宮台真司×神保哲生:【5金スペシャル映画特集Part1】不条理だらけの世界を当たり前としない生き方のすすめ
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- เผยแพร่เมื่อ 1 ม.ค. 2025
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マル激トーク・オン・ディマンド 第1234回(2024年11月30日)
『不条理だらけの世界を当たり前としない生き方のすすめ』
月の5回目の金曜日に特別企画を無料でお届けする5金スペシャル。今回は映画特集をお送りする。
今回取り上げた映画やドラマは次の7作品。どれも、多くの人が自明だと信じて疑わない社会の「当たり前」に疑問を投げかける秀作だ。
・『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(アレックス・ガーランド監督)
・『ザ・ディプロマット』(リザ・ジョンソン、サイモン・セラン・ジョーンズ監督)
・『ラストマイル』(塚原あゆ子監督)
・『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督)
・『憐れみの3章』(ヨルゴス・ランティモス監督)
・『トナカイは殺されて』(エレ・マリア・エイラ監督)
・『ロスト・チルドレン』(オーランド・ボン・アインシーデル監督)
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は、内戦状態のアメリカで取材に奔走するジャーナリストたちを描いている。ジャーナリストたちは戦場で命を危険に晒されながらも、前線に近づくにつれむしろ生き生きとし、高揚感に心を震わせる。映画は「そんなに戦争がしたいならすればいいではないか」と唆すようだが、それは、戦争をすれば破滅に向かうだけだが本当にそれでよいのかと問うメッセージの裏返しでもある。今の平和が当たり前ではないという現実を、平和ボケしたわれわれに突きつける。
ドラマシリーズ『ザ・ディプロマット』は、イギリスの保守派がスコットランドの独立を阻止すべく画策した自作自演の戦艦爆破事件を巡り、米、英、ロシア、イランとの外交と米英両国の国内権力闘争が交錯するさまをスリリングに描く。誰が本当の味方で誰が本当の敵なのか分からなくなる、今日の世界の政治状況が投影される。
『ラストマイル』はグローバル化された物流サービスとその下で過酷な労働環境で働かされている運送業の労働者、そしてアメリカ本社からの指示を受けてそれを差配する日本人幹部達が抱える葛藤などが描かれている。しかし、荷物を届ける物流の最後の区間であるラストマイルに携わる人々に過大な負担をかけている張本人は物流会社幹部ではなく、即配サービスを当たり前のように利用しているわれわれエンドユーザーであるという現実も浮かび上がる。頼んだ翌日に物が届くことが当たり前になった世の中を維持するために、どこに負担のしわ寄せが集まっているかをあらためて考えさせられる。
『哀れなるものたち』と『憐れみの3章』はギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督のギリシャ悲劇を現代風にアレンジした作品。『哀れなるものたち』は、赤ちゃんの脳を移植された女性が成長していく物語。社会の仕組みを何も知らない状態の赤ちゃんが取る奇想天外な行動は、われわれが当たり前と思っていることには実はほとんど何の意味もないことを思い知らされる。
『憐れみの3章』は、上司のおじいさんに人生の全てを支配される男、自分の妻を偽物ではないかと疑う男、死者を蘇らせる力を持った女性を探す女という3つの物語からなる。服従や自己犠牲、妄信という欲望に翻弄される人々が描かれており、人間の本質とは何かを問う作品だ。
狩猟民族の少女が主人公の『トナカイは殺されて』には、差別する定住民と差別される非定住民の対立が描かれている。日々狩猟採集を行い、移動しながら生き生きと生活する非定住民を見れば、定住民の生活がいかにつまらないものかがよく分かる。
『ロスト・チルドレン』は飛行機事故によりアマゾン密林で行方不明になった子どもを捜索するドキュメンタリー。GPSを使っても見つからなかった機体を先住民の子どもは見つけることができた。多くの日本人が信じる近代的な合理性より、先住民の合理性の方が正しいことを示している。
複雑化した社会でわれわれが当たり前だと思っていることがいかにでたらめなのか。7つの映画作品についてジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
なお、番組の冒頭では、政治資金収支報告書のデータベース化の現状について議論した。
石破首相は29日、臨時国会で所信表明演説を行い、政治資金収支報告書の内容を誰でも簡単に確認できるデータベースの構築の議論を進めると述べた。しかし党内には政治資金の収支がすべてガラス張りにされることに対する抵抗が早くも始まっている。その切り札が「個人のプライバシー」を言い訳に、データベース化される情報の範囲をできるだけ狭くしようという動きになって現れている。26日に行われた政治改革に関する与野党7党の協議の場で、自民党の・政治改革本部長を務める渡海紀三朗衆院議員はデータベース化される対象を政党本部と国会議員関係団体に限定する意向を表明している。
そもそも政治資金収支報告書は今もPDFでウェブ公開され、そこには個人寄付者の名前もすべて公表されている。しかし、それがデータ化されていないために検索やソート(並び替え)などが容易にできず、それが結果的に膨大なページ数にのぼる政治資金収支報告書を詳細にチェックすることを事実上不可能にしている。単に、これまでPDFで公開されてきた情報をデータ化し、データベースを構築することで検索が可能な状態にすることが、石破首相が28日の所信表明演説で明言した「誰でも確認ができる」政治資金収支報告書のデータベース化の要諦であることを忘れてはならないだろう。
それをなし崩し的に無力化しようとする抵抗勢力の巻き返しには、今後も目を光らせていく必要がある。
part2はこちら
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【プロフィール】
宮台 真司 (みやだい しんじ)
社会学者
1959年宮城県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授、東京都立大学教授を経て2024年退官。専門は社会システム論。(博士論文は『権力の予期理論』。)著書に『日本の難点』、『14歳からの社会学』、『正義から享楽へ-映画は近代の幻を暴く-』、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』、共著に『民主主義が一度もなかった国・日本』など。
神保 哲生 (じんぼう てつお)
ジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表 ・編集主幹
1961年東京都生まれ。87年コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。クリスチャン・サイエンス・モニター、AP通信など米国報道機関の記者を経て99年ニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を開局し代表に就任。著書に『地雷リポート』、『ツバル 地球温暖化に沈む国』、『PC遠隔操作事件』、訳書に『食の終焉』、『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』など。
【ビデオニュース・ドットコムについて】
ビデオニュース・ドットコムは真に公共的な報道のためには広告に依存しない経営基盤が不可欠との考えから、会員の皆様よりいただく視聴料(ベーシックプラン月額550円・スタンダードプラン1100円)によって運営されているニュース専門インターネット放送局です。
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
#マル激 #神保哲生 #宮台真司
政治献金こそマイナンバー使ったらどうなの?と思う。
ワロタ
そんなのみんな分かってるんだよ。
だからこそ阻止されたんでしょうね・・
わかっててこんなどうでもいい話ししてんだ?
冒頭解説、毎度素晴らしいですね。
このチャンネルもう何年も見てます。あらゆる暴露や告発がいろんな場所で起こっているけれども日本はやはり以前良くならないですね。こんなにいろんな動画で出演されていて素晴らしい活動をされているのにここまでルールへの疑問を持たない国民に絶望ですね。言論以外に不特定多数に真実を伝える方法がないのに効果がないと辛いです。
日本国民はシープル🐏🐏🐏🐏
5金ありがたい。秋の夜長に最適ですね
神保さん、宮台さん、いつも興味深く視聴させてもらってます。
マル激で気力が湧きます。ありがとうございます。
ゲストのリクエストをさせてください。
歯科医師・東洋漢方医で政治家でもある「吉野敏明さん」です。
日本人の食の乱れを、歴史や日本人の古来の文化を交えながら根気強く毎日説いている人で、非常に心動かされます。
ぜひお二人との対談を聞かせていただきたいです。
どうぞよろしくお願いします!
ラストマイル未視聴ですが、観たくなりました。良いネタバレでした。ありがとうございます。
シビルウォー観ました。オープニングでカルト電子音サイケのシルバーアップルズかかかり、最後にシルバーアップルズの再来と言われたNY電子音パンクのスーサイドで締めくくっていて懐かしく興奮しました。
政治資金なんかより増税緊縮財政をなんとかして欲しいな。
ひとつのシステムやイデオロギーの粘度が強い(日本)か弱いか(世界)の話に過ぎず、ロバストな結果を産むか否かはまた別の話であるので、宮台さん理論の適用範囲には特に注意する必要があると思いました。イノベーションを考えるうえで「所属による安定」は基本的にプラスの要素であることにも注意が必要だと思います。
既得権益になりやすいところ(行政組織、メディア)やPDCAを観察し行動・修正ができるかの前提に注意を払うべきところ(外交)について、粘度のつよさは仇になりやすい。他のビジネスなど、組織力や統率力、単一性が要求される部分では強みになりやすい。いずれにせよ、そのようなシステムのPDCAを観察しながら個人が行動し、外部の影響を援用して変えようと試みる個人がでてくるので、とりわけ情報化社会の現在においては相当程度修正される。特に、その組織の影響が社会全体に与える不利益が明らかであれば明らかであるほど。ただし、社会と呼べるほど連帯感のない非主権者や少数者にとって冷たい面もあるのは事実。弱みであり強み
気づいたときには手遅れだったり、一歩の判断ミスが致命的だったりするケースには日本社会は注意したほうが良いのかもしれません。
加えて個々人にどう力を与え、権限譲渡にも似た結果を産むのかも重要なのかも
政治家マイナンバーカードでも作って、活動に関することを、何でもかんでも紐づけりゃいいんだよ。
どこにむかってるのか、この先に何があるのかわからない社会がたいせつなのに。この先何があるのかわかって目的もわかってるかんりされた道だから人間から柔軟性がまったくなききなってるよな。
司法の問題が聞きたい。
つじ恵さんをゲストに呼んでほしい。
CIVIL WARは戦争映画好きには見てほしい映画だな
政治資金収支報告書の「PDFファイルによる公開」と、政治資金収支報告書の「データベース化」、の違いを理解していないということでしょうね。
ラストマイルが描く問題についてこれだけ深く考えた上で、ラストマイルが「アマプラ」で観れるようになると思う、と言わざるを得なくなってるところに問題の根深さを感じました。
宮台先生、赤と青の取り合わせスタイルで新著自伝『聖と俗』を彷彿とさせます。青が「俗」、赤が「聖」とするならば、世界がクソつまらないこの社会(俗の領域)で大方占められていても、人の「内なる光」が輝く領域・瞬間(聖なる場所)がある、とのメタファーにも見えますね。
ラストマイルが一番面白いよね。
負担や実害を被るのはユーザーだからね。
U-NEXTでクリントイーストウッドの陪審員2番独占放映されてますかなりの傑作です。
終わらせるには一時的に大団結して「代わりはいくらでもいる」と言ってるヤツを片っ端から始末していくしかない
っしゃー!!!5金だーー!!!
冤罪の問題は大きいですが、兵庫県知事選見てると警察検察を弱体化させるとかなりマズイ事になりそうです。
宮台が言ってるPDFの識字はOHPじゃなくてOCRね
陪審員2番はU-NEXTで配信されますので、上映される可能性は低いですね?
残念!
価値観の多様化、個人の生き方の追求の流れはいずれどこかで止まると思います。それは、日本社会自体が不動で、変わらないものだからです。そして、日本社会は法治国家であるけれど、本来は法律によってというよりも小集団内の社会規制が大きく支配しています。そのため、告発が起きても内部の規制が働き、告発者の思うような結果にはなりません。
米国の圧力がないとかわりませんね。
「もうこれネタバレでいいんじゃないですかぁ」😆
Amazonの置き配率は今、8割を超えているそうなので連帯はますます無理な世界ですね
理不尽の権化『第1234回で5金』!
教授っていう身分制度、やめたほうがいい。
ジョーカーは圏外か〜
クレジットカードと口座に紐付けたらいいと安野さんが言ってます。
国民の口座紐付けの前にこっちやったらいいのに。
検察は無能だと自覚しているので非道な手段を取らざる得ないんでしょう。
キルスティン・ダンスト演じるリーは、映画の終盤パワーを失ってましたよね?あれって「私はジャーナリストとして頑張って来たのに、私の住んでいる白人様の国家がこんなことになるなんて…」ということで落ち込んでいるんですよね?あそこに柳下毅一郎さんはレイシズムを感じたと言ってましたね。
青木理さんに「この言葉はこうやって使うんだよ!」と教えているかのような
「日本人の劣等性」の応酬
宮台先生のように文化的後進性を指して使うのが正しい使い方だね。
青木氏の言い方だと人種的な劣等性ような言い回しで優生学的な嫌悪感を感じる。
シビル・ウォーは最終兵器彼女ってこと?
地上波放送禁止レベルありがとうございます。
■5金、わいわい♫\(^o^)/♬
プレミアム・フライデーだった良い肉の日(^^♪
ゲームに目的がないって、それサッカーとか野球とかも同じじゃない?
人って堤防、漁港だとごみすてるのに無人島だとルールがなくてもすてないんだよな。屋台でいまきたないとゆうけど戦争あったら屋台にかんしゃするようになるんだよな。戦争あれば隣に挨拶もするし誰もあぶない遊具に文句も言わなくなりうるさくても苦情も言わなくなるしとにかく排除されるものがかなりなくなるんだよな。戦争って限度や柔軟性がわからなくなるからあるのかなと思う。だって戦争がないのが平和なら戦争がないなら平和はないからね。何で戦争がずっとあるかっていっけんかんけいなさそうだけど人が平和だと許せない人間性になってくからと思う。おかねもちも海外でテロあえば日本で国内旅行もむずかしい人のほうがはるかに幸せになるからな。
多様なのに無多様にどんどんなってるよな、むかしは個性がすごい、限度がある。今は多様なのに個性がない。限度もない。というか多様だから個性をなくさないと社会がなりたたないんだろうな。おたがい様みたいに認める心のスペースがないから多様はまったく認めない社会になるんだよな。
宮台先生最近大丈夫っすか?神保さんと一緒の時ではないときの発言がなんか痛々しいです!
神保は宮台のどこを押したらどういう音が出るか熟知してるんだろうな。宮台のいくつかのレパートリーに適切なトスを送っている。
デイキャッチの頃から、ずっと宮台先生の発言聴いてるけど、神保さんとのコンビである事が最良。
先日のゴールデンラジオの「火遊びバーン!」の連呼なんて、出演者もリスナーも置き去りで、その言葉に自ら酔ってるだけのようにしか思えなかった。
とはいえ、やはりビデオニュースでの議論は好きです。
@@tkyk0105ify
「火遊びバーン!」はスベってることを誰かが指摘してあげた方が良いな。
@@TheNobumitsuデイキャッチもビデオニュースも20年以上視聴してます。
神保さんがプロデューサーで宮台氏がは主演俳優だと思って視聴してます
例の報道の後から何か投げやり感を感じます。
ビデオニュースのときはそんなことないですが。大澤真幸とのイベントのときは、😅となりました。
「不条理だらけの世界を当たり前としない生き方」普通だよ
前後編の両方を一応視聴した、とだけ書いておく。
宮台先生が語ればすぐ「劣化」の結論。クズだの劣化だのの指摘ではなんの解決にもならないのだが。
ジェシー・プレモンスなんて
とっくに世界的に有名だよ。
しっかりしてくれ宮台さん。
ブラック・ミラーとか
ブレイキング・バッドとか
観た事ないんかね?
ラストマイルのネタバレはちょっと酷い……。ネタバレせずとも語れる話題は社会学者の宮台氏であれば枚挙にいとまがない筈であろうに。単なる内容説明になっているのが残念でした。
酷い番組!呆れた!スペシャル映画特集 というタイトルで鑑賞を始めたが、45分(105分の内)過ぎても映画の話が始まらない。他人の気持ちが分からない2人だ+アルファ?今後の2人の評論等はもう聴かない。説得力ゼロ!社会人としての常識がない。
いかにも初めてこのチャンネルを見たって感じのコメントだな。