【宿命のライバル対決は最終盤に劇的ドラマ】桜花学園VS京都精華学園 インターハイ2024 3回戦

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  • เผยแพร่เมื่อ 16 ก.ย. 2024
  • 。桜花学園リードで前半を終えると3Q京都精華学園が追いつき、その後は大接戦に。1点差を追う京都精華学園は残り7.7秒からのオフェンスで#18ユサフ ボランレ アイシャットが得点。65-64で激戦を制した。
    【特設】『北部九州インターハイ2024』(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)
    両者は昨年決勝で対戦し、京都精華学園が88-65で勝利している。その京都精華学園はまず#18ユサフ ボランレ アイシャットがインサイドで得点。さらに#6桃井優がクイックネスを生かしてレイアップを沈める。一方、リベンジを狙う桜花学園は#6阿部心愛がポストプレーから得点。しかし、互いにディフェンスが目立つ展開となり、残り5分で京都精華学園の7-6と得点が伸びない。しかし、1Q後半に入るとアップテンポな展開に。京都精華学園は#5橋本芽依が早い展開からレイアップを成功。さらに#18ボランレがリバウンドから決めてわずかにリードを奪ったが、桜花学園はオフェンス・リバウンドを確実に奪うと、#4深津唯生、#6阿部が3Pシュートを成功。さらに#7白石弥桜もミドルシュートを沈めて逆転。#11金澤杏の3Pプレーも飛び出し、桜花学園の22-15で1Qを終えた。
    京都精華学園は2Q、#13満生小珀、#18ボランレがミドルレンジから得点すると、#6桃井がフリースローで追加点。3点差まで縮める。ここからは互いに得点する展開に。桜花学園は素早いパス回しでオープンを作って#7白石、#4深津が得点。京都精華学園は#4林咲良、#18ボランレがインサイドで決めると、3Pシュートも決める。僅差での攻防が続き、桜花学園の37-35でハーフタイムを迎えた。
    3Q、京都精華学園は#5橋本のスリーで1点差にすると、#18ボランレのフリースローで40-39と逆転。すぐに追いつかれたが、#4林、#5橋本が得点源となり、52-44と一気に8点のリードを作って3Qを終えた。京都精華学園は3Q17-7としている。
    桜花学園は4Q、#9三國 ソフィアエブスがインバウンズから得点。さらに#11金澤、#4深津が得点し、点差を詰めていく。残り6分で6点差、ここで#4深津はチームメイトに「ここからだよ!」と大きな声を出して気を引き締める。すると#11金澤がフローターを沈め、#6阿部が速攻から得点。残り3分半で60-61と1点差とすると、#9三國がオフェンスリバウンドから決めて逆転に成功。さらに#7白石も決めて残り1分54秒で64-61に。タイムアウトを取った京都精華学園は、#18ボランレに入れて#7石渡セリーナが決めて得点。残り1分で1点差となる。
    桜花学園のオフェンス、残り23.4秒で#6阿部がオフェンスファウルを取られて相手ボールに。1点差を追う京都精華学園は残り7.7秒からのオフェンスで#18ボランレにボールを託して得点。すぐに桜花学園はフロントコートにボールを運ぶと、#9三國が3Pシュートを放ったが、決まらず。京都精華学園が65-64で激戦を制した。
    京都精華学園と激戦も1点に泣いた桜花学園…キャプテンの深津唯生「本当に日本一を取りたかった」
     8月6日、「令和6年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」は照葉積水ハウスアリーナで女子3回戦が行われ、前回大会の決勝で対戦した京都精華学園高校(京都府)と桜花学園高校(愛知県)が顔を合わせた。
     好カードとして多くの観客が見守ったこの試合、序盤は京都精華学園がユサフボランレ アイシャット(3年)のインサイドプレーや桃井優(3年)のドライブ、桜花学園は阿部心愛(3年)の力強いシュートなどで互いに得点を重ねた。しかし、第1クォーター終盤に阿部、白石弥栄(3年)などの連続得点で抜け出した桜花学園が、第1クォーターを終えて22-15と7点のリードを奪った。
     さらにリードを広げたい桜花学園だったが、第2クォーターでは京都精華学園の橋本芽依(3年)に3ポイントシュートを許すなどジリジリと点差を詰められた。結局、リードはわずか2点となって前半を終了した。
     一進一退の展開となった第3クォーターでも桜花学園はオフェンスで波に乗れず。それがディフェンスにも影響してしまい、京都精華学園に8点のリードを許して第3クォーターを終えることとなった。
     それでも、第4クォーターでは金澤杏(2年)が1対1からのシュートなどで反撃。阿部も追随し、残り3分30秒を切った時間帯に1点差に詰め寄った。さらには、残り2分30秒を切って三國ソフィアエブス(3年)のリバウンドからのシュートで逆転に成功した。その後、阿部との合わせのプレーから白石が得点を記録。リードを3点に広げたが、それ以降の攻撃で得点を奪えず。逆に残り約1分で失点すると、残り約7秒、京都精華学園のボランレに高さを活かしたシュートを決められてしまい1点ビハインド。残り5秒でのオフェンスも得点にはつなげられず、最後は64-65で力尽きた。
     試合後、14得点14リバウンドと体を張ったプレーでけん引したキャプテンの深津唯生(3年)は「すごく悔しいというか、勝ちきれるゲームだったと思うでの、そこはすごく自分の責任を感じています」と、言葉を絞り出した。さらに、「自分たちの学年は一度も日本一になったことがなくて。無冠のままで、ここにチャレンジャーとしてきたのですが、自分たちの代でも勝ちきれなくて……。本当に日本一を取りたかったなという思いです」とも語った。
     失点の65点は、188センチと191センチのセンター2人を擁する相手と考えれば、ある程度想定内の点ともいえる。一方でオフェンスは、個々の能力に優れる桜花学園にとって64得点は少し物足りなくも感じるところだ。
    「第2クォーターで流れがきた時、自分たちがイージーシュートを落として、逆にブレイクされてというのがあったので、そこは自分たちの甘さが出てしまったのかなと思います」と、深津はオフェンスでの反省点を口にした。
     クロスゲームともなると、インサイドに大型選手を擁する京都精華学園とは、終盤のここ一本の決定力で分が悪くなる。だからこそ、理想をいえば試合の終盤を迎える前にもう少し点差をつけておきたかった。
     これでインターハイは3年連続で京都精華学園の前に涙をのむこととなったが、反省ばかりでもない。「自分たちの流れは持ってくることができたと思うので、そこをどれだけ継続してできるかが勝負どころで大事になってくると思います。井上(眞一)先生のバスケットはディフェンスからブレイクなので、そこをしっかり出せたら勝ちきれると思います」と、深津は敗戦のなかから得た収穫を語った。
     夏の日本一への挑戦は、望んでいた形で終えることはできなかった、だが、まだチャンスは残っている。3年生たちにとって冬のウインターカップがラストチャンス。負けた悔しさを糧に桜花学園は再び前へと歩き出す。
    【インターハイ2024】京都精華学園に非情な逆転負けを喫した桜花学園、深津唯生の涙「最終的にはキャプテンの弱さが出ました」
    2024/08/06 21:44
    文=鈴木健一郎 写真=古後登志夫
    高校大学その他
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    #インターハイ2024#京都精華学園#桜花学園#深津唯生
    深津唯生
    「自分たちの学年は一度も日本一になったことがない」
    残り7.7秒からの最後の攻め、京都精華学園が大黒柱のユサフ・ボランレ・アイシャットで勝負してくるのは分かりきっていたが、止められなかった。浮かせたパスを手中に収めたユサフは、一つドリブルを突いてゴールへ行かせまいとする白石弥桜をかわし、下からボールをかき出そうとする阿部心愛の手より早くターンして、最後は正面に立ちふさがった深津唯生の上からシュートを決めた。1点リードは1点ビハインドに変わり、混乱した頭と感情を整理するためのタイムアウトは残っていなかった。
    必勝の気迫で臨んだ3回戦は、息詰まる熱戦の末の逆転負け。試合終了のブザーが鳴った瞬間の茫然自失の表情は涙で崩れた。キャプテンの深津はユニフォームで顔をおおって号泣していたが、ベンチまで戻ると口を横一文字に引き締め、仲間に向かって「挨拶!」と号令をかけた。桜花学園の選手たちが一列に並び、応援席へと頭を下げる。顔を上げた深津は再び号泣していた。
    「まずはすごく悔しい、勝ち切れるゲームだったので、そこは自分の責任を感じます」と深津は言う。ここ何年か桜花学園は勝てない時期が続き、そこには常に京都精華学園が立ちはだかった。深津は1年生からスタメンに抜擢され、横山智那美の代、田中こころの代と主力を担ってきただけに、勝てなかった責任を人一倍感じているのだろう。だからこそ、この結末は非情だった。
    「自分たちの学年は一度も日本一になったことがなくて、不安のままここにチャレンジャーとして来たんですけど、自分たちの代も勝ちきれなくて、本当に勝ちたかったという思いです」と深津は言葉を絞り出す。
    桜花学園
    「自分が耐えながらどれだけみんなを引っ張れるか」
    深津は14得点14リバウンドを記録したが、試合を通してファウルが先行して思い切ったプレーができない中で、チームは序盤の優位を崩されて相手のペースに持ち込まれた。そこで集中を切らさず我慢し続けて、点差を広げられずに食らい付いたことが、終盤に一度は逆転して勝利の一歩手前まで行く要因となった。
    「最後はキャプテンが強いほうが勝つので、自分が崩れずにどれだけ耐えられるか。耐えながらどれだけみんなを引っ張っていけるかだと思いました。プレーよりも声掛けが常にできることだと意識してやったんですけど、最終的にはキャプテンの弱さが出ました」
    勝敗がどちらに転んでもおかしくない終盤の攻防を振り返ると、深津には『自分がもっとやれていれば』の思いしか出てこない。「自分がもっとシュート力を上げて、ファウルをしない、相手に対してもそうですが審判へのアジャストがもっと早くできたなら。終盤の粘り、ルーズボールの粘りをもっとつけたら勝てると思います」
    不条理で悔しい負けを経験したが、それをプラスに変えて秋から冬へと良い形に繋げられるかどうかは、これからの彼女たち次第だ。

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