本当に必要な力を伸ばす「新たな教育」とは~高濱正伸×中室牧子×水野雄介×嶋田毅
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- เผยแพร่เมื่อ 4 ต.ค. 2017
- ウェブ: globis.jp/
こうゆう・高濱氏×慶應義塾大学・中室氏×ライフイズテック・水野氏×グロービス・嶋田
あすか会議2017
第6部分科会「テクノベート時代の新たな教育とは ~変わるもの・変わらないもの~」
(2017年7月2日開催/福岡国際会議場)
テクノロジーの進化は教育のあり方を根底から変えていく。タブレットやPCを使った反転教育やMOOCが普及し、人工知能やVR/ARの進化が知識の概念さえ変えていく一方、学校という場の概念も見直されている。ひとりのエンジニアが世界を変えられるテクノベートの時代、学びはどのようにその姿を変えるのか。キーパーソンたちが語る教育の未来。(肩書きは2017年7月2日登壇当時のもの)。
高濱正伸
株式会社こうゆう 花まる学習会 代表取締役
中室牧子
慶應義塾大学総合政策学部 准教授
水野雄介
ライフイズテック株式会社 代表取締役
嶋田毅(モデレーター)
グロービス経営大学院 教員
GLOBIS知見録
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ツイッター: / globisjp
アプリ: yapp.li/go/globis
個々を見るんだね
今日本は総合的にみていかねば変わらないのではなかろうかと思う。
そこで議論しても多少は変わるだろうが日本の将来的願望は無理ではないだろうかと無知ながら思ってしまうのだが?
自分用メモ
〈変わらないもの〉
・専心することで、宣言的知識の土台を形成させる時間を提供する。
・専門的スキルを獲得できる時間を作る
・認知能力は個人で獲得できるが、非認知能力:gritや自己調整学習は対話において獲得されるもよ(by ジェームズ・ヘックマン)
・「仲間」が教育現場の価値になる(since 吉田松陰)、コミュニティ形成能力
〈変わっていくもの〉
・平均点から個人主義へ(相対評価から個人内評価)→Adaptive Learning→Learning in Community
・教育におけるデータ・ドリブン化が鈍化している。なぜなら、定量データで人を評価することにそもそもの抵抗がある可能性がある
・e-Learning による非認知的支援(褒める、認める)が行動変容を促すこのが可能になる?かもしれない
・中学生以上は自己調整によって学習することが可能
・小学生以前は宇宙人wだからこそ個々に合わせた「見立て」が必要、それによる動機付けの調整が人の介在価値(発達段階論)
〈教育の目的〉
・グローバルをサバイバルする能力だけでなく、特異性(個性)の活用方法(それこそアダプティブな環境整備)を身につけてさせる
・一人ひとりの可能性を最大限伸ばす→多様性を受け入れ、自立して相互依存できる能力を身につけさせる
・手段は「集まってやること」に集約される、目的は知的な相互作用(プロレス)によって価値を形成させる
e.g.「先送り傾向」は困窮時に発生する→それだけの机上論では立ち行かないリアリズムを見せつけることが教育の目的へ
〈現場の可変性〉
・制度設計(免許など)から見直すべき→外的動機付けでなく内的動機付け機会を設計する→裁量権を与え、成長を実感させ、公共性を可視化させる(by リーリー)→例えばサバティカル制度を設ける:[参考]Googleの働き方
・教員の一言で子供は劇的に変わる(良くも悪くも)
・6人ごとにメンター(ファシリ)をつけると定性的にはアダプティブになる
・クラスマネジメント→例えば、「あかさたな」の席順でなく、計画的に相互作用を期待した席順配置
・教師は変われない?←まずは教師のエクスペリエンスを高めるための提供側の工夫が大切
〈質疑応答〉
Q.愛情教育
自己肯定感を高める言葉がけは大切で、やはり保護者という関数を変えるためにも、子供への声がけだけでなく、保護者を安心させる声がけが大切
Q.プログラミングの教育
子供の実現可能性を高めるために最低限のテクノロジー・リテラシーを身につけるべき。そのための要点は「タイミング」。中高生の良さは専心出来ることで、それを活用する。かつ、コミュニティで作らせることで、自己中でなく利他的な開発ができるようになる。
※好きになったタイミングで教える→コミュニティから学ばせる→それを褒める
Q.保護者による家庭教育への働きかけ
保護者の非認知能力が低い?
やはり、「保護者」という関数を変えなけば、子供は変わらない(もちろん、保護者は困っているだけ)
Q.どんな声がけ必要
キャロル・デューエック
「やたら褒めるだけでは、要求水準が下がってしまう」→学習ログという基づく褒める→次のサジェストを行う:どのようにやる気や能力を引き出すか?が重要
Q.海外事例
発展途上国の方がボトムアップの能力が高い制度設計をしている。
→子供の6人に1人が貧困な社会では、インフォメーションプロビジョンが大切(学びが社会でどう生きるかの情報提供)
先生だけでなく、すべての子どもの指導者に見てほしい。