社会問題との関係変化  ツバメのマンション”に異変(静岡県)

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  • เผยแพร่เมื่อ 30 มิ.ย. 2021
  • 古くから私たちと共に生きてきた渡り鳥のツバメが近年、県内でも見かけなくなってきています。なぜ、ツバメはいなくなったのか?背景には私たちの生活の変化があることが最新の研究で明らかになってきました。
     静岡市清水区ののどかな山間にあるガソリンスタンドには80を超えるツバメの巣が作られ「ツバメのマンション」として親しまれてきました。しかし2021年、この場所である異変が起きていました。
     <大木石油 大木久さん>「一番多いときは200羽くらい来てましたね 今年は…せいぜい20羽。急に激減だから、こっちもびっくりしている」
     2021年は、このマンションに飛来したツバメの数が例年の10分の1に。マンションはいわば空き家だらけの状態です。
     <大木石油 大木久さん>「ここにいるだけだね」
     ツバメが減ってしまったことに地元の小学生も首をかしげます。
     <地元の小学生>「ツバメの鳴き声がなくなったから寂しい」「地球温暖化とかそういうのだと思う」
     渡り鳥のツバメは冬を温かい東南アジアなどで過ごし、春になると子育てのため日本にやってきます。そのツバメがなぜ減っているのか?ツバメの保護活動と詳しい調査を進めている日本野鳥の会は最新の研究の結果、のどかな地方でも子育てができない環境が広がっていると指摘します。
     <日本野鳥の会自然保護室 山本裕さん>「カラスやヘビが巣を狙うことがある。それを避けるためにツバメは人家の軒先に巣を作るが、人口の減った過疎地域ではカラスやヘビから身を守る手段がなく捕食されてしまう」
     いま県内でも深刻化している空き家問題。ツバメは卵やヒナを守るために天敵が近づきにくい人の住む家などに巣を作ってきました。近年、空き家が増えたことで蛇やカラスが巣に近づきやすくなってしまい、子育てがしにくくなっているのです。実際、野鳥の会の調査ではツバメが子育てを失敗した理由の3分の1を占めたのは天敵に食べられたことでした。人の生活環境の変化によってツバメは以前に比べ4割ほど減少したと見られています。日本野鳥の会は民家でツバメが巣を作り始めたら温かく見守ってほしいと呼びかけています。
    #オレンジ6 7月1日放送

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