネット奏者アントン・シュタッドラーはヴィブラートかけない派、ブラームスの晩年に付き合いがあったクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトはヴィブラートかける派、と聞いたことがある。
近代・現代の作品を多く取り上げるクラリネット奏者はヴィブラートについて「表現方法のひとつとして有効であるなら良し」というスタンスだとか。
@@ぽぽんぽん-b4n
音楽やっててヴィブラートとトリルを取り違える人なんて居ないと思いますよ。
@@ぽぽんぽん-b4n
それは知ってますよ。