曹洞宗 心の柱

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  • เผยแพร่เมื่อ 17 พ.ค. 2015
  • 『心の柱』に込めた思い
    よりよき人生のために
     この『心の柱』は、人生をよりよく生きるために、心のよりどころを持つことをお勧めするものです。
     五重塔などに見られる日本古来の建築様式をモデルにした「心柱制震構造」で、あの東京スカイツリーも建てられました。強い風や大きな揺れにも耐えることができるのは、まさに「心柱」があるからです。
     人間にとっての心柱とは信心です。確かな信心をよりどころにすることで、人生の波風や予期せぬ出来事に出逢っても、倒れず生きていけます。それを「安心(あんじん)」といいます。
    曹洞宗の教え
     安心への道筋を説かれたのがお釈迦様です。お釈迦様の教えは道元禅師様(大本山永平寺開山)、瑩山禅師様(大本山總持寺開山)を通して、脈々と菩提寺の住職へと受けつがれています。その教えの根本は坐禅です。坐禅は生きる姿勢を示しています。
     背筋を伸ばし、深く呼吸をして、頭の力を抜く。姿勢を正すと、心が正しくなり、行いが正しくなります。日々をそのように過ごすことで、安心が得られます。
     毎朝、仏壇あるいはお位牌に向かって、姿勢正しく坐り、ここに掲載された教典を読むことから始めてみましょう。きっと、安心という心柱が育っていきます。
    人生は出会いと別れ
     父母はもちろん、先祖様方の出会いの連なりから私は誕生しました。その中の誰か一人でもいなければ、ここに私はいません。
     誕生は命との出会い。生まれてから、私たちは人間のみならず、動物や植物、さらに言葉や教えも含めた数多くの命と出会いました。また多くの別れもありました。私たちの一生は、出会いと別れの連続です。
     縦糸と横糸が織りなす織物のように、出会いと別れが人生を織りなします。その一本一本の糸全てに感謝し、受容することができたなら、私の人生という織物はかけがえのないものとなるでしょう。
    納得のいく人生を
     いつかは迎える最期の時に、「納得のいく人生」であったと受け容れるために、これまでの出会いやご縁に感謝して人生を振り返り、子孫に伝えたい思い、遺したい言葉などを記録しておきましょう。
     不安なくその時を迎えるために、お釈迦様、そして道元禅師様、瑩山禅師様を敬い、毎日のお勤めを行い、安心を確立していきましょう。
     また、お寺を訪れ、悩みや心配事があれば相談してみてください。
     「今日という日は、残りの人生の最初の一日」という言葉があります。心柱、心のよりどころを持って生きる人生を、今日から、今から始めましょう。
    東北管区教化センター公式ホームページ soto-tohoku.net/

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