競泳界の新星・根岸歩夢選手 新潟県の小学生記録を大幅更新！ その強さの秘密に迫る (21/04/05

上越市のスイミングスクールで週６日、練習に打ち込む１人の少年…
この選手が県の小学生記録を次々と塗り替えた根岸歩夢くんです。
【根岸歩夢 選手】
Q.毎日練習していて大変か
「大変だけど、水泳で頑張ると決めているから」
リオデジャネイロオリンピックの４００ｍ個人メドレーで金メダルを獲得した萩野公介選手に憧れる１２歳。
３月に出場したジュニアオリンピックの通信大会では、２００ｍ個人メドレーで２分１３秒０１の自己ベストをたたき出し、これまでの県記録を４秒近くも更新しました。
この強さの秘密とは…
【上越正和スイミングスクール　渡辺哲也コーチ】
「一番違うと感じるのが“キックの強さ”」
小学３・４年のとき、キックの練習に特化し推進力を培ったことで、すべての種目で好タイムが出るように。スイミングスクールの歴代記録はすべて根岸くんが塗り替えました。
さらに特出していたのが…
【桶屋美圭アナウンサー】
「先頭を泳いでいるのが根岸選手です。練習開始から４５分ほどたちましたが、休むことなく泳ぎ続けています。ものすごい体力です」
【渡辺哲也コーチ】
「心臓も強いので持久力も」
根岸くん最大の武器は“スタミナ”です。
【根岸歩夢 選手】
「毎年小学校である持久走記録会では全部１位で、シャトルランでは１２１回。水泳で常に苦しいことをやっているから」
１日の練習で泳ぐ距離はなんと４ｋｍ！毎日の練習でついたスタミナは同年代の平均と比べても圧倒的な差です。
そして、根岸くんの強さの秘密は技術と体力だけではありません。
【渡辺哲也コーチ】
「やっぱり気持ちが強い。納得いかないタイムが出たりすると泣き出してしまったりとか」
県の小学生記録を大幅に更新したときも…
【根岸歩夢 選手】
「全国で１番を狙っているので、それくらいは出さなければいけないと思う。目標のタイムではなかったから悔しかった」
決して妥協しない“精神力”もあるんです。
練習でも真っ先にプールに飛び込み先頭で泳ぐなど、目標達成のためには努力を惜しみません。
４月から中学生となった根岸くんが見据える先は…
【根岸歩夢 選手】
「全中に出られるようにして、中３には全中で優勝。そこから全国のトップを続けて、しっかり日本の選手になってオリンピックで金メダルをとる」