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私は「私」と同じ年頃の子を持つ親なので、息子の告白を聞き謝罪することを促した母の気持ちが痛いほどわかり、聞いていられないくらい辛い気持ちになりました。自分の家は裕福ではなく息子が夢中になっていることを知りながら蝶採集の道具を買ってやることもできない。裕福なお隣の奥様の良妻賢母ぶりや、折に触れ裕福な人特有の無邪気な嫌味を言われたりしていたかもしれない。その生活の違いに複雑な思いも抱えていたかもしれない。息子の悪事は今後の自分の生活にも暗い影を落とす可能性が多分にあるのです。本当なら息子を抱きしめて「そんな思いをさせてごめんね」とさめざめ泣いたり、絶句して悲観に暮れてヒステリックになるくらいでもおかしくないのに、それでも祈るような気持ちで息子を小声で正しい道へ送り出したと思うのです。正論に親子でどんなに傷ついてもそれ以外に道はなかったでしょう。この母の心の芯の強さに私は賞賛と労いを贈りたいと思いました。中学時代に教科書で読んだ時にはここまでは思いもつかなかった視点です。素晴らしい小説は、時を経て読むたびに新しい視点と発見を与えてくれます。
僕の立場で書かれた作品なので、エーミールの冷淡さが際だっているけれど、彼も彼なりの深い悲しさがあっての対応で、絶対に人を許せないという彼の態度事態が、大人びているようで、真直ぐな少年性の表出かと思う。
分かります!むしろ怒鳴らなかっただけ偉いですよね…自分が苦労して孵した宝を一瞬にして壊されてしまったんですからあと普通にエーミール目線謝りもしない下劣なやつ、ですよね
完璧であることは完璧でないということだと思った。どこか欠けている人間の方が他者に優しくできる、ということがあると思うけど、エーミールはその真逆のパターンのような気がする。生い立ちにも能力にもコンプレックスがないから、魔が差した他人の行動を、100%本人の責任と結びつけて、完全な悪と断定してしまう。なまじコンプレックスがないから、「魔が差す」ということの感覚さえわからない。許しということについて考えさせられる。
罪を償うという行為は加害者にとっての救いでもあるということだよねそして、被害者から償い自体を拒絶されたことで、加害者は罪を償うこともできずに背負い続けなければいけない
自分がその価値を見出している物を、自分自ら壊してしまったことのショック、何でもするから元の状態に戻して欲しいと熱望する気持ちが、痛々しい。途方に暮れつつやっと出向いて詫びようとしていた僕に、エーミールの対応は最悪だった。興奮して怒ったり罵ったりしてくれれば、まだ良かった。とにかくただひたすら頭を下げ詫びることができるから。しかしエーミールは、軽蔑的にじっと見つめて、僕のコレクションを全てあげるという提案さえ全くの考慮すらせず、僕のコレクションに対する粗雑さをあげつらい、僕の自尊心を傷つけた。僕にしてみれば、最悪の展開だった。罪を犯してしまった者の立場では、何を言っても聞いてもらえない、その動機がどんなに理解できる範囲のことであっても。エーミールはまるで、ただ壊したくて壊した結果と、その価値を知っていてそれを所持したくなって結果として壊してしまったことの間に、いささかの差も感じていない。僕は悪いことはしてしまったけれど、その原因をエーミールなら少しは理解してくれるのでは?と感じていたのではないか。エーミールは正義、僕は悪という図式が、いかに表層の理解でしかないということを作者は言いたかったのではないだろうか。
この状況でエーミールが正義だと思う奴なんて、そうそう居ないでしょ。文章で読むんじゃなくて、実際に場面を見たとしても「こんなに謝ってるのにエーミールは流石に酷くない?」って思う人が大多数だと思うよ。母親が見てたら十中八九、「こら、エーミール。この子もこんなに反省してるんだからその態度はダメでしょ」って感じで叱られると思う。別に物事の深い見方でも何でもない、普通によくある日常だよ。
@@legleg3172 さん 人の物を盗むのは、どう言い訳しても正しいことではありません。いくら反省しても、破壊されたものは戻ってきません。そういう点では、僕のしたことは悪と見なされるということです。ただこの物語では、やむにやまれぬ思いとのせめぎあい、その結果としての破壊、その事実を僕本人が誰よりも悔いているという状況です。そういう理由で、普通の犯人、被害者とは若干違っています。そういう意味で、私は書きました。
@@legleg3172 さん どんな理由があったにしても、人のものを盗むことは認められません。そういう意味で、エーミールは正義だと私は書きました。蝶という小さなものでも他人の所有物であれば、それを勝手に奪うことに正当性はありません。ただこの小説では、その間の心の動きを描写することによって、過ちを犯してしまった者の心理とその内面を探求しているのだと思います。
この物語は社会人になった今でも覚えてます。解説ありがとうございます。細かい描写が素晴らしいですが、改めて話の大筋も素晴らしいと感じます。誰しもこんな隠したくなるような体験があるはずで、この物語はちゃんと僕のトラウマになってます(笑)罪とは?が教科書に載せてあったことに驚きを隠せないですね。
へたすると自分もやってしまいそうな、何だかやってしまったような痛みに近い感覚が残る。
「エーミールの大切な蝶を盗んで壊したやつ」と友だちにも噂が広まるんだろうな、想像するだけで辛い、、次がラストでしょうか。先生の解説楽しみにしています!
エーミール主観での物語があれば、彼は彼なりの葛藤があって、それを『暴力』や『罵声』を浴びせる事で解決しない、エーミールはかなり自分の心を自制した理性的な対応ができる人で、『冷たい人』とか『残酷な人』と全然思いません。正論だけがいつも正しいわけではないけど、自分がとても大切にしているものを盗まれ、壊され、謝られ、戻らないものの代わりにその盗みをした人の『コレクション』を差し出すから。と言われたら・・怒りを通り越して、(怒ってももう戻らないから)感情を味わってしまったら辛いから、エーミールのように失望した態度に変わってしまうかもしれません。エーミール主観じゃないからエーミールの心情は分かりませんが。『僕』がエーミールに劣等感を抱えていた事が、この悲劇を産んでしまった気もします。だってエーミールを『完璧で嫌なやつ』って思ってしまってる時点で、本当はコレクションをわざわざ見せなきゃいいのに、『見せたい』と思ってるという事は、その『完璧だ』と思ってる人に『認められたい』っていう、コンプレックスがある感じですよね。でも『少年の日の思い出』ですから、その苦さや痛みを、封じ込めずに活かせたらいいですよね!このお客様(僕)は誰かに、この封じこめていた話を初めてできた時点で、時が動き始めましたね。エーミールはエーミールで大人になってから『あの時のあの対応は正しかったのだろうか?』なんて、葛藤しているかもしれません。痛い思い出は誰にだってあります。私は子供達が何かやらかすたびに、自分の失敗談を話します。痛い思い出は、笑いながら話すくらいの方が、消化できるし、そこから成長できるかなって思います。なんか、この小説の解釈動画で、色々考えさせられました。髑髏万博センセ、ありがとうございます✨
エーミールがもし大人だったら「僕」の誠実さを考慮して許してたりしてたのかなと思ったり こういう対応もちょっと幼さが残ってるのかなあ
僕が何時間も葛藤している間、エーミールの方も大切な蝶を元に戻せないか苦心していたのも伺えますね苦心しながら、こんなことをやったやつを捕まえたらどんなふうに攻撃してやろうと考えていたのかもその結果、一番きつい言葉を相手に投げかけたのではと思いました中庭でエーミールのことを考えている僕と、ずっと蝶に向かい合っていたエーミールの図式が見えてくるような解説でした
エーミールの性格からして、「自分の管理が甘かった」と自分を責めてたと思うよ。
朝お風呂掃除しながら聞いていて「つら……」となりました。負の部分が生々しくよみがえって。それでも「50年近く生きて来れたんだなぁ、自分」と歳を重ねて得た逞しさをも感じることができました。
こんなおもろい授業してくれ、本質をついた言葉で伝えてくれる先生、全国の国語の先生の中におる?この物語の世界に引き込ませる吸引力はダイソン越え
ボコられたならわかるけどエグられたのが痛すぎて切ない‥
懐かしい。どんな話か忘れてたけど、嫌な後味だけは心に残ってたんだよなぁ
毎回動画めちゃくちゃ面白いけど、サムネもタイトルも、少年の日の思い出の3回目とかの情報が分かりづらすぎる(他の動画も共通)単発の動画ならいいけど、シリーズなら検索かけた時とか、どれを最初に再生すればいいか分からないことが多いあと、第2回目は「少年の日の思い出」のワードがどこにも記載なくて検索ヒットしなかったような、、あの回もう1回見たい!ってなっても、長いタイトルの最後にvol.4とか書いてあると、再生するまで見えない何回も見たいので、どうか検討をお願いします
次の動画へのリンクが貼ってなくて前の動画のリンクしかないのもイラッとする。スタッフ無能。
エーミールって本来同情とかされるべきなのに、読んだ当初はみんな大嫌いなのも面白いよね
ワシントンのエピソードは親だからかな。悪いことや失敗をしても母親のもとには居場所があるのは大事だなと思いました。エーミールは完璧だけれども、彼の母はダメでも受け入れてくれるような母親ではないような気がした。
ワシントンのエピソードは正直の美徳とか以前に、「やっぱりアメリカは豪快やな〜」って感じるな。意味もなく木を切り倒して、「正直に言ったからエラい!」だからね。古き良きアメリカの、大らかさと豊かさがある。逆に、今のアメリカはピリピリしてるよなぁ〜。
文学に対して愛と知識と解釈力・想像力の深い又吉直樹氏とゆっくり一文ずつ作品を味わう体験は大変貴重で贅沢です。この企画はありがたいです。コンテンツどんどん増やしていってください。走れメロスの回も本当に楽しかった。ひとつの作品を扱う割に動画を細かく分割しすぎて集中できないので、前後編くらいにしてほしいです。
遂にあの名台詞の箇所に…人間誰しもが持っている、けれど表には決して出さない心の内の負の面を生々しく書いたこの作品は、当時の私に強烈な衝撃を与えました。あれから20年経ちますが、あのときの嫌な感覚は今でもこびりついています。
謝ろうが葛藤しようが壊れたちょうは戻らないのでエーミールの反応は当然だと思っていた記憶。静かな怒り方はよく分からなかったけれど、怒鳴ったり罵ったりせずにただ軽蔑する方が効果的な場合もあると学びました。
学生でこれを読んだ時にどうしても僕の主観だけしか読めなかった。大人になるとエーミールの立場も考えられるようになり、より僕の行動が安直なものだと思った。又吉先生の「いかなる罪でも聞いてあげるべき」は分かるけど、今回の件はしゃーないねの範疇ではないと思う。エーミールが育てたクジャクヤママユをたった数分でクシャクシャにしてしまった。人間関係もどちらかと言うと良くない相手なら、尚更、あの言葉を言うのは仕方ないし、なんなら自分の蝶をあげるという安直な申し出をするんだから余計にそう言いたくなるわ。
自分が100%言い訳の出来ない「悪者」になってしまったって自覚するの、キツいよなあ…。
その言葉を聞いて僕はあいつの喉笛に飛びかかる….万博先生と児玉さんは「それはやりすぎ」と軽く笑っておられましたが、僕はそう思いません。….ブランキージェットシティの「人殺しの気持ち」という曲を思い出しました。
エーミールの台詞を見てこの話昔教科書で読んだの思い出した子どもながらにこの台詞は攻撃力高かったんだろうなぁ
国語の先生が万博先生だったら良いのになと思うけど、実際そうだとしても授業になると眠ってしまうだろうから、そうかそうか、つまり僕はそんな奴やったんやなぁ。
いつも万博先生は面白い👏児玉さんも!!
このシリーズ大好き💓♥️❤️
【アカンなんかのキーワードが削除される】この作品のこの箇所は又吉先生のおっしゃるようにschwer過ぎるな話ですわ。このHermann Hesseの感性ってやはりというかドイツ寄りの複雑さの表現の仕方をよく知ってるな。これは日本で理解されやすいですね。)DVをもっていた年下の彼氏思い出した。羽はおるわ、つぶすとか最悪なお子ちゃま。(そうそうDVをもってる年下の彼氏が誤って年上の彼女を葬り去るのと類似はしてる。)エーミールがオレはお前のコレクションなんて知りつくしてる。お前みたいに適当に蝶をあつかう奴のコレクションなんて興味ないってそりゃ言うやろって話ですわ。お母様が優し過ぎた。(Flüsternに隠された母の狙いと思いって所。)「蝶の収集を全部やる」「ノド笛に飛びかかるところだった」っていうので思い出すこと。ガンダムのアムロとその周りの少年たちみたいな不器用さなんだよな。でも主人公はネコちゃんののせいにしなくてそこだけは少しは成長したのではないかと思いまする。
heavy=ドイツ語でschwer。Flüstern=ドイツ語で小声。
サルゴリラさんおめでとう御座います㊗️
万博先生、国語の授業が終わった後に生徒と目を合わせないようにそそくさと教室出て行くのやめて下さい。
すみません、ちょっと直視出来ないので、一旦ほっこり動画観ます。….いぃちゃんとか。
いやいや青い人は ものすごい衝撃を受けているのですよ。表情を良くご覧ください。特に「ラッピングを外して真新しい本にコーヒーこぼした」あたり。以前 暴風雨を撮影している人が 笑い止まらない映像をみました。青い人を軽蔑しないで♡
万博先生、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか?….今夜の仙台は中々涼しくて過ごしやすいですよ♪…いつも素晴らしい解釈、ありがとうございます♪…. ですが正直、今回の解説、不快です。….近所の同級生の金田くんのウルトラマン消しゴムコレクションの中からウルトラマンレオを盗んでバレて泣きながら謝った経験のある僕特有の感情なのかもしれませんが。….児玉さんの笑い声や「ダセー」の声に何か僕自身が嘲笑されているように思えてしまって。ゴメンなさい💦
早く次が見たぎるるるる!!
短過ぎる!もっと長い動画にしてください。
児玉さんのこの服装、キングオブコントのオープニング撮った日かな
エーミールを「客観的な正しさ」の代表として解釈するのは違和感があるかな。エーミールには彼なりの主観があって、それは客観的な正義とは全く別物だと思う。彼のような神経質な完璧主義者にとって、「僕」のした事は本当に腹立たしくて「自分の世界観を汚された」ようなどうにもやり切れない怒りがあったのだと思う。でも、エーミールは怒りを表明するのに暴言や暴力という手段を持たなかった(自分の美学に反する)。だからネチネチと正論をぶつけるという、側から見るとかなり陰険な方法で怒りをぶつけるしか無かったんだと思う。エーミールはエーミールなりに「欠点を持った人間らしい人間」だと思うし、これからの人生でその欠点ゆえに苦労したり孤独を味わうだろう事は容易に想像できる。エーミールの人物像からは、何となく「結婚出来ない男」の桑野を連想したな。エーミールとか桑野みたいな人間が望むのは「自分の美学を理解して欲しい」という事なんだけど、その点で「僕」のした「自分のコレクションをあげる」という提案は最悪だったと思う。ただ、「客観的に」見ると「僕」の行動は子供にしては立派だし、エーミールはただただ嫌な奴に見えるね。
続きは????
食べ物で喩えるなら、肉じゃがかな
全国の国語の授業は又吉先生のオンライン授業でいいのではないでしょうか〜
え、エーミール嫌いな人とかいるの?知らんかった。当然に僕がクズな話だと思ってたんだがwびっくり
中学生当時は、盗みとその自白にまつわる倫理よりも、美や崇高なものに対する真摯さがテーマだと思って読んでいました。
アシスタント頭空っぽやな笑笑
サルゴリラ、キングオブコント🎉頑張れーーー\(*⌒0⌒)♪
”僕が70%悪い”
この動画面白すぎ1人ではここまで細かく読み取れなかった
いや、エーミールも相当のワルですよ。勿論「僕」が犯した罪は大概ですが、そこに至ったのはエーミールの不徳故でしょうね。自らの標本技術を鼻にかけて「僕」の標本を酷評しただけでなく、エーミールが上から目線で他者を見下す事は他にも有ったと思います。本文中には書かれなかっただけで。彼のそんな陰湿な性格が今回の事件の遠因となったというのに、魔が差して罪を犯した「僕」を更に追い詰める欲望を抑える事無く実行してしまうのですから、相当です。エーミールが怒りを示さなかった辺り、自分がこうすれば「僕」がこうなる事も或いは想定内だったかも知れません。
うーん、犯罪者の論理。。
ツライなただただ
青い人、ちょっと笑い過ぎて不快になります。笑える話ではありません。重く深いテーマの名作に対してあまりにも軽く失礼なリアクションだと思い気分が悪くなってしまいます。先生の解説が素晴らしいだけに残念過ぎます。
青い人はなにをそんな笑うことがあるの?全然笑うとこじゃないのに笑ってんのめちゃくちゃ気になるし邪魔テキトーに聞いてる感じに見えるしこの人呼ぶ必要あった?
右の奴なにわろてんねん
すごく興味をそそられるおもしろい動画です。ただ、ここまでなんとか見てきましたが、さすがに今回の青いひとの笑いが不快です。。 1:06 から
児玉さん、爪噛んだり、鼻つぶしたり、何でも馬鹿笑いで、ウザいと思われるって、分からん?
私は「私」と同じ年頃の子を持つ親なので、息子の告白を聞き謝罪することを促した母の気持ちが痛いほどわかり、聞いていられないくらい辛い気持ちになりました。
自分の家は裕福ではなく息子が夢中になっていることを知りながら蝶採集の道具を買ってやることもできない。裕福なお隣の奥様の良妻賢母ぶりや、折に触れ裕福な人特有の無邪気な嫌味を言われたりしていたかもしれない。
その生活の違いに複雑な思いも抱えていたかもしれない。
息子の悪事は今後の自分の生活にも暗い影を落とす可能性が多分にあるのです。
本当なら息子を抱きしめて「そんな思いをさせてごめんね」とさめざめ泣いたり、絶句して悲観に暮れてヒステリックになるくらいでもおかしくないのに、それでも祈るような気持ちで息子を小声で正しい道へ送り出したと思うのです。正論に親子でどんなに傷ついてもそれ以外に道はなかったでしょう。
この母の心の芯の強さに私は賞賛と労いを贈りたいと思いました。
中学時代に教科書で読んだ時にはここまでは思いもつかなかった視点です。
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僕の立場で書かれた作品なので、エーミールの冷淡さが際だっているけれど、彼も彼なりの深い悲しさがあっての対応で、絶対に人を許せないという彼の態度事態が、大人びているようで、真直ぐな少年性の表出かと思う。
分かります!
むしろ怒鳴らなかっただけ偉いですよね…
自分が苦労して孵した宝を一瞬にして壊されてしまったんですから
あと普通にエーミール目線謝りもしない下劣なやつ、ですよね
完璧であることは完璧でないということだと思った。
どこか欠けている人間の方が他者に優しくできる、ということがあると思うけど、エーミールはその真逆のパターンのような気がする。
生い立ちにも能力にもコンプレックスがないから、魔が差した他人の行動を、100%本人の責任と結びつけて、完全な悪と断定してしまう。なまじコンプレックスがないから、「魔が差す」ということの感覚さえわからない。
許しということについて考えさせられる。
罪を償うという行為は加害者にとっての救いでもあるということだよね
そして、被害者から償い自体を拒絶されたことで、加害者は罪を償うこともできずに背負い続けなければいけない
自分がその価値を見出している物を、自分自ら壊してしまったことのショック、何でもするから元の状態に戻して欲しいと熱望する気持ちが、痛々しい。途方に暮れつつやっと出向いて詫びようとしていた僕に、エーミールの対応は最悪だった。興奮して怒ったり罵ったりしてくれれば、まだ良かった。とにかくただひたすら頭を下げ詫びることができるから。しかしエーミールは、軽蔑的にじっと見つめて、僕のコレクションを全てあげるという提案さえ全くの考慮すらせず、僕のコレクションに対する粗雑さをあげつらい、僕の自尊心を傷つけた。僕にしてみれば、最悪の展開だった。罪を犯してしまった者の立場では、何を言っても聞いてもらえない、その動機がどんなに理解できる範囲のことであっても。エーミールはまるで、ただ壊したくて壊した結果と、その価値を知っていてそれを所持したくなって結果として壊してしまったことの間に、いささかの差も感じていない。僕は悪いことはしてしまったけれど、その原因をエーミールなら少しは理解してくれるのでは?と感じていたのではないか。エーミールは正義、僕は悪という図式が、いかに表層の理解でしかないということを作者は言いたかったのではないだろうか。
この状況でエーミールが正義だと思う奴なんて、そうそう居ないでしょ。
文章で読むんじゃなくて、実際に場面を見たとしても「こんなに謝ってるのにエーミールは流石に酷くない?」って思う人が大多数だと思うよ。
母親が見てたら十中八九、「こら、エーミール。この子もこんなに反省してるんだからその態度はダメでしょ」って感じで叱られると思う。
別に物事の深い見方でも何でもない、普通によくある日常だよ。
@@legleg3172 さん 人の物を盗むのは、どう言い訳しても正しいことではありません。いくら反省しても、破壊されたものは戻ってきません。そういう点では、僕のしたことは悪と見なされるということです。ただこの物語では、やむにやまれぬ思いとのせめぎあい、その結果としての破壊、その事実を僕本人が誰よりも悔いているという状況です。そういう理由で、普通の犯人、被害者とは若干違っています。そういう意味で、私は書きました。
@@legleg3172 さん どんな理由があったにしても、人のものを盗むことは認められません。そういう意味で、エーミールは正義だと私は書きました。蝶という小さなものでも他人の所有物であれば、それを勝手に奪うことに正当性はありません。ただこの小説では、その間の心の動きを描写することによって、過ちを犯してしまった者の心理とその内面を探求しているのだと思います。
この物語は社会人になった今でも覚えてます。解説ありがとうございます。
細かい描写が素晴らしいですが、改めて話の大筋も素晴らしいと感じます。誰しもこんな隠したくなるような体験があるはずで、この物語はちゃんと僕のトラウマになってます(笑)
罪とは?が教科書に載せてあったことに驚きを隠せないですね。
へたすると自分もやってしまいそうな、何だかやってしまったような痛みに近い感覚が残る。
「エーミールの大切な蝶を盗んで壊したやつ」と友だちにも噂が広まるんだろうな、想像するだけで辛い、、
次がラストでしょうか。先生の解説楽しみにしています!
エーミール主観での物語があれば、彼は彼なりの葛藤があって、それを『暴力』や『罵声』を浴びせる事で解決しない、エーミールはかなり自分の心を自制した理性的な対応ができる人で、『冷たい人』とか『残酷な人』と全然思いません。
正論だけがいつも正しいわけではないけど、自分がとても大切にしているものを盗まれ、壊され、謝られ、戻らないものの代わりにその盗みをした人の『コレクション』を差し出すから。と言われたら・・怒りを通り越して、(怒ってももう戻らないから)感情を味わってしまったら辛いから、エーミールのように失望した態度に変わってしまうかもしれません。
エーミール主観じゃないからエーミールの心情は分かりませんが。『僕』がエーミールに劣等感を抱えていた事が、この悲劇を産んでしまった気もします。だってエーミールを『完璧で嫌なやつ』って思ってしまってる時点で、本当はコレクションをわざわざ見せなきゃいいのに、『見せたい』と思ってるという事は、その『完璧だ』と思ってる人に『認められたい』っていう、コンプレックスがある感じですよね。
でも『少年の日の思い出』ですから、その苦さや痛みを、封じ込めずに活かせたらいいですよね!
このお客様(僕)は誰かに、この封じこめていた話を初めてできた時点で、時が動き始めましたね。
エーミールはエーミールで大人になってから『あの時のあの対応は正しかったのだろうか?』なんて、葛藤しているかもしれません。痛い思い出は誰にだってあります。
私は子供達が何かやらかすたびに、自分の失敗談を話します。痛い思い出は、笑いながら話すくらいの方が、消化できるし、そこから成長できるかなって思います。
なんか、この小説の解釈動画で、色々考えさせられました。髑髏万博センセ、ありがとうございます✨
エーミールがもし大人だったら「僕」の誠実さを考慮して許してたりしてたのかなと思ったり こういう対応もちょっと幼さが残ってるのかなあ
僕が何時間も葛藤している間、エーミールの方も大切な蝶を元に戻せないか苦心していたのも伺えますね
苦心しながら、こんなことをやったやつを捕まえたらどんなふうに攻撃してやろうと考えていたのかも
その結果、一番きつい言葉を相手に投げかけたのではと思いました
中庭でエーミールのことを考えている僕と、ずっと蝶に向かい合っていたエーミールの図式が見えてくるような解説でした
エーミールの性格からして、「自分の管理が甘かった」と自分を責めてたと思うよ。
朝お風呂掃除しながら聞いていて「つら……」となりました。
負の部分が生々しくよみがえって。
それでも「50年近く生きて来れたんだなぁ、自分」と歳を重ねて得た逞しさをも感じることができました。
こんなおもろい授業してくれ、本質をついた言葉で伝えてくれる先生、全国の国語の先生の中におる?
この物語の世界に引き込ませる吸引力はダイソン越え
ボコられたならわかるけど
エグられたのが痛すぎて切ない‥
懐かしい。どんな話か忘れてたけど、嫌な後味だけは心に残ってたんだよなぁ
毎回動画めちゃくちゃ面白いけど、サムネもタイトルも、少年の日の思い出の3回目とかの情報が分かりづらすぎる(他の動画も共通)
単発の動画ならいいけど、シリーズなら検索かけた時とか、どれを最初に再生すればいいか分からないことが多い
あと、第2回目は「少年の日の思い出」のワードがどこにも記載なくて検索ヒットしなかったような、、
あの回もう1回見たい!ってなっても、長いタイトルの最後にvol.4とか書いてあると、再生するまで見えない
何回も見たいので、どうか検討をお願いします
次の動画へのリンクが貼ってなくて前の動画のリンクしかないのもイラッとする。スタッフ無能。
エーミールって本来同情とかされるべきなのに、読んだ当初はみんな大嫌いなのも面白いよね
ワシントンのエピソードは親だからかな。悪いことや失敗をしても母親のもとには居場所があるのは大事だなと思いました。エーミールは完璧だけれども、彼の母はダメでも受け入れてくれるような母親ではないような気がした。
ワシントンのエピソードは正直の美徳とか以前に、「やっぱりアメリカは豪快やな〜」って感じるな。
意味もなく木を切り倒して、「正直に言ったからエラい!」だからね。
古き良きアメリカの、大らかさと豊かさがある。
逆に、今のアメリカはピリピリしてるよなぁ〜。
文学に対して愛と知識と解釈力・想像力の深い又吉直樹氏とゆっくり一文ずつ作品を味わう体験は大変貴重で贅沢です。
この企画はありがたいです。コンテンツどんどん増やしていってください。走れメロスの回も本当に楽しかった。
ひとつの作品を扱う割に動画を細かく分割しすぎて集中できないので、前後編くらいにしてほしいです。
遂にあの名台詞の箇所に…
人間誰しもが持っている、けれど表には決して出さない心の内の負の面を生々しく書いたこの作品は、当時の私に強烈な衝撃を与えました。あれから20年経ちますが、あのときの嫌な感覚は今でもこびりついています。
謝ろうが葛藤しようが壊れたちょうは戻らないのでエーミールの反応は当然だと思っていた記憶。
静かな怒り方はよく分からなかったけれど、怒鳴ったり罵ったりせずにただ軽蔑する方が効果的な場合もあると学びました。
学生でこれを読んだ時にどうしても僕の主観だけしか読めなかった。
大人になるとエーミールの立場も考えられるようになり、より僕の行動が安直なものだと思った。
又吉先生の「いかなる罪でも聞いてあげるべき」は分かるけど、今回の件はしゃーないねの範疇ではないと思う。エーミールが育てたクジャクヤママユをたった数分でクシャクシャにしてしまった。人間関係もどちらかと言うと良くない相手なら、尚更、あの言葉を言うのは仕方ないし、なんなら自分の蝶をあげるという安直な申し出をするんだから余計にそう言いたくなるわ。
自分が100%言い訳の出来ない「悪者」になってしまったって自覚するの、キツいよなあ…。
その言葉を聞いて僕はあいつの喉笛に飛びかかる….万博先生と児玉さんは「それはやりすぎ」と軽く笑っておられましたが、
僕はそう思いません。….ブランキージェットシティの「人殺しの気持ち」という曲を思い出しました。
エーミールの台詞を見てこの話昔教科書で読んだの思い出した
子どもながらにこの台詞は攻撃力高かったんだろうなぁ
国語の先生が万博先生だったら良いのになと思うけど、実際そうだとしても授業になると眠ってしまうだろうから、そうかそうか、つまり僕はそんな奴やったんやなぁ。
いつも万博先生は面白い👏児玉さんも!!
このシリーズ大好き💓♥️❤️
【アカンなんかのキーワードが削除される】この作品のこの箇所は又吉先生のおっしゃるようにschwer過ぎるな話ですわ。このHermann Hesseの感性ってやはりというかドイツ寄りの複雑さの表現の仕方をよく知ってるな。これは日本で理解されやすいですね。)DVをもっていた年下の彼氏思い出した。羽はおるわ、つぶすとか最悪なお子ちゃま。(そうそうDVをもってる年下の彼氏が誤って年上の彼女を葬り去るのと類似はしてる。)エーミールがオレはお前のコレクションなんて知りつくしてる。お前みたいに適当に蝶をあつかう奴のコレクションなんて興味ないってそりゃ言うやろって話ですわ。お母様が優し過ぎた。(Flüsternに隠された母の狙いと思いって所。)「蝶の収集を全部やる」「ノド笛に飛びかかるところだった」っていうので思い出すこと。ガンダムのアムロとその周りの少年たちみたいな不器用さなんだよな。でも主人公はネコちゃんののせいにしなくてそこだけは少しは成長したのではないかと思いまする。
heavy=ドイツ語でschwer。Flüstern=ドイツ語で小声。
サルゴリラさんおめでとう御座います㊗️
万博先生、国語の授業が終わった後に生徒と目を合わせないようにそそくさと教室出て行くのやめて下さい。
すみません、ちょっと直視出来ないので、一旦ほっこり動画観ます。….いぃちゃんとか。
いやいや
青い人は ものすごい衝撃を受けているのですよ。
表情を良くご覧ください。
特に「ラッピングを外して真新しい本にコーヒーこぼした」あたり。
以前 暴風雨を撮影している人が 笑い止まらない映像をみました。
青い人を軽蔑しないで♡
万博先生、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか?….今夜の仙台は中々涼しくて過ごしやすいですよ♪…いつも素晴らしい解釈、ありがとうございます♪…. ですが正直、今回の解説、不快です。….近所の同級生の金田くんのウルトラマン消しゴムコレクションの中からウルトラマンレオを盗んでバレて泣きながら謝った経験のある僕特有の感情なのかもしれませんが。….児玉さんの笑い声や「ダセー」の声に何か僕自身が嘲笑されているように思えてしまって。ゴメンなさい💦
早く次が見たぎるるるる!!
短過ぎる!
もっと長い動画にしてください。
児玉さんのこの服装、キングオブコントのオープニング撮った日かな
エーミールを「客観的な正しさ」の代表として解釈するのは違和感があるかな。
エーミールには彼なりの主観があって、それは客観的な正義とは全く別物だと思う。
彼のような神経質な完璧主義者にとって、「僕」のした事は本当に腹立たしくて「自分の世界観を汚された」ようなどうにもやり切れない怒りがあったのだと思う。
でも、エーミールは怒りを表明するのに暴言や暴力という手段を持たなかった(自分の美学に反する)。
だからネチネチと正論をぶつけるという、側から見るとかなり陰険な方法で怒りをぶつけるしか無かったんだと思う。
エーミールはエーミールなりに「欠点を持った人間らしい人間」だと思うし、これからの人生でその欠点ゆえに苦労したり孤独を味わうだろう事は容易に想像できる。
エーミールの人物像からは、何となく「結婚出来ない男」の桑野を連想したな。
エーミールとか桑野みたいな人間が望むのは「自分の美学を理解して欲しい」という事なんだけど、その点で「僕」のした「自分のコレクションをあげる」という提案は最悪だったと思う。
ただ、「客観的に」見ると「僕」の行動は子供にしては立派だし、エーミールはただただ嫌な奴に見えるね。
続きは????
食べ物で喩えるなら、肉じゃがかな
全国の国語の授業は又吉先生のオンライン授業でいいのではないでしょうか〜
え、エーミール嫌いな人とかいるの?知らんかった。当然に僕がクズな話だと思ってたんだがwびっくり
中学生当時は、盗みとその自白にまつわる倫理よりも、美や崇高なものに対する真摯さがテーマだと思って読んでいました。
アシスタント
頭空っぽやな笑笑
サルゴリラ、キングオブコント🎉頑張れーーー\(*⌒0⌒)♪
”僕が70%悪い”
この動画面白すぎ
1人ではここまで細かく読み取れなかった
いや、エーミールも相当のワルですよ。勿論「僕」が犯した罪は大概ですが、そこに至ったのはエーミールの不徳故でしょうね。
自らの標本技術を鼻にかけて「僕」の標本を酷評しただけでなく、エーミールが上から目線で他者を見下す事は他にも有ったと思います。本文中には書かれなかっただけで。
彼のそんな陰湿な性格が今回の事件の遠因となったというのに、魔が差して罪を犯した「僕」を更に追い詰める欲望を抑える事無く実行してしまうのですから、相当です。
エーミールが怒りを示さなかった辺り、自分がこうすれば「僕」がこうなる事も或いは想定内だったかも知れません。
うーん、犯罪者の論理。。
うーん、犯罪者の論理。。
ツライなただただ
青い人、ちょっと笑い過ぎて不快になります。
笑える話ではありません。
重く深いテーマの名作に対して
あまりにも軽く失礼なリアクションだと思い気分が悪くなってしまいます。
先生の解説が素晴らしいだけに残念過ぎます。
青い人はなにをそんな笑うことがあるの?
全然笑うとこじゃないのに笑ってんのめちゃくちゃ気になるし邪魔
テキトーに聞いてる感じに見えるしこの人呼ぶ必要あった?
右の奴なにわろてんねん
すごく興味をそそられるおもしろい動画です。
ただ、ここまでなんとか見てきましたが、さすがに今回の青いひとの笑いが不快です。。 1:06 から
児玉さん、爪噛んだり、鼻つぶしたり、何でも馬鹿笑いで、ウザいと思われるって、分からん?