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FMふぁんた爺
เข้าร่วมเมื่อ 21 ก.ค. 2021
アレクサンドル・タロー・ピアノ・リサイタル(1990年5月19日 東京津田ホール)ショパンとラヴェルの作品
フランス生まれのアレクサンドル・タローさん初来日での東京でのリサイタルです。前年に開かれたミュンヘン国際音楽コンクールで第2位を受賞しています。演奏会当時まだ20歳の青年でした。
「ピアノを人の声のように歌わせたい」と語るように、メロディー・ラインを大切にした表現で聴きやすい演奏だと思います。
0:00 演奏者・演奏会全曲目紹介1
2:14 ショパン:幻想ポロネーズ
13:56 曲目紹介2
14:47 ショパン:マズルカ第36番イ短調op59-1
18:16 ショパン:マズルカ第37番変イ長調op59-2
20:22 ショパン:マズルカ第38番嬰へ短調op59-3
23:19 曲目紹介3
<ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調op35>
24:21 第1楽章
29:12 第2楽章
35:50 第3楽章《葬送行進曲》
42:54 第4楽章
44:20 曲目紹介4・演奏者紹介
45:53 ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
1:00:03曲目紹介5
1:00:43 ラヴェル(タロー編曲):ラ・ヴァルス
1:12:03 曲目紹介6~アンコール
1:12:26 ミヨー:ブラジルへの郷愁~コルコヴァード
1:15:14 ショパン:円舞曲第10番ロ短調op69-2
1:18:52 ショパン:円舞曲第9番変イ長調op69-1「告別」
1:22:13 アンコール曲紹介
「ピアノを人の声のように歌わせたい」と語るように、メロディー・ラインを大切にした表現で聴きやすい演奏だと思います。
0:00 演奏者・演奏会全曲目紹介1
2:14 ショパン:幻想ポロネーズ
13:56 曲目紹介2
14:47 ショパン:マズルカ第36番イ短調op59-1
18:16 ショパン:マズルカ第37番変イ長調op59-2
20:22 ショパン:マズルカ第38番嬰へ短調op59-3
23:19 曲目紹介3
<ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調op35>
24:21 第1楽章
29:12 第2楽章
35:50 第3楽章《葬送行進曲》
42:54 第4楽章
44:20 曲目紹介4・演奏者紹介
45:53 ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
1:00:03曲目紹介5
1:00:43 ラヴェル(タロー編曲):ラ・ヴァルス
1:12:03 曲目紹介6~アンコール
1:12:26 ミヨー:ブラジルへの郷愁~コルコヴァード
1:15:14 ショパン:円舞曲第10番ロ短調op69-2
1:18:52 ショパン:円舞曲第9番変イ長調op69-1「告別」
1:22:13 アンコール曲紹介
มุมมอง: 48
วีดีโอ
★音楽への小径④キャスリーン・バトル
มุมมอง 914 ชั่วโมงที่ผ่านมา
「音楽への小径」第4回は、キャスリーン・バトルさんの歌唱をクリストファー・パークニングさんのギター伴奏でお届けします。一口にソプラノ歌手といっても、その声質は様々で、天から授かったバトルさんの繊細な声質にはギター伴奏が一番しっくりくるように思います。澄み切った彼女の歌声をお楽しみください。(再投稿) 03:21 帰っておいで! Come again 05:38 ブラジル風バッハ第5番~アリア 10:55 ゴヤのマハ(グラナドス) 14:44 子守歌(トローバ) 16:50 死ぬひまがないのさ(黒人霊歌) 19:19 誰のお祈りも聞こえなかった(黒人霊歌)
名曲のたのしみ⑱ドビュッシー(ベルガマスク組曲/演奏:ヴァルター・ギーゼキング他)
มุมมอง 1857 ชั่วโมงที่ผ่านมา
NHK-FMの「名曲のたのしみ」で吉田秀和さんが取り上げられた、<ドビュッシーその音楽と生涯> (1994年4月から1995年2月)で紹介された、ドビュッシー28歳、1890年の作品です。ドビュッシーの演奏家として定評のあるヴァルター・ギーゼキングさんの演奏がいいですね。 0:00 解説1(吉田秀和) <ドビュッシー:ベルガマスク組曲> Pf:ギーゼキング 2:24 ①前奏曲 5:53 ②メヌエット 9:14 ③月の光 14:22 ④パスピエ 17:57 解説2 19:13 マズルカ 21:57 夢(夢想) 25:23 解説3 26:30 スラヴ風バラード 33:10 スティリー風タランテラ(ダンス) 38:18 解説4 38:34 スティリー風タランテラ(オケ版) <ラヴェル編曲、ジャン・マルチノン指揮フランス国立放送管弦楽団> 44:08 解説5
グリーグ:抒情小曲集 シプリアン・カツァリス・リサイタル(1986年5月26年グリーグ・ホールにて収録)
มุมมอง 16614 ชั่วโมงที่ผ่านมา
カツァリスさんが1986年にノルウェーで行ったリサイタル・プログラムからの抜粋です。硬質の音色がノルウェーの厳しい自然や、待ちわびた春の喜びを感じさせる演奏だと思います。解説ではグリーグの抒情小曲集から10曲と紹介されていましたが、実際は画面に記した12曲でした。アンコールのショパンのノクターンが心に染みます。 0:00 曲名・演奏者紹介 1:16 ①アリエッタ 2:27 ②民謡 4:01 ③スケルツォ 7:01 ④春に寄す 9:43 ⑤小鳥 11:18 ⑥蝶々 13:00 ⑦愛の歌 15:19 ⑧ワルツ 16:18 ⑨郷愁 19:32 ⑩民謡 20:43 ⑪ハリング 21:46 ⑫小人の行進 24:48 アンコール曲紹介 25:14 ショパン:夜想曲第20番(遺作) 30:24 演奏曲名紹介
ネイガウス家三代のピアニストの演奏を聴く (2) 孫:スタニスラフ・ブーニン ドビュッシーの作品
มุมมอง 16516 ชั่วโมงที่ผ่านมา
祖父・父・息子(ブーニン)三代とも、有名なピアニストとして録音が残されているネイガウス家の録音を聴いてみようという番組です。今回は孫のスタニスラフ・ブーニンの演奏を聴いてみましょう。スタニスラフ・ブーニンさんは1985年のショパンコンクールに優勝し、血筋が血筋だけに優勝後は世界中を演奏会で飛び回っている頃(1987年)の番組です。祖父や父とは正反対の演奏スタイルで自身の音楽表現をしています。ショパンでなくドビュッシーを選んでいるのは、どういう意図があったのかなと思います。 ■スタニスラフ・ブーニン(1966- ) 0:00 解説4~ブーニンの演奏の特徴 <ドビュッシー:ベルガマスク組曲> 0:50 第1曲 前奏曲 4:45 第2曲 メヌエット 8:40 第3曲 月の光 14:17 第4曲 パスピエ 17:03 解説5 <ドビュッシー:ピアノのために> 17:26 第1曲 前奏曲 21...
ネイガウス家三代のピアニストを聴く (1) 祖父:ゲンリッヒ・ネイガウス、父:スタニスラフ・ネイガウス
มุมมอง 19021 ชั่วโมงที่ผ่านมา
親子孫と三代とも有名なピアニストとして録音が残されているネイガウス家の録音を聴いてみようという番組です。2回に分けてお届けします。今回はスタニスラフ・ブーニンの祖父ゲンリッヒと、父スタニスラフ・ネイガウスの演奏を聴いてみましょう。今でこそTH-camの動画で見ることもできますが放送当時(1987年)は珍しい音源だったのではないかと思います。 ■ゲンリッヒ・ネイガウス(1888-1964) 0:00 解説1 中河原理 <ショパン:ピアノ協奏曲第1番>op11(1951年63歳) 1:41 第1楽章 19:37 第2楽章 28:09 第3楽章 ■スタニスラフ・ネイガウス(1927-1980) 37:41 解説2 演奏曲目紹介 38:23 ショパン:夜想曲第5番嬰へ長調op15-2(1972年45歳) 41:32 解説3 42:16 ショパン:バラード第4番(途中まで) <ゲンリッヒ・ネイ...
スタニスラフ・ブーニン初来日・初日のリサイタル《後半》(1986年7月13日NHKホールから生中継)
มุมมอง 226วันที่ผ่านมา
1985年のショパン・コンクールで優勝したスタニスラフ・ブーニンさんが初来日をし、NHKホールで初めてリサイタルを行った際の生中継NHK-FMのエアチェック音源です。今回はプログラム後半のドビュッシーとアンコール曲を聴いてみましょう。このころのブーニンさんはドビュッシー作品に興味を持っていたようです。(チューナーの不調で*印の曲には気になるノイズがあります) <プログラム後半/ドビュッシーの作品> 0:00 登場 <ドビュッシー:ベルガマスク組曲 0:16 第1曲 前奏曲 3:57 第2曲 メヌエット 7:43 第3曲 月の光* 12:41 第4曲 パスピエ* 15:22 拍手 <ドビュッシー:ピアノのために> 16:16 第1曲 前奏曲* 19:31 第2曲 サラバンド* 24:14 第3曲 トッカータ 27:40 拍手~花束贈呈 29:05 解説4~ステージの様子 <アンコール>...
スタニスラフ・ブーニン初来日・初日のリサイタル《前半》(1986年7月13日NHKホールから生放送)
มุมมอง 166วันที่ผ่านมา
1985年のショパン・コンクールで優勝したスタニスラフ・ブーニンさんが初来日をし、NHKホールで初めてリサイタルを行った際の生中継NHK-FMのエアチェック音源です。1985年のショパン・コンクールはテレビ放映されたこともあり、当時は来日を待ちわびた熱狂的なファンが会場に詰め掛け異様な雰囲気の中での演奏でした。前半はショパンのワルツが作品番号順に演奏されましたが、既成の表現にとらわれない実に自由奔放で大胆な演奏スタイルを聴くことができます。特に作品34-3のスピードはコンクール時も話題になりました。(op70-3はテープ反転時の空白部あり) <前半のプログラム~ショパン:ワルツ集> 0:00 登場 0:12 ワルツ第1番変ホ長調op18 6:11 解説1 6:42 ワルツ第2番変イ長調op34-1 11:26 ワルツ第3番イ短調op34-2 17:05 ワルツ第4番ヘ長調op34-3...
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調(A.ブレンデル/C.アバド指揮・ロンドン交響楽団)
มุมมอง 25214 วันที่ผ่านมา
この協奏曲は最初、単一楽章の「ピアノとオーケストラによる幻想曲」として新妻クララのために作曲していましたが、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲に触発され、三楽章のピアノ協奏曲として完成させたものです。初演のピアノ・ソロはクララ・シューマンが務めたそうです。この曲の名演としては、ブレンデル、ポリーニ、アシュケナージ、リパッティ、ツィマーマンなど目白押しですが、今回はブレンデルさんの演奏でどうぞ。 0:00 曲目紹介 <シューマン:ピアノ協奏曲イ短調> 0:13 第1楽章 15:55 第2楽章 21:15 第3楽章 32:38 曲目・演奏者紹介
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調K403 Vn:ギドン・クレーメル/Pf:エレーヌ・グリモー
มุมมอง 16921 วันที่ผ่านมา
このソナタは1784年頃にモーツァルトが第3楽章の途中まで作曲していた未完の曲です。それをモーツァルトの死後、遺産整理を担当していた作曲家のシュタードラーが補筆完成させたものです。そのためか演奏機会は少ないようです。モーツァルトの自筆譜には「第1ソナタ、最愛の妻のために」と書かれており、これが手掛かりとなりコンスタンツェと結婚直後の1784年(28歳)頃に作曲されたものだろうと推定されたようです。 0:00 曲目紹介 0:08 第1楽章 Allegro moderato 7:19 第2楽章 Andante 10:31 第3楽章 Allegretto 15:16 解説(黒田恭一)
名曲のたのしみ吉田秀和⑯ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番リヒテル1959年
มุมมอง 1.9Kหลายเดือนก่อน
名曲のたのしみ吉田秀和⑯ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番リヒテル1959年
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op108 Vn:イツァーク・パールマン&Pf:ウラディーミル・アシュケナージ
มุมมอง 153หลายเดือนก่อน
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op108 Vn:イツァーク・パールマン&Pf:ウラディーミル・アシュケナージ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Pf:アンドレイ・ガヴリーロフ/ウラディーミル・アシュケナージ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
มุมมอง 278หลายเดือนก่อน
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Pf:アンドレイ・ガヴリーロフ/ウラディーミル・アシュケナージ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァディム・レーピン・ヴァイオリン・リサイタルから(1986年5月8日新宿文化センター)Pf:イリーナ・ヴィノグラードワ
มุมมอง 125หลายเดือนก่อน
ヴァディム・レーピン・ヴァイオリン・リサイタルから(1986年5月8日新宿文化センター)Pf:イリーナ・ヴィノグラードワ
ユーリー・バシュメット・ヴィオラ・リサイタル(1988年12月3日 東京文化会館小ホール)Pf:ミハイル・ムンチャン
มุมมอง 137หลายเดือนก่อน
ユーリー・バシュメット・ヴィオラ・リサイタル(1988年12月3日 東京文化会館小ホール)Pf:ミハイル・ムンチャン
モーツァルト:交響曲第40番 フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ/(哀しみのシンフォニー:シルヴィ・ヴァルタン付き)
มุมมอง 191หลายเดือนก่อน
モーツァルト:交響曲第40番 フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ/(哀しみのシンフォニー:シルヴィ・ヴァルタン付き)
《世界の名演奏家》 ウラディーミル・ホロヴィッツ(3)1988年1月22日放送 80歳代の演奏より
มุมมอง 285หลายเดือนก่อน
《世界の名演奏家》 ウラディーミル・ホロヴィッツ(3)1988年1月22日放送 80歳代の演奏より
失礼ながらこの演奏者は初めて伺いました… 毎回優雅な時間を共有頂き有難うございます!
祝!再投稿 視聴不可になって以来、時々また聴きたいなと思うことがありましたので(他のサイトで聴くことはできるのですが、ふぁんた爺さんのところで聴きたいのです)、大変喜ばしいです。他の同様の投稿も再投稿で聴くことを念願して止みません。
ありがとうございます。このまま削除されないことを祈るしかありません。キャスリン・バトルとアンナ・モッフォがセットと思って投稿しているので!
いつも素敵な投稿ありがとうございます。以前投稿なさったリヒテル氏の演奏と合わせてじっくりと聴きました。大雑把ですが、そして選曲の違いによるのかもしれませんが、カツァリス氏は瑞々しく描写し、リヒテル氏は滋味を感じさせる演奏が多かったような気がします。カツァリス氏の演奏では、しっとりというよりは瑞々しさを感じた「アリエッタ」、ビバルディの楽天的な「春」と比べて、春の訪れに溢れ出る喜びに高揚しながらもし過ぎることなく穏やかな味わいの「春に寄せて」、ショパンとはちょっと違った翳りを感じさせる「ワルツ」、マズルカを思わせるような⑩「民謡」が気に入りました。方や、リヒテル氏、一音一音優しく語りながら深い響きも聴かせる「感謝」、国旗を掲揚したくなるような「祖国の歌」、透明で静寂な空気と夕陽に何かがひらひら輝いているような「夏の夕べ」に聴き入りました。これからギレリス氏の演奏を聴いてみようと思います。
いつも素晴らしい感想をコメントしていただき、いつも読むのを楽しみにしています。なかでも、今回の曲を他の演奏家と聴き比べての印象を、実に豊富な語彙で綴られているのには驚きました。音楽を感じる感受性の豊かさを羨ましく思います。 グリーグの抒情小曲集の曲は、小品で技巧的にも平易なものですが、それ故に弾く者の心がそのまま表れるので、聴き比べが楽しい題材と言えますね。
素晴らしい演奏! アーティスト全般、デビューまもない若い頃の演奏は勢いを感じさせて好感が持てますね♪ (クラシックに限らず)
もう一つのプログラムだと思いますが、アンコールでモシュコフスキーの火花とトロイメライを弾いている動画、当時ホームビデオで客席から撮影したものが上がってるのを見たことがあります。 スタンディングオベーションで皆握手を求めてステージに駆け寄ってましたね。
1985年12月モスクワでの録音盤ですね!
ご視聴と情報提供ありがとうございます。だとするとコンクール優勝直後の録音という事になりますね。
2019年に見た訪日リサイタルではショパンだけ見せてくれたのに、ドビュッシーも演奏したんですね! 1985年12月モスクワでの録音盤に比べてテンポ緩徐と感情的な部分が目立ちます。 クリスティアン·ジメルマン、チョ·ソンジンもショパン国際コンクールの優勝者として、ショパンに限らないためにドビュッシーを選びました。 それは、ドビュッシーがショパンの和声法に注目して影響を受けたからだそうです(음악지우사 편, 신계창 옮김, 『쇼팽』, 음악세계, 1999(『作曲家別 名曲解說 ライブラリー 4 ショパン』, 音樂之友社, 1992), 27쪽)。 また、S·ブーニンは当時、ソ連の権威主義的体制でドビュッシー音楽が資本主義だと名指ししたにもかかわらず、モスクワ音楽院付属中央音楽学校でエレーナ・リヒテルの指導を受け、ヴァルター・ギーゼキングのレコードを通じて関心を持ちました(スタニスラフ ブーニン, 松野明子 譯, 『カーテンコールのあとで』, 主婦と生活社, 1990, 四三·五七~六〇頁)。
ご視聴ありがとうございます。 また、詳しい情報を提供して頂き、ブーニンさんがドビュッシーを選んだ理由が分かりました。とても勉強になりました。
こんにちは。韓国のブニンファンです。 これは1986年7月のS.ブーニンの初訪日リサイタルですか? 2019年の時、TH-camでしばらく公開されたことがありました。 一方、これは1986年3月のモスクワでの録音盤、1992年のミラノでのライブ盤に比べて個性があります。 岡崎昭子の解説ではテンポ緩徐が目立つそうで、出谷啓の解説ではワルツのリズム的な特性を生かすそうです。 個人的にはダイナミックなピアニズムも見られます。 1986年のライブ映像をもう一度見て聞きたかったのですが、どうもありがとうございます。 🙇♂
ご視聴ありがとうございます。1986年7月13日に初来日した際の最初のリサイタルの生放送の録音です。
エア・チェックの年月日は記録なさってますか? お教え下さいまし。
すみません。この録音に関しては記録していませんでした。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。(1)(2)立て続けに聴きました。ブーニン氏は当時、センセーションを巻き起こしましたので、その頃ピアノと言えばジャズピアノが主であまりクラシックのピアノを聴いていない時期にもかかわらずNHKで見たり聴いたりした思い出があります。当時はあー凄いんだな、確かにえらく速いな、という単純な感想しかありませんでした。今回、約40年の時間を経て聴いてみると色々な感想が出てきます。ワルツは時に、例えば10番、14番のようにちょっと私の好みとは合わないなというところもありましたが、若き日の山下和仁氏のギターを聴いた時のような胸のすくような颯爽感が唯一無二といったところでしょうか。後半のドビュッシーはクリスタルのような音色で特に月の光、パスピエ、トッカータ、アンコールのパックの踊りは聴き惚れました。ところで曲中のノイズですが、当時FМを聞いているときによく出くわしていましたので、妙にタイムスリップした感覚を味わえて、是もまた良き哉でした。小山実稚恵さんの解説、もう少し聞きたかったですね。
早速の感想ありがとうございます。1986年と言えばホロヴィッツさんが2度目の来日で名誉回復ともいえる復調ぶりを披露した年で、当時のFM-fanのブーニンさんのフィーバーぶりを紹介した記事の片隅に報じられていたのを覚えています。演奏の感想としてはワヌリーさんと同様の思いがありました。全体的な出来に関しても、「こんなもんじゃない!あまりにも過密なスケジュールで、身も心も疲弊した中での精一杯の演奏なんだ」と感じたのも確かです。そんなわけでブーニンさんの録音はコンクール中の演奏も含め多数持っているのですが、投稿したものかどうか迷っていました。しかし、この演奏会は初来日・初日の演奏会という記念すべきものですので投稿することにしました。最近は大怪我のリハビリを乗り越えられ、演奏会に復帰されたことも嬉しいニュースです。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。この投稿を聴いていた時に(1)のコメントへのご返信の通知がきましたので(2)、(1)のご返信にあわせてコメントさせていただきます。今回(1)(2)と聴いて何となくルービンシュタイン氏の演奏に物足りなさを感じていたことが少し恥ずかしいと思ってしまいます。派手ではないけれども穏やかな中にも充分に聴きごたえがありました。この歳になっても音楽の上っ面しか聴いていなかったんですね。そう言えば昔よくルービンシュタイン氏のブラームスを聴いていたことがあったのを思い出し聴いてみたら特にラプソディなど改めていいなと思いました。20番遺作について言及がありましたが、私は辻井伸行氏のアイスランド公演でのアンコールが非常に胸に沁みて素晴らしいと思っていますが、プレスラー氏の演奏もやはりグッと胸に来るものがあるようです。これが良いこととは思いませんが、どうしても辻井氏の生い立ちやプレスラー氏の年齢など色々な情報が折り重なって演奏の評価へ投影されてしまいます。カツァリス氏は指が回り、超絶技巧を屈託なく聴かせるピアニストと思っていましたが、しっとり系も聴かせるピアニストなんですね。
早速私が推した演奏家の20番を聴いていただいたようで嬉しいです。辻井さんはピアノの音色が素晴らしいですね。研ぎ澄まされた聴感を持っておられるのでしょう。彼の演奏の中でも、デビューアルバムのショパンの子守歌、あんな純粋な子守歌は聴いたことがありません。クライバーン・コンクールでの表彰式の情景を思い出すと涙がでそうです。
わたしもリヒテルの名演というと 真っ先にベートーヴェンのテンペスト思い出します
愛聴の一枚。映像も素晴らしい👍
いつも素敵な投稿ありがとうございます。日曜日の午後目白押しのスポーツ番組を立て続けに楽しんだ後にこのルービンシュタイン氏の演奏をまったりと聴きました。ふぁんた爺さんの投稿は後に色々聴き比べをして新しい発見があることを喜ぶのが通例でありますが、この演奏を聴いているうちに、今回はただただこの演奏をゆっくり楽しみたいという心持になりました。当地は紅葉の盛りが過ぎて枯れ木が目立っている庭にわずかに残っている紅葉を借景として愛でながら、この夜想曲を聴いていました。ルービンシュタイン氏の演奏は例えば「英雄ポロネーズ」やアルベニスの「コルドバ」を聴くと少し穏やかすぎると思うこともありましたが、この夜想曲はその穏やかさが心地よく癒されるようでした。現在の個性豊かな演奏者の色々なアプローチの演奏を聴いた耳で夜想曲のような曲想のルービンシュタイン氏の演奏を聴くと、穏やかな安心感に繋がる得難い何かを感じます。(2)も期待しています。
いつも丁寧なコメントありがとうございます。(2)まで投稿して、改めて色々な演奏者で聴き比べをしてから感想など含めて返信をしようと思っていましたら随分遅くなってしまいました。ほぼ全曲を演奏している人もいれば、思い入れのある曲に限定している人もいます。全曲演奏物はその演奏者の表現の方向性が感じられ、単発物は演奏者の個性が強く感じられ面白いなと思います。特にアンコールピースとして演奏されたものは、緊張感から解放された演奏者の素顔が見えるようで興味深いです。シプリアン・カツァリスさんやメナヘム・プレスラーさんの第20番遺作など感動ものです。
@@FM-kl1ie ふぁんた爺さん、こんにちは。(2)が視聴できなくなったようなので、(2)で投稿したコメントを再度しています。(1)(2)でルービンシュタイン氏の演奏を堪能できました。今まで音楽の上っ面しか聴いていなかったので、穏やかな表現の中にも充分聴きごたえがあることがわかりました。昔聴いていたブラームスの演奏を聴き直してみて、インテルメッオやラプソディ、バラードなど改めていいなと思った次第です。20番遺作、カツァリス氏とプレスラー氏の演奏を聴きいてみました。20番は辻井伸行氏のアイスランド公演のアンコールをYouТubeで見て聴いて心に沁みましたが、プレスラー氏の演奏も胸に迫るものがありました。方やその生い立ち、方やその年輪といった音楽以外の要素が好みに多分に影響しているのは否めない思います。カツァリス氏は超絶技巧の曲を屈託なく演奏する人という印象でしたが、しっとりとした曲想の表現も素晴らしいですね。
ワヌリーさん、再びこちらにコメントを移して頂きありがとうございます😂 著作権の審査に引っかかったようで、残念ですが仕方ありません。 片方だけNGというのもちょっと変ですが…。これまでも5回程こういうことがありました。最近ではバーンスタインのレクイエム。
(2)で返信していたものをわたしもこちらに移しました😅 早速私が推した演奏家の20番を聴いていただいたようで嬉しいです。辻井さんはピアノの音色が素晴らしいですね。研ぎ澄まされた聴感を持っておられるのでしょう。彼の演奏の中でも、デビューアルバムのショパンの子守歌、あんな純粋な子守歌は聴いたことがありません。クライバーン・コンクールでの表彰式の情景を思い出すと涙がでそうです。
素晴らしい録音。 ありがとうございます。
リュート奏者ジュリアンブリーム。ギタリストは表の顔、誇り高きジョンブル。
なつかしく、晩年に向かうブラームスの心境を垣間見る曲です。ソナタ3曲とも好きですが、この曲は落ち着いた心を私に与えてくれます。ありがとうございます。 感謝👋👌
ご視聴、コメントありがとうございます。実は、私もこの曲の魅力を動画作成時に改めて再認識しました。ブラームスもこの時期は生活も安定していたころだったようです。
タイトルがハ短調となっているので修正したほうが良いです。
ご指摘ありがとうございます。早速修正させていただきました。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。クレーメル氏の演奏“個性的な演奏で斬新な表現力”という音楽評とのことですが、練りに練って考え抜かれたのだと思いますが、聴いていてなにか違和感のようなものは全く感じずに楽しめました。第一楽章からオーケストラとともに生気が漲っていて最後のトルコ風のところなどエネルギーが溢れて振りまかれているようで圧倒されて聞き終えるような印象です。音色もパールマン氏やグリュミオー氏のような柔らかな美音というよりもギュッと密度の詰まった音のように感じ、演奏にマッチした素晴らしい音だと思います。今回も色々聴き比べてみました。やはりこの演奏が素晴らしいと改めて思いましたが、昨今の演奏と比べると時代の違いを感じるようなオイストラフ氏と軽やかなシャハム氏の演奏も好対照ですがまた魅力的でした。
いつもコメントありがとうございます。聴き比べの範囲も広いですね!ダヴィッド・オイストラフさんは私の父が若いころからファンで協奏曲のレコードもまだ実家にあると思います。オイストラフ、アイザック・スターン、レオニード・コーガン、ナタン・ミルシュタインなどありましたが、なぜかハイフェッツはなかったようです。記憶間違いかもしれませんが25cm45回転というレコード盤があったように記憶しています。 クレーメルさんのモーツァルトは聴いていて楽しいという印象が残りますが、バッハの無伴奏パルティータ等は聴く方にも緊張と覚悟を求められる演奏です。分かっていても時々聴きたくなる名演です。私は旧盤の方が好きです。
ネットで調べてみましたが、25cm45回転盤は私の勘違いのようです。(SPではなかったので)17cm33回転はありましたね。小遣いで買える手ごろ感がありました。(イエペスの禁じられた遊びなど)
@@FM-kl1ie ふぁんた爺さんの音楽に対する豊富な情報と深い見識は親子二代に渡ってのものだったのですね。
トレガノいい曲ですよね。
書物では、山口昌男(やまぐちまさお・文化人類学者)・(1931年〈昭和6年〉~2013年〈平成25年〉)が書かれた『モーツァルト好きを怒らせよう 祝祭音楽のすすめ』(第三文明社)なんていうのが、1988年(昭和63年)に出版された。映画では『アマデウス』が1984年に製作された。ブロードウェイの舞台『アマデウス』の映画化だった。 「アーノンクール」はレコードが発売された当時は、「ハルノンクール」って発音されていた。スペルは「Nikolaus Harnoncourt」で、オーストリアの指揮者、チェロ奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、バロック奏法ピッチでの小編成オーケストラ指揮者であった。キリスト教徒だけれどフランスから出たユグノー教なので、Hは発音しないのを当時のレコード会社はわかんなかった。ヴィバルディの四季、ヘンデルの水上の音楽が刺激的で良かった。ウイーン・コンチェントス・ムジクムを率いての来日もあった。 グールドのバッハでのバロック歴史的奏法の現代ピアノへの援用、バロックピッチでレプリカのチェンバロを使ったレオンハルト。これをオーケストラにも援用したのだけれど、彼がスターとなったので、レオンハルトの教えているオランダでは、バロック奏法バロック弦楽器が、普通のバイオリン学習者にも副科として必修であった。ピアノなら、オルガン・チェンバロを演奏を副科で取れた。日本なら東京芸大で和楽器が副科で取れる。 優秀な卒業生がオランダで最優秀のオーケストラに入団する。なので、アーノンクールを指揮台に上げる事となる。曲目はバロックの、バッハ・ヴィヴァルディ・ヘンデルではなくて、モーツアルトの後期の交響曲に古典派時代の奏法をそのまま現代楽器に援用する試みである。学生時代に基礎ができている連中がコンセルトヘボウには入団していたのでピッチは現代だが奏法は古典の音楽が流れた。CDの売り上げは素晴らしくて、アーノンクールは色んなオーケストラに客演する事となり、客席も埋まったのである。 最も頑固で融通の利かない連中が溢れる「ウイーンフィル」も、やってみたくなって彼を指揮台上に出す事となる。結構民主的なオーケストラだから。音楽産業の言う事を聴かない! N響にだって古楽器奏法で有名な誰だったっけ指揮者が来た。最初指揮台に上がって、「古典奏法でやるのか、普通にやるのかを質問した」。コンマスのまろは、古典でやって欲しいと念願した。やりたいから呼んだんだよね~。ビブラート無し、独特の弓の使い方でフレーズの真ん中あたりの膨らませ方が独特だ。クレッシェンドはあまり使わず、ピアノとフォルテの交代を使いながら、テンポはスコーシ揺らしながら、強拍弱拍中強弱拍を意識した四拍子が特徴だった。 ウイーンフィルにいきなりアーノンクールが来たら、ムッチャ抵抗されてコンサートは中止だったかもしれない。スキャンダルである。音楽産業がそんなことをするはずがない。また、コンセルトヘボーのCDの売り上げは凄くて、羨ましくて仕方がない。 こういう経緯で、このCDを作る運びとなった。レコード会社は、石橋を叩いても渡らない慎重なドイツグラマフォンである。 こういう経過で苦労してこういうサウンド・音楽が出来上がるのであるが、天使のように自由はバイオリニストは、努力の跡も見せず巧みに古典奏法を掴んで、こういう所での立ち振舞いを完璧にこなすのである。外交の場での石破とえれー違いであるなあ。 たかが音楽なんで、出来なくたって、ミスしたって、真剣にやらなくても「戦争になる、とか不景気になる、とか国家的な恥」だとか。そんな心配はないよね。石破の外交でのあの有様や食事の様子や洋服の着こなしはいかんなあ。少し前に書いた文章の逆なんすね。『戦争・不景気・国民の恥』なんだよね。 朝比奈先生の最晩年のN響での『運命』なんて凄いよなあ。あの遅いテンポで大音量で鳴らすんだ。あのビデオを観て、海外の音楽愛好家が「日本にあんな素晴らしい指揮者がいたのを自分が知らないのが残念だった」。日本に聴きに行くべきだったと書いている。音を聴くだけじゃあなくて、九十歳を越えた漢が壮年期の男たちの前でカクシャクとして背を伸ばして指揮をするのは無茶苦茶格好がよい。蝶ネクタイもモーニングも着こなしは完璧でそういう音楽以前のところで気になる処は何にもない。むしろ肯定的で「その姿を見るのにも金を払っている」訳なんだ。そして堂々たる音楽で曲は運命。知っているけれどそこまで内容が深いとは思わないよね。フルトヴェングラーの録音に匹敵する感動があった。 アーノンクールは、古楽室内オケから始まって、レコードをバンバン売り上げて、ウイーンフィルの定期にまで出演したわけです。あそこに立つと、音楽家としてギャラが上がるんです。コンセルトヘボーでの40番は凄かったなあ。聴きたくなりました。 ファンタジー様、ありがとうございました。
女性アナウンサーの原稿を読んでる初々しい声とモーツァルトのヴァイオリンk219を楽しんで聴いてます。配信ありがとうございます。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。二度目のピアソラですね(後日確認したらピアソラを取り上げたのは三回目でした)。私はフランシスコ・カナロやファン・デ・ディオス・フィリベルトのような古いタンゴが一番好きなので、ご尊父のコレクションがちょっと気になります。それでもやはりピアソラ氏のタンゴは他にはない雰囲気に魅了されてしまいます。その現代的なカッコいいメロディもいいですがチキリン・デ・バチンや「ブエノスアイレスの冬」の最後の長調の部分のように、それまでの激しい音楽を聴き続けた耳にフッと安らぎを覚えさせるような旋律に「ギャップ萌え」してしまいます。特に「ブエノスアイレスの冬」はYouТubeでマテウス・コワルスキー氏の演奏(最初の演奏)を知り、「冬」は自演のものから様々な楽器の編曲ものの中でもアサド兄弟の弟編曲のギターバージョンが好きなので、その上彼の演奏が素晴らしく、長調の部分も優しさと安らかな最期を思い起こさせるような静けさを感じてたちどころに惹かれました。チキリン・デ・バチンはホルヘ・マシエル氏の歌唱が好きですが、マシエル氏の歌唱が三拍子のリズムのバックの演奏に乗ってリズム感とともに盛り上げてゆくのに対して、ヴィダル氏の歌唱は出だしのピアノからシャンソンを思わせるバラード感のある雰囲気で盛り上がってゆくように聴きました。素晴らしいと思います。私は女性ボーカルを特に好んで聴きますが、この曲に関しては男性の歌唱が好きです(決して女性蔑視ではなくあくまでも個人の好みです)。
早速のコメントありがとうございます。さすが南米の音楽に造詣の深いワヌリーさん、タンゴも詳しいですね。私はほぼピアソラしか知りませんので、コメントに出てくる本道のプレーヤーの名はほとんど知りませんでした。紹介していただいた、ホルヘ・マシエルのしっかりしたタンゴのリズムに乗せたチキリン・デ・バチンはこれぞタンゴ歌手といった趣がありますね。フランシスコ・カナロやフィリベルトの演奏も聴いてみましたが、父親が聴いていたタンゴ音楽はこんな感じの曲でした。アルフレッド・ハウゼ楽団などコンチネンタル・タンゴにはまっていたようでした。レコードは転居の際処分したのか全く残っていません。「ブエノスアイレスの冬」の兄セルジオのギター独奏用編曲は、色々なギタリストが弾いていますがオダイルの編曲もあるのですね。TH-camで探してみましたが見つけることができませんでした。お陰さまで今日の午後は久々にタンゴのカセットやCDを聴くことができました。
@@FM-kl1ieあ、編曲は兄セルジオの誤りです。(恥ずかしい)
セルジオ・アサド自身の演奏を聴いたことがありません。今度探して聴いてみます。
現在は再放送で埋め尽くされている時間帯も、当時はこういう気が利いた番組がたくさんありましたね。 今のNHKは、お金がないようで、FMや第二放送は再放送ばかりになってしまいました。
コメントありがとうございます。仰る通りTVやFMからクラシック番組がほとんど姿を消したのは残念ですね。まあ、今はTH-camで現在の世界中で行われているコンサートが観れますし、お宝級の巨匠たちの演奏も聴けますので、放送で紹介する使命は終わったのかもしれませんね。
武満徹と高橋悠治は仲が悪かった。 コロナの図形楽譜は美しいけれど(解説にある)武満本人が描いたものではない。この事実に対して、高橋は克明な演奏を行なうことで、意見を述べているのだ。図形を雰囲気で捉えてそれを音にするという作業ではない。克明に音化したわけだ。それは時間が長くて当時のLPの片面を使っていた。高橋は「作曲者に対してのプレゼント」と著作に書いていた。そのレコードを聴いて武満はどういう感情を持ったのだろう。言語化した物に触れたことはわたしは無い。あんまり嬉しくなかったのではないかと想像するだけだ。 武満がある既に廃刊になった雑誌で柴田南雄と対談していた。府の図書館でも廃棄されていた。柴田は高橋の唯一の師匠と言える人物だ。柴田には非常に従順で武満への態度と相当異なっていた。そのことを武満は何度も柴田にたずねていた。 池辺はN響アワーで、オヤジがあの小説通りであった美人女優の壇ふみ相手に、駄洒落ばかり言っていたけれど、著書の中で高橋について触れていた。眼の前でクセナキスのある難しい曲(易しい曲ってあるかな)を弾いてもらったそうだ。唖然として呆然と立ち尽くして暫く何にもしゃべれない。作曲家にはピアノが上手な人が多いけれど彼の場合はピアノが特別に上手な作曲家である。録音ではその真価はわからない程「音が凄い」と。…もちろん音が大きいという意味ではない。 コロナの演奏に対しての補足であって、池辺が高橋の演奏をここに入れたかった理由を述べたつもりである。 こういう文章が書けて、その前にこの放送の事を思い出したのは、ふぁんた爺さまのおかげだ。感謝しても感謝しきれない。 自分は、山のように録音したカセットをオヤジに夏暑い物置に保管されて全て駄目になっているのだった。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。今回の投稿は武満徹氏の音楽を聴くことが第一義であることは勿論ですが、池辺晋一郎氏の解説を噛みしめながら聴くことによって更に味わいが増しました。逝去に対する悲しみ、喪失感、作曲者ならではの緻密な考察が重なった本当に素晴らしい解説だと思います。リスナーの方が大げさかもしれませんが夢のようと仰っておられますが、分ったような気がします。今回、解説の部分だけを繰り返し聞いてみましたが、こんな事はいままでにはありませんでした。何となく漠然と感覚的に聴いていたところに視点のサジェスチョンを頂いて、これから少し聴き方が変わるかなとも思います。コロナの図形楽譜のお話も面白く聞きましたが、この高橋悠治氏の演奏と実妹のアキ氏の演奏を聴き比べてみて同じ楽譜から違った音楽が表現されながら、それぞれ作曲の意図を的確に読み取っている故なのか何となく似たように感じるところもあり、曲を作る人も奏者もそれぞれ天才のなせる技なのかと思ってしまいます。
いつも深い洞察に基づいたコメントをありがとうございます。一時期武満さんのアシスタントもしておられた池辺さんの悔しさは筆舌に尽くしがたい事が鎮痛な語り口からも分かります。実はこの動画は7月に作っていたのですが、ころを聴くのにふさわしい初冬までリリースぜずにいました。2回目までは録音が残っていたので今からリリースします、3回目以降のテープを探しているのですが見つかりません。何かを上書きしたのかもしれません。残念なことをしました。
アップをありがとうございます!池辺さんの武満さんについてのお話が聞けるなんて大げさかもしれませんが夢のようです!
いつもご視聴ありがとうございます。そんなに言っていただけると、投稿者冥利に尽きます。続きを次回投稿します。
サンクス。名曲配信。BGMで使ってますです。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。チャイコフスキーのピアノ協奏曲は数多あるクラシック音楽の中で恐らく人気ベスト10には間違いなく入る名曲だと思います。その超名曲を何と私は苦手なのです。出だしのメロディからどうしても琴線に触れないのです。ということでこの曲を最後までしっかりと聴いたことはほとんどありませんでしたが、今回折角の機会なので、意を決して(ちょっと大袈裟ですが)最後まで通して聴いてみました。第一楽章の途中までは今一つ入り込めませんでしたが、そのうち段々と曲に乗り始め第三楽章で俄然曲に没入することが出来ました。ガヴリーロフ氏とベルリンフィルの白熱の演奏がそうさせたのかも知れません。これは私のリスニング歴の中では大変な出来事です。かつて、ブラームスの交響曲第一番が渋くて渋くて大嫌いだったのが、今では交響曲の中でもとりわけ好きな一曲になっています。このチャイコンもこれを突破口にして、もしかすると大好きな一曲に変貌を遂げることもあり得るような気がします。長い間そりが合わないと思って距離を置いていた人と何かのきっかけで話をしたら思いのほか馬が合った、というような事でしょうか。
いつもながら興味深く面白い(失礼)コメントをありがとうございます。最後の、苦手な曲との再会を古い知人との再会に例える下りなど実に的を射ていて感服しました。さて、この演奏ですが、指揮者もオケもこの新型スーパーカーのソリストのスピードによくついていけたなと感心させられます。特に第3楽章などはそうです。名手アシュケナージさんも強者ぞろいのベルリン・フィルの面々も、一緒になってレースを楽しんでいるようにさえ感じました。一点の曇りも淀みもなく全曲をこれだけのスピードで鮮やかに弾かれると、テクニックを誇示しているという嫌味など全く感じないのが不思議です。ホロヴィッツ、リヒテル、アルゲリッチさんの名演とはまた違った異次元の演奏だと思います。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。パールマン氏とアシュケナージ氏の組み合わせはどちらも好きな演奏家なので私にとってはベストマッチといえるものです。共に持ち味の美音がこの曲の抒情性を引き立てていると思います。オイストラフ氏の名演ややはり美音で定評のグリュミオー氏の演奏も素晴らしいですが、パールマン、アシュケナージのコンビもやはりいいなと改めて思います。パールマン氏は演奏家としても人間的にも素晴らしいと思いますが、あることから興味を持ってそこからファンになったという経緯があります。若い頃、故江藤俊哉先生のヴァイオリン教室を当時のNHK教育テレビで弾けもしないのに見ていて、いかにボーイングのアップダウンの切り替えを切れ目なく演奏するということが大事であるかということを知り、それ以来色々なヴァイオリニストのボーイングを注意してみていたところ、一際パールマン氏のボーイングが鮮やかで目を奪われ、そこからずっとおよそ50年越のファンであります。ヴァイオリンを弾いている方には弾けもしないのに何が分かるのかと笑われると思いますが。
いつも興味深いコメントをありがとうございます。NHKのヴァイオリン教室でのボーイングの技術の観察がパールマンさんのファンへとつながったという下りがとても面白かったです。さすがワヌリーさん! その江藤俊哉先生ですが、たまたま図書館で借りてきた堀米ゆず子さんが書かれた「モルト・カンタービレ」とうい本を読んでいますが、その中に彼女の師匠である江藤俊哉先生のことが度々出てきます。エリザベート王妃コンクールで優勝したことで劇的に変化する環境になんとか順応しながら世界に認められていく過程を克明に記された本で、プロの演奏家がいかにタフでないと務まらないかがよく分かる内容です。
スカルラッテイって作曲家の演奏はホロヴィッツの専売特許みたいな感じで 彼の没後ほとんど聴く機会がなくなってしまったなあ。忘れ去られた名曲を 演奏してくれたピアニスト。
コメントありがとうございます。確かに最近では演奏会で取り上げられなくなりましたね。かえってギター編曲版とかでは聴けますが。パク・キュヒさんとか。
とにかく個性的な音
こんな貴重な録音が残っていたのですね。このコンサートに私はいました。コンサートの後、ステージの下で握手に応じてくれました。大きな柔らかい手でした。
大変貴重な体験をされましたね。 ホロヴィッツさんが握手に応じるなんて! 前回の来日でファンを落胆させたので、そんな特別なサービスに繋がったのかもしれませんね。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。NHKも随分柔らかな発想のプログラムを放送していたのですね。ブリュッヘン氏指揮のこの40番は早いと思っていたフリッツ・ライナー氏の指揮のものよりも早いテンポの第一楽章から感傷に浸りすぎず、18世紀という名前から連想させる古さは全く感じられずむしろ現代的な印象を抱かせながら「疾走する悲しみ」を清冽に表現した名演ではないでしょうか。モーツァルトの40番は色々聴いてみて、今までで一番心を掴まれたのはカザルス大師指揮のマールボロ音楽祭管弦楽団の演奏でした。オーケストラの力量など全く関係なく、モーツァルトらしい優美さなど微塵もないものの兎に角その音楽の力というものに圧倒されました。この演奏を超えるものは私の中では今でもありません。と言いながら最近よく聴くのはラファエル・クーベリック氏の指揮のもので、奇を衒わず安心して身を委ねられる演奏が老齢の耳に心地良く響きます。ところで、私はこのように違ったジャンルのものを続けて聴くのは実は得意で、クラシックを聴いてすぐに好きなラテン音楽を聴いたり、60~80年代の歌謡曲を聴いたりしています。今からはこのシルヴィ・ヴァルタンやダニエル・ビダルなどを聴いてみようと思っています。
いつも楽しいコメントをありがとうございます。交響曲となると色々聴き比べておられるようで勉強になります。カザルスの40番ちょっと想像ができないですが、探して聴いてみたくなりました。実は、私は若いころからモーツァルトは苦手というか、あまりにも非の打ちどころがなくて面白くないと感じていました。なので、交響曲で聴いていたのは40番と41番ジュピターくらい、唯一の例外はピアノ協奏曲でこれはピアノが好きなのでその延長線で聴いていたくらいです。ブラームスも退屈に感じていました。しかし、最近は年齢なりに好みも変わってきて、やっとモーツァルトやブラームスの良さが分かってきたように思います。 話はかわりますが、シルヴィ・バルタンやダニエル・ビダルを聴いてみようとのことでしたが、私もこの編集を終えたあと、この二人に加えダニエル・リカーリのスキャットを久々に聴きました。やはり好みと言うか行動パターンが似ているなとおかしくなりました。ホークスはまさかの4連敗で優勝を逃しこの投稿は私にとっては「悲しいシンフォニー」になりました。
@@FM-kl1ie ふぁんた爺さんのモーツァルト、ブラームスが私にはふぁんた爺さんにお教えいただいたシューマン、リスト、ラフマニノフです。ホークスは...胸中お察し申し上げます。
エアチェックとは恐れ入ります全く素晴らしい。美味しい部分だけ録音したという感じがします。ボンフィリオも若くてこの時が最高潮だったんですよね。ピアニッシモがこの上なく美しいです。FMで変調されカセットでさらに変調されてなんとも言えない雰囲気が再現されている。ブラボー
いつも素敵な投稿ありがとうございます。曲目で一番目を引いたものはモーツァルトのピアノ協奏曲です。ホロヴィッツ氏のモーツァルトピアノ協奏曲は何となく食指が動かなくて、実は今回初めて聴きました。全体的にテンポが驚くほど早くて、特に第二楽章は恐らく弱音を際立たせたロマンティックな演奏をするだろうと思っていたら、素っ気なく淡々と始まって肩すかしを喰らったような気がしました。それでも曲が進んでゆくにつれて、そして何度か聴いているうちに、なんということでしょう、寧ろ何か惹かれるものを感じてしまいました。これが枯淡の境地というものなのでしょうか。ただ、この曲全体のテンポをジュリーニ氏はどのような気持ちで合わせていたのか、ちょっと気になりました(畏敬の念かそれとも)。今回の演奏は(1)程の凄みは感じませんでしたが、ところどころこの年齢とは思えない力強さも聴こえ、私には何の不安もなく最後までバラエティーに富んでいて楽しめました。
ワヌリーさん、色々と予想外の展開で戸惑いを感じつつ聴き進まれた様子が手に取るように分かりました。モーツァルトの協奏曲23番ですが、この録音風景のドキュメンタリー映像がTV放映されたのですが、子供のようなホロヴィッツさんをジュリーニさんもスタッフも半ば持てあまし気味な感じでした。遅いテンポ好みのジュリーニさん、じっと我慢だったかもしれませんね。しかし、その映像の中の録音シーンの演奏は、今回のCDになった演奏より数段すばらしかったように思います。(映像のマジックかもしれませんが)一人の老巨匠の中に棲む幼児性と孤高の芸術性を感じながら観た複雑な心境が感動につながったのかもしれません。 次回は、久々に「音楽への小径」を投稿します。
暗い声が魅力的ですね。陰りがあるというのか、人間には暗い部分も必要です。 自分の声は30代ぐらいまでは、明るくて軽くて薄い声、低い所ところも出てでもバリトンみたい。高い方がきれいなテノール。コーラスで歌うとノンビブラートがきれいで、録音で聴くとちっとも聴こえない声でした。だけど、コーラス内の人には良く聞こえていて、音程やピッチが良いので、あてにされていました。 60代の今、声質が変わってしまって、ビブラートが消せないんです。 モッフォさん(ムッチャ美人)は、低い所まで出るソプラノで、魅力的で希少価値のある声です。加齢とともに高音を出すのがつらくなったのでしたね。メゾのカルメンが当たり役に変わっていき、最終的には年齢的には早い引退になられました。 ストコフスキーは化物というしかない男で、90辺りでもちっとも老成しなかった。「くるみ割り人形」でのへんてこな音楽。マーラーの復活の録音を敢行したこと。カラヤンは声楽付きのマーラーの録音がないんだよ。彼はその程度。 ロンドン交響楽団とのブラームスの第四のライブ録音が凄かった。ちっとも常道のブラームスじゃない。楽章の途中で拍手がなった。ロンドンの聴衆が楽章の途中で拍手してはいけないこと等、知らないはずがないんです。 ブラームスって音楽史上の大きな存在ってみんな思っているけれど、ストコフスキーはオーケストラの大変革者であり、フィラデルフィア時代は、隔絶して高みにいたのです。自分の白髪と同じ銀色をコンサートホールの壁に塗らせた。コンサート後の楽屋で、市のお偉いさんのご婦人(レコードなんてない時代、音楽史なんて知らないけれど、オケの資金援助は凄かった)が質問をした。「バッハはまだ作曲を続けているんですか?」彼は答えた。「彼は、長い間作曲を続けています。」その会話をするだけで、ご婦人はストコ氏の魅力に負けて卒倒した。 ストコさんからブラームスを見たらこんなかんじでしょうね。「女のひとりも落とせなかった、ろくでなしやろう。オレなんか、何回結婚したか知っているか?20代の女を何人転がしたか。ディズニー映画で、ミッキーと握手したんだぜ」。漢として完全に見下ろしている。この録音は、モッフォの魅力を最大限生かしていて、自分は引いているのである。オーケストラの音色ちょっと粗目。モッフォの声質だけ取っても、最大限合うように設定していている。 どこでリハーサルしたんだろ、ネッネッネッ‼‼‼
小学校2年生までピアノを習っていた。一緒にレッスンに行ってたとっても仲の良い友人が、不幸な事故で亡くなってから指が動かなくなっちゃった。中学2年で「グールド」さんの弾くインベンションとシンフォニアをFM放送で聴いてから、またピアノを弾き始めたのでした。世の中のピアノ教育は「あんな風にバッハを弾いてはいけません」なーんて風潮の時代でした。バッハ連続演奏ってFM番組があって、角倉一郎先生が解説しながら聴いたのが印象的でした。ソナチネアルバムの1巻に平均律からの前奏曲。2巻にインベンションが入っていた。凡庸なクーラウやクレメンティとは全く作曲技法が違っていて、しかもチェルニー版(後で知った)だったので、しょうもない表情記号が付いていて、ピアノの先生もいないのですよ。習っても邪魔にしか(偉そうに)ならなかったでしょうね。 普通の世間一般にはこんな風に弾く教えるから遠く離れて、理想に燃えて楽譜のイメージを広げ捲って弾いていた訳です。そのうちに、高校の図書館にあった吉田秀和全集を読みふけり、次に「柴田南雄」大先生のエッセイを読んで、彼の最も優秀な弟子で初期桐朋で最も天才の名にふさわしい「高橋悠治」さんを知ることになった。悠治さんの放送用録音があればアップしてね。彼のバッハは西欧人のグールドとは異なっていて、東洋の端っこの日本(まさに極東)で、韓国やチャイナに押されると太平洋に落っこちるしかないんです。日本の日本自身が正倉院であって、入ってきたモノはすべて保存しちゃう高性能な場所です。しかし、取り入れにくい物は排除するんです。現在の石破・岸田政権は、共産主義を排除しようとしている中で揺れている現象でしょうね。高橋さんは「西洋音楽史の特異点」とか「前衛を遥かに突き抜けた存在」で、グールドは有名だけど、あんまり有名じゃない。 ワタシャ音楽学者でも評論家でもないし、そもそも音楽のプロではなくて、専門は数学です。地方大学の学生指揮者で、全国コンクールにも出ました。ピアノは平均律やモーツアルトのピアノソナタが関の山です。卒業前に県の私立女子高から音楽教師にってオファーがあったんです。教育学部には音楽科もあり音楽短大(専攻科付き)もあった。東京の音大に行った県内の連中もいたんです。彼らを差し置いてそんな話があったんだけど、免許がなかったし故郷の採用試験を通っていたんです。偉そうなことを書いていているけれど、感じるしこんな文章が書けるからしょうがない。今ではコンピュータがあるからかなり違うけれど、理科系的な発想で音楽を分析して、数学的なち密さで音にする。しかも、一般的な日本的西洋音楽の履修経験を子ども時代に欠いているんです。わたしから言えることは、「分かる人は習わなくても分かるし、教える事なんか何にもないんだろうな」ってこと。19世紀の天才「ワーグナー」には、師匠らしい師匠はいないし、習作もあんまり残っていない。 グールドは天才で、ピアノの師匠がゲレロっていうキューバ人で、ミュンシュの振ったブランデンブルクでピアノを弾いていた記憶がある。教えた通りには逆にしなかったって彼は書いていた。デビューは順調で、CBS(ソニーに買収されちゃったね)とCBC(カナダの放送局)との関係も良好でした。やりたい事をやらしてもらえて、公開演奏が嫌だと主張すれば、誰もやれとは言わなかったし飯は十分以上にくえた。クラッカーにジャムを塗って紅茶を飲んでたら満足だったみたい。海外旅行もしたくないし、投機も投資もしたくない。女性関係に関しては、ある現代作曲家で指揮者さんの奥さんとは関係があったらしいけれど、彼女はしばらくして夫の元の帰っていた。音楽上はやりたいことには、だ~れも反対しなかったし、機材は使いたいといえばいくらでもスタッフ付きで使う事が出来た。録音したい曲をプロデューサーから指定されることは無かったし、ビデオが作りたけれど、バイオリニストで映像作家を指名できた。幸いモンサンジョンは喜んで引き受けて、インタビューもやっているけれど台本はグールドが書いた。 グールドについては、ピアニストが良く色んなことを自分の物差しを当てて書いているけれども、何となくというよりムッチャずれている感じがする。こいつちっともわかっていない。20世紀を代表する演奏家のひとりに関して、凡庸でちょっとピアノが弾ける程度の人に何が分かるというんだろう?宮沢淳一のような文科系の研究家が書くことが自分の感覚と合っているように感じる。自分の頭の中には西洋音楽史の巨大な冷蔵庫があって、牛や豚が吊られているように、作品や演奏記録、録音、音は消えちゃったけれど人々の記憶(これは、次の視聴体験に影響するしプロなら演奏や作曲に反映するし、音楽産業なら次の金儲けに変化が出来てくる)、をブラブラ吊っているんだ。
このコンサートの数日後に生まれて、このコンサートのテープを何度も聞いて中3のときにアンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズを発表会で弾いた。何年経ってもショパンと言えばダン・タイソン。
いつも素敵な投稿ありがとうございます。実は若い頃雑誌でホロヴィッツ氏の「展覧会の絵」と「星条旗よ永遠なれ」が凄いというので聴いてみたところ、あまりいい印象がなかったので、長らくホロヴィッツ氏はあまり好きではありませんでした。ふぁんた爺さんの投稿でホロヴィッツ氏の数々の演奏に触れてその素晴らしさをようやく知ったところです。今回のプログラムでは若い頃や絶頂期の演奏を大変面白く聴くことができました。スカルラッティでは軽やかさが心地よく、ラフマニノフでは特に77歳の演奏が、何か最強軍隊の進軍が遠くからやってくるような地鳴りの迫力があって無条件に楽しめました。77歳って信じられませんね。シューマンは芯を感じる音色とバリバリと凄みの低音を響かせながらも同時に詩情を感じられ、これがホロヴィッツのシューマン、といった他では聴けないもののように思いました。比較にポリーニ氏の演奏を聴いてみると、もう少し抑え気味でしたが特に弱音に惹きつけられこれも素晴らしく、どちらも甲乙つけがたく何度も互いの演奏を聴き直したくらいです。カルメン変奏曲はアンコールでこれを聴いてみんな笑顔の大団円といった光景がその拍手の音でわかりました。全体を通して特に凄みのある低音をベースに豊かな表現でダイナミックレンジの広さを感じさせる演奏でした。
ワヌリーさんドジャース優勝しましたね。おめでとうございます。大谷選手の怪我にはヒヤッとしましたが、亜脱臼ですんで良かったです。来シーズンはピッチャーとの二刀流を見られることを楽しみに待ちましょう。我がホークスは3連敗でショックです。気迫負けですね。あとは横浜での有原とモイネロのピッチング頼みです。 さて、本題のホロヴィッツの演奏ですが、聴衆サービス精神満開のアンコールピースは会場以外で聴くと正直引いてしまうようなものも多いですね。アメリカ人好みと言うか、ヨーロッパではあまり受けなかったかもしれません。 私も若いころのテクニカルな演奏は最初は唖然とさせられ楽しめますが、繰り返し聴くことはありませんでした。しかし、リストのロ短調ソナタやブラームスの2番のコンチェルト、ラフマニノフの3番のコンチェルトは別格で本当に素晴らしいと思いますし、1965年復帰後の数年間の調子が良い時の演奏と晩年の感性の赴くままに演奏した小品などは何度聴いても魅せられます。この落差もホロヴィッツさんの特色と言えるのでしょう。
@@FM-kl1ie ドジャースは優勝しましたが、これで来年まで試合がないかと思うと早くもロスになっています。ホークスどうしたんでしょうね。私はホークス4勝0敗の予想でしたが、勝負事は下駄をはくまでわからないということですね。ふぁんた爺さんの投稿にはホロヴィッツ氏の演奏が多くあるので、これからも聴き直して新たな発見があると思います。
ホロヴィッツの演奏も然りですが、このグラズノフの演奏会用ワルツ第1番のテーマ曲と梨羽さんの語りが本当に懐かしいです。この番組は、朝出掛けの時間の放送につきタイマー録音し、帰宅後に聴いていたのが思い出されます。。
ご視聴とコメントありがとうございます。私もタイマー録音をよく使っていました。そのため、番組の先頭が欠けたり90分テープの片面45分を超える部分の録音ができていないカセットテープが多いのです。当時は寝る時間だけやっと確保できるような生活でした。唯一の楽しみがFMの音楽番組を聴くことでした。
今回アシュケナージさん、ポリーニさんと男性の演奏を聴いた後アルゲリッチさんの演奏を聴いてみて音色にdolce感というかまろやかさを感じました。江戸京子さん(お名前も一度で覚えてしまう印象的なお名前)の解説とても魅力的です。小澤征爾さんのもと奥様であったことなどいつも大変勉強になる投稿ありがとうございます。 江戸京子さんが小澤征爾さんと今年の初め頃に亡くなられたことはどちらもとても残念に思います。
アップ有り難うございます。 江戸京子さんのお話(内容、話しぶり)に惹かれます。
コメントありがとうございます。江戸京子さんの江戸っ子らしい気風の良い語り口が印象的ですね。惜しくも元夫の小澤征爾さんと同じ年に亡くなられましたね。
解説のお話の通り、あまりスラブ的な感傷を感じさせず理知的ではありますが、仄かな背徳の香り、耽美の甘さに酔い痴れてしまいます。これぞ当時パリやペテルスブルクに漂っていたヨーロッパの世紀末の空気そのものである気がします。
one of my favourite maestros
わー。ベストオブクラシックのテーマ音楽、昔っから変わってないんですね! そしてソコロフさん、とか、ダンタイソン氏とか作曲家以外の人名に敬称がついている!!笑 あ、演奏始まったので聴き入ります❤ ありがとうございます
セルシェルさんの演奏をBGMなどと言ってしまいすみませんおそれ多いことでした💦ですが本当に心地よくてつい眠ってしまって🙇
いつも素敵な投稿ありがとうございます。今まで20分以上のピアノの曲を聴くことがなかなか難しいと思っていましたが、このところふぁんた爺さんの投稿でシューマン、リスト等のソナタを聴くようになって耐性がついてか、この長大なブラームスも最後まで緩まずに聴くことができました。肝心の演奏ですが、厳しさのなかにブラームスなのに(ブラームスに失礼ですが)瑞々しさを感じさせる素晴らしい演奏だったと思います。ポリーニ氏の演奏で馴染んでいたペトルーシュカも楽しみに聴きましたが、なにかヴィブラフォンでも叩いているように際立ってキラキラした軽やかさが印象的でありました。最後に火照ったところをショパンのマズルカとバッハでクールダウンして、アンコールを含めて納得のプログラムで楽しめました。
ワヌリーさん、こんばんわ。コメントによるとこのリサイタルを一挙に聞かれたようですが、お疲れ様でした。ものすごいパワーで押しまくるペトルーシュカなど聴く方も相当体力を消耗しそうですね。ワヌリーさんの熱いコメントを読んでいるうちに、これは私もポリーニさんのペトルーシュカを聴いてからでないと返信できないなと思い、先ほどまで聴き比べをしていました。ソコロフさんのものすごい熱量の人間臭さを感じる演奏を聴いた後にポリーニさんの演奏を聴くと、なんだかすごくすっきりとしていて、曲は華やかでも背後に冷めた感覚で冷静にコントロールするもう一人の存在を感じ、その音楽に静寂すら感じてしまいました。どこまでも濁りのないクリアな音を正確無比に奏でる人間離れした演奏だとつくずく思いました。思い起こせば、ソコロフさんが20歳くらいで初来日した時、テレビに映る腫れぼったいほっぺの青年の演奏に、解説者が興奮してそのすごさを語っていたのを思い出しました。(演奏した曲のことは全く思い出せませんが) よく考えられたプログラムで、アンコールなしでは家まで興奮冷めやらぬ人が多かったことでしょうね。ソコロフさんTH-cam で今でも活躍されている姿をみられるのが嬉しいですね。
@@FM-kl1ie ふぁんた爺さん、ポリーニ氏の演奏に対しての感想、私も今ポリーニ氏を聴いてみて、正に仰るとおりとその論評に唸らされました。ただ私には静寂を感じるまでには至らず、当然ながらふぁんた爺さんのようにはいかないな、と思った次第であります。ところでソコロフ氏ですが、一年位前に、私の好きなラモーの「未開人の踊り」を弾いているところをYouТubeで観て、鍵盤の上を跳びはねるように弾いてその装飾音の軽やかなところとぶっきらぼうでニコリともしないで演奏するスタイルが妙に微笑ましくて、何度も観返しました(聴衆の人たちもその仕草を喜んでいるようにも見えました)。若い頃からこんな凄い演奏をしていたんですね。年齢を重ねた今のソコロフ氏も色々聴いてみよう思います。
アップ有り難うございます。 すごい演奏だと思いました。
ご視聴ありがとうございます。ほんとうに「スゴイ!」としか言いようのない演奏ですね。音に重力を感じさせる音色です。
クレメールぐらいのクラスの天才は、師匠は教えること何にもないよ。師匠に似た音楽に師匠がするのは、東洋の日本音楽の伝統のようなもの。西欧では、時代の状況に応じて演奏様式は更新されていく。その意味ではクレメールはよくチャイコフスキーコンクール優勝したなあ。ロシア的ではないし、音色は線が細いし、技術的には高いけれど。それよりも音楽というのかキャラクターは現代的でした。ブラームスのコンチェルト、カラヤンとバーンスタインと組んで、全く別の音楽をしていた事。カラヤンとは息はバッチリなのに、その後お呼びがかからないのが面白い。指示はしっかり守りながら、自分の音楽(論理)を崩さないからでしょう。バルト三国の出身者(カデンツを書いたシュニトケや同郷のペルトと同じ心情)なので、音楽はドイツ的な感じなのに。NHKホールはクラシック用ではないので、音響的にはデッドで、録音が取り易くて多目的。敢えて言えば、紅白歌合戦用のホールで、バイロイトみたいな感じですね。指揮者が良いね。ワルベルク。音楽家としては超一流じゃないけれど、N響の良い所を引き出してくるのが面白いですね。独奏者の要求は聴いて、オーケストラの能力は引き出して、お客の反応を見ながら音楽を変えていく。芸人としては超一流で、世界のどこへ行っても、みんな満足で、軋轢も起こさず良い人生を送られたはずです。エッセン歌劇場の総監督を務めつつ、ウィーン国立歌劇場に頻繁に客演したんです。あの気難しいウイーン最高のオーケストラに、反発されずに有名な歌手たちの能力を引き出し、不調の場合も歌手はあるのでそれなりに庇いつつ、友情で渡っていった。
ご視聴とコメントありがとうございます。コメントを拝見するとプロの音楽評論家の方でしょうか。色々な情報を教えていただきとても勉強になりました。 最近の音楽番組では聞けない興味深い情報でした。今後ともよろしくお願いします。