第42回一般研究助成者 熊谷 尚悟 先生

当財団では、皆様のご寄付によって、がん医療の研究を行う若手研究者に向けた研究助成を行っています。
多くの応募の中から、優れた研究内容として選ばれた先生方の研究をご紹介します。
現在、新型コロナウイルス感染禍などによって、ご寄付が減少傾向にあり、助成金の原資不足に直面しています。
どうか、これからも皆様からの温かいご支援をお願いいたします。
【用語解説】
　■PD-1抗体
　免疫細胞であるT細胞の表面にあるPD-1（Programmed cell Death 1）と呼ばれるタンパク質に結合し、免疫細胞の働きを抑制して「攻撃をしないように」と免疫の働きにブレーキをかける役割をしています。
　■制御性T細胞
　本来は自己免疫病などにならないように、自己に対する免疫応答の抑制（免疫寛容）を司っている細胞です。
　■エフェクターT細胞
　胸腺の外（末梢）に出て全身を循環しながら、3種類（Th1、Th2、Th17）に分化して、病原体（細菌・ウイルス・寄生虫・真菌など）の排除に最適な免疫反応を誘導します。
　■pHが下がった環境
　溶液の酸性度を示す一般的な尺度です。7が中性で、7より小さいと酸性になり、7より大きいとアルカリ性になります。
#研究助成 #がん治療 #若手研究者