立てなかったキリンの子 支えた人々の思い|HOME広島ニュース

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  • เผยแพร่เมื่อ 30 ก.ย. 2024
  • 飼育員からもらった、好物のリンゴをおいしそうに食べる1頭のキリン。広島市の安佐動物公園で、今年4月に産まれたばかりのアミメキリンの“はぐみ”です。一見、順調に成長しているように見えますが…。
    足元を見ると、なにか見慣れないものが取り付けられています。
    ●安佐動物公園 飼育主任技師 屋野丸武さん
    「症状自体見るのが初めてで。治るのかどうかということの前に、なんでこうなったのか、というのが先でしたね」
    “はぐみ”は生まれたときから、後ろ足が不自然な方向に曲がっていました。
    ●安佐動物公園 獣医師 棚田晃成さん
    「本来、キリンは足先のひづめの部分だけで体重を支えて立つ動物。“はぐみ”は、ひづめの後ろ側にある腱が恐らく伸びすぎている。だから、本来は曲がらないような角度に、後ろ足が曲がってしまっている」
    通常、キリンは産まれてすぐに立ち上がりますが、“はぐみ”は曲がった足の影響で立ち上がることができませんでした。
    ●安佐動物公園 飼育主任技師 屋野丸武さん
    「大きな動物ですから、立てないということは生死をわけることになります。どうしても立たせてあげたかった」
    そこで曲がった足を、伸ばした状態にしてギプスで固定。
    すると、歩き方はぎこちないですが安定して立てるようになりました。
    しかし、これで解決とはいきません。
    ●安佐動物公園 獣医師 棚田晃成さん
    「人間でも骨折するとギプスをはめると思うんですけど、ギプスを取ったあとは、筋肉を動かさなかったために、どうしてもリハビリの期間が必要。この子は小さいので骨の成長なんかも抑制してしまったりする可能性があった」
    なんとか、自然に近い状態で治療をすることはできないか。
    そこで安佐動物公園が頼ったのは、大学で義肢装具学を教える山田哲生さんでした。
    突然、舞い込んだ“キリンの装具作り”。
    今まで人間が使う装具を扱ってきた山田さんには、まさに苦難の連続でした。
    ●広島国際大学 義肢装具学専攻 山田哲生講師
    「キリンの解剖学的な知識がなく、正常な関節の角度がわからなかった。まずは親の歩行パターンを参考にするために、ビデオで撮影して基本的な足の関節の角度から勉強しました」
    その後も飼育員や獣医師と打ち合わせを重ね、まずは、“はぐみ”の足の正常な状態の型を作ることから装具作りが始まりました。
    そして、およそ2週間後にできたのが、足を前面から固定し支える装具です。
    装具作りは一発で成功!に見えましたが…。
    ●広島国際大学 義肢装具学専攻 山田哲生講師
    「後ろの部分を押さえたのがどうもダメだったようで、1時間で嫌がってつけなくなりました」
    すぐに飼育員らと打ち合わせをし、再び装具作りに取り掛かりました。
    それから、およそ3週間後。
    ●広島国際大学 義肢装具学専攻 山田哲生講師
    「今度は後ろを全体的に覆った。全体的に支える形にした」
    新しい装具は果たしてつけてもらえるのか。
    “はぐみ”に2作目の装具をつけると…。
    嫌がるような素振りはみせません。
    しばらくすると、“はぐみ”がキリン舎の中を歩き出しました。
    しかし、山田さんにはある悪い予感が…。
    ●広島国際大学 義肢装具学専攻 山田哲生講師
    「嫌がることなく使っていけそうだったんですが、強度にすごい不安が残っていた。おそらく1週間は持たないんじゃかなと」
    山田さんはすぐに3作目の装具の開発に取り掛かりました。
    そして、その悪い予感が的中。
    “はぐみ”の体重は、約120kg。
    後ろ足が地面を蹴る力に耐え切れず1週間ほどで装具が破損してしまいました。
    しかし、すでに開発をすすめていたこともあり、次の日には3作目の装具を装着。
    前面で足を支え、強度も強くしたものへと改良されました。
    装着から2日後。
    運動場には 飼育員に連れられ、のんびりと歩く“はぐみ”の姿が。
    ぎこちなさも消え、さっそうと走る姿も!
    3作目にしてついにキリン用の装具が完成しました。
    ●広島国際大学 義肢装具学専攻 山田哲生講師
    「なんとか形になったなという思いでしたね。形になったのはうれしかった。学生にチーム医療が実感させられたかなと思います。講義だけでは伝わらない部分が、このプロジェクトを通じて学生に伝わったかなと思う」
    ●安佐動物公園 飼育主任技師 屋野丸武さん
    「“はぐみ”という名前は、装具を考えていただいた先生や獣医師や担当者、いろんな人たちが携わって、みんなと一緒に育んでいきたいという意味で名付けました」
    さまざまな人の思いに育まれ成長していく、子キリンの“はぐみ”。
    今後は経過を観察しつつ、いずれは装具をはずして、自分の足で立てるようになることを目指していくということです。
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    2020年7月13日放送
    ※掲載された情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。
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ความคิดเห็น • 9

  • @こん-h5g3c
    @こん-h5g3c 3 ปีที่แล้ว +22

    走れて嬉しそう
    ずっと走りたかったのかな?
    本当に良かった…

  • @345soha8
    @345soha8 3 ปีที่แล้ว +18

    素晴らしいですね~献身的な皆さんの心。ゲンキに成長していってくれることを願っています。

  • @猫とカラオケとおばさんと
    @猫とカラオケとおばさんと 3 ปีที่แล้ว +13

    私も足の装具を使って、生活をしていますから、他人事とは思えません❗色々、装具を作りました。最終的に
    炭素ファイバーの素材でうまくいったのでしょうか?
    生まれてすぐに立てなかったら、母乳飲めないですよね!人工飼育で、ミルクあげてたのですか❓
    頑張れ❗❗はぐみちゃん❗

  • @武智ゆきな
    @武智ゆきな 3 ปีที่แล้ว +15

    自分の足で立てるようになって良かった!😭

  • @孝志井上-u7b
    @孝志井上-u7b ปีที่แล้ว +6

    ハグミ🦒頑張れ😃

  • @サッチ-l5q
    @サッチ-l5q ปีที่แล้ว +3

    頑張って成長して貰いたいです!

  • @大村一
    @大村一 2 หลายเดือนก่อน +1

    馬でも時々おるな。上手く矯正できてよかった。

  • @Hijiriko
    @Hijiriko 5 หลายเดือนก่อน +1

    こうやって弱い個体が残るのか

    • @oj3334
      @oj3334 หลายเดือนก่อน

      生物は弱い個体と共存や守ることで、
      知恵や知識がより多く付き、
      知的に進化していくと聞きました
      強い個体だけが生き残り精査されると、
      頭脳は不要で本能だけで生きていけるから、他者と共存する知性は育ちづらいそう
      環境の変化に種として対応しきれなかったりもある。
      人間は他の種に比較して、身体能力だけは脆弱だから、それをカバーするために知性が発達