Japanese Hiphop Rhyme Scheme | Younggunnz - ILLMARIACHI feat. DESPERADO (1997)
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- เผยแพร่เมื่อ 4 ก.ย. 2024
- 名古屋の刃頭(BEATKICKS / Kemuri Production)とTOKONA-X(BRAND NAGOYAN / 押韻王者)によるユニットILLMARIACHI『THA MASTA BLUSTA』収録、大阪のDESPERADOを客演に迎えたYoung Gunzシリーズ1作目のオリジナルリリックバージョン。 TOKONA-Xが18歳の頃に制作されたアルバムだが、ドスの利いた声とオリジナリティのある任侠映画的な台詞回し、刃頭の和モノ使いの男臭い乱れ太鼓ビートなど当時のシーンの中でも異彩を放っていた。
若干17歳にして日本初の大型野外イベント「さんぴんCAMP」に出演するも映像化されたVHSからは出演部分が全カットされるなど、東京中心のシーンに怒りを溜めていたTOKONA-X。大阪アンダーグラウンドで活動する同世代のDESPERADOに出会い、グループ名の話題(※)などで意気投合し、東京を仮想敵としたYoung Gunzという連合を結成する。Young Gunzは後に名古屋のM.O.S.ADメンバーや京都のMAGUMA MC’S、横浜のOZROSAURUSなどが加わり実力を備えた地方の同世代を結ぶ連合となる。
※それぞれのグループ名、ILLMARIACHIは低予算映画『エル・マリアッチ』から、DESPERADOはエル・マリアッチのヒットにより得た多額の予算を投じたセルフリメイク映画『デスペラード』から名付けられた。デスペラードの主人公エル・マリアッチ役をアントニオ・バンデラスという俳優が演じており、日本語ラップクラシック『証言』のRINOバースで歌われる「マリアッチ 一番手は俺RINO バンデラスよりド派手に登場」のラインはこの映画が元ネタとなっている。
インターネットのなかった90年代中期まで日本語ラップの情報源は主に雑誌からだったが、編集部が都内に所在するため掲載される内容は東京の話題ばかりという東京中心のシーンが形成されていた。そうした状況の中、97年に発表されたこのアルバム『THA MASTA BLUSTA』の紙面広告には「全国のB-BOYS、俺らに続け!!」のメッセージが掲げられ、当アルバムを皮切りに横浜からOZROSAURUS、九州から餓鬼レンジャー、北海道からTHA BLUE HERBなど地方で力を溜めていたアーティストが続々と作品を発表。アルバム発表から2年後の1999年には地方の代表アーティストが出揃い日本地図が描けるほどに急激にシーンが拡大することとなる。当時のシーンを知らない世代の方はこういった背景を踏まえて聴くとより楽しめるだろう。
また実現はされなかったが、当初はYounggunzパート2として"E"qual、大阪DESPERADO、京都MAGUMA MC’Sを客演に迎え当時唯一のヒップホップ専門誌FRONTへ向けたディス曲『FRONT悪徒』が作られる予定だった。
当時の1997年版と2017年に発売されたリマスター版ではTOKONA-Xの最後のバースが違っており、今回取り上げた2017年版のほうが元々のオリジナルのリリック。内容的には地方のライブで手を抜いたZEEBRAに向けてのディスだが、当時はZEEBRAが同レーベルP-VINEにいたことや楽曲による他アーティストへの直接的なディスがNGと判断されリリックが差し替えられた。また推測ではあるが、1年後、ZEEBRAも在籍することとなる新レーベルFUTURE SHOCKからDESPERADOがデビューするため、この辺りへの配慮もあったのかもしれない。
ちなみにラップもビートも含め、この曲がRhyme Scheme管理人の一番好きな曲。
どのようにすれば日本語で韻を踏みつつリズミカルなラップができるのか。
教科書がない状態で模索していた1990年代の日本語ラップ。
20年以上前の先人たちの巧みな押韻構造を分析。
※一部耳コピのため正確でない場合があります。
ハイライト漏れ、動画で伝えきれなかった言葉遊びやダブルミーニングなど、ぜひコメントください。
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【楽曲情報】Younggunnz feat. Shigechiyo & Kent(THA MASTA BLUSTA 収録)
Lyrics By - TOKONA-X, Shigechiyo, KENT
Producer - DJ HAZU
Discogs: www.discogs.co...
購入: amzn.to/3bzvAiC
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【Rhyme Scheme関連リンク】
・website: rhyme-sche.me/
・Twitter: / rhymescheme_jp
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#ライムスキーム #イルマリアッチ #トコナX #日本語ラップ
ずっと97年版しか聴いてなかった私は最後のオリジナルバースで本当に本当に震えて開いた口が塞がりませんでした。感謝!one
当時からジブラに関する不穏な噂は流れてましたが、実際にこんなバースがレックされてたのを知って私も衝撃でした
@@RhymeScheme ビートモクソモネェカラキキナZEEBRA さんのバースで”俺もテストされた”とスピットされてて、23年越しにパズルのピースが埋まった気がします。何はともあれラップゲームの素晴らしさ、ヒップホップは知識があればあるほど楽しめますね。これからも素晴らしい番組楽しませていただきます。ありがとうございました!
@@RhymeScheme THE JAMES GANG - ashes the rain and i 無粋なの承知で。ネタも最高です。
いいですね。久しぶりに聴きました。勇者のテーマも同ネタかなと思ってるんですがどうなんでしょうね。
TOKONA-Xの声めちゃくちゃかっこいいな
2023年現在にはなかなか聞けないこの歌詞
動画概要欄では楽曲の制作背景やテクニックについて解説しています。
深く知ることでより楽しめると思いますのでぜひ動画と合わせてご覧ください。
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相変わらず選曲ハズさないですね!最高
ありがとうございます!クラシックと個人的な好みの選曲をバランスよくあげていきたいですね
読み応え十分な解説、日本のウェストコースト旋風が
今も根付く訳が理解できた気がしました。感謝です
トコナばかり神格化されがちですが、この曲の主役は間違いなく茂千代だと思ってます。笑
茂千代、才能の塊でしたね。長らく日本語ラップ聴いてますが一番好きなMCです。
@@RhymeScheme 自分も若い頃に憧れまくってました!笑
茂千代さんとかMAGMA MC'sのRYUZOさんがショップ店員してるころによく大阪のアメリカ村に通ったのを思い出します。
このCDの数年後に、RYUZOさんがOZROのアルバムでYOUNGGUNZってタイトルの曲にfeaturingされてて興奮しました笑
声質がNIPPSにちょっと似てる
1997のイメージが誤解されるほど名曲
マジで助かります、ありがとうございます。
動画が出てきたので、見てみました!
シブすぎる!😎👍
こっわ!
大好き
18歳の地方の若手がシーンの中心にいたリリースアーティストに向けてこんなこと言ってるジャンルもなかなかありませんね
WANTEDのとこ大好き
言いたくなりますね
凄いトラックだ
TOKONAが生きてたら今の日本の首都は名古屋
勢力図は少し変わっていたでしょうね
最後の
【もちとタブーおかしな】
はヤバいね✌🏿
こちらのバージョンではリリックが違いますね
知らざぁとかのTOKONA-Xしか知らなかったからこんな声の曲もあったのかと驚き
セールス的にはメジャーに行ったソロ期のほうが売れていますが、シーンへの影響としてはこのILLMARIACHIのほうが大きかったと思います。最近ではDJ RYOWが最近のラッパーを客演に呼んでこのアルバムの楽曲をいくつもリメイクしているのでそちらも合わせて聴くと楽しめると思います。
Love From Italy
thx!
渋すぎる
トコナメさんありがとう。
DJ KENSAW / OWL NITE お願いします!
いいですね。日本語ラップ史的にも重要な曲なのでいつかやりたいですね。
無知なんですが、youngunzもこれのサンプリングですか?
アナーキーの理想の女はニキータってここから来てんのか!
もうちっとタブーをおかしな
私もそちらのバージョンのほうが聞き馴染んでますね
ビートモクソモネーカラキキナの元ネタ
ビートモクソモネェカラキキナ自体は別のインスト曲で、「ビートモクソモネェカラキキナ」というフレーズもTOKONAIZMという別の曲なんですが、なぜかビートモクソモネェカラキキナ2016ではこのYounggunnzのビートがリサンプリングされてますね。
最後のバース2パターンあるのかな?
当時差し替えられましたがこちらがオリジナルのリリックです。概要欄に詳しく書いているので興味があればお読みください。
taboo犯しな
何でジブラdisられたんですか?
リリックの名前の表記がshigechiyoとkentwild逆になってないでしょうか?
合っていますよ。今の茂千代と比べるとかなりフリーキーなので当時のスタイルを知らないと違和感があるかもしれません。
トコナイケイケの時代。ハズも手に負えんって聞いた事ある。