三之助 日本公演1万回!伝説のミュージカル『キャッツ』

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  • เผยแพร่เมื่อ 1 มิ.ย. 2019
  • 三之助「今日もご覧いただきありがとうございます。噺家の柳家三之助でございます。突然でございますが、これ何だかお分かりになりますか?65年。私の歳じゃないですよ。これね、もう一枚あるんですよ。これ35年。何だろう。もう一枚ありましてね。これ、日本公演通算1万回。これで察しの良い方はお分かりなんじゃないかと思います。私、今日こちら、劇団四季キャッツ・シアターに来ております。つまりね数字の秘密。これは劇団四季が創立65年。そして35年前にこのキャッツが日本で初演されたという事なんですね。それで通算1万回。2009年の3月に1万回を迎えたことで、益々、盛り上がっているわけなんですね。もう一枚あるんですよね。12年目、135回。これは実はですね、この番組が12年目を迎えまして、今日で135回なんでございますよ。『キャッツ』の足元にも及びませんけれども、これから我々も頑張ろうという事で、今日は『キャッツ』ご紹介したいと思います。早速行ってみましょう」
    初演は1983年。日本でのキャッツの歴史は、西新宿の専用劇場からスタートしました。品川区では、2004年、五反田にキャッツ・シアターが誕生し、2009年までロングランを記録。この間、キャッツは、初代、品川区観光大使に任命されています。昨年、2018年8月には、大井町の地にあらたにキャッツ・シアターがオープン。およそ9年ぶりに、キャッツは品川のまちに戻ってきました。
    キャッツの魅力の一つは、舞台と客席が一体化した劇場のつくり。特別に、開場前の客席にお邪魔させていただきます。
    三之助「専用劇場と思って中に入って最初に思いましたのは、建物というか壁とか全部『キャッツ』の為に作られている訳ですよね。この『キャッツ』の舞台はゴミ捨て場という事ですから。いろんな物があって。それが猫の目線ですから我々よりも大きく出来ているの。3倍から5倍。これボーリングのピン。大きいですよね。全部大型になってまして、なかなか見ていると面白いです。いろんな物があるので、今ある物も混ざっているの。今時のこういう靴とかね。だって35年やっているんですよ。35年前こういうのないですからね。そういうなんか新しい仕掛けもたくさん入っていて。だから私は今劇場を歩いているだけですけど、歩いていてもとても楽しめるという、そういう空間なんですな。それでここにある物の中には、公演地それぞれのご当地のゴミ。ご当地のゴミというのも変ですけど、ちょっとこれ見てください。しながわ水族館の入場券ですこれ。これをゴミって言ったら怒られちゃうかもしれないですけど、こういう物も遊び心としていろんな所にありましてね。だから見ていていろいろ楽しめるようになっています」
    三之助「なんですか?なんか書いてある。“初演からいるパンダのぬいぐるみがある”というカンペが出てきました。初演からあるパンダのぬいぐるみ?どれですか?これ!ほら見てくださいパンダ。これが初演からずっとあるという事ですよね?このパンダは35歳。35年物のパンダ。という事ですかね?ウイスキーだったら安くないよこれ。そうやっていろんな所に歴史もあり、そして今もある。そんな専用劇場でございますが。まもなく開演という事で。私も楽しみに拝見したいと思います」
    キャッツは、歌、踊り、音楽、舞台美術が一体となって、生きることの歓びを奏でる、奇跡のミュージカル。個性あふれる24匹の猫たちの中から、セクシーで奔放なキャラクター、ラム・タム・タガーを演じるお一人、上川一哉さんに公演終了後、お話をうかがいました。
    三之助「上川さんは、俳優になるきかっけというのはあったと思うんですけども」
    上川「そうですね、僕はこの劇団四季の作品を初めて観たのは、福岡の博多で観た『ライオンキング』だったんですけど。中学3年生だったんですけど。鳥肌が立つってこういう事なんだと、学生の時に知ったのがそれで。そこでずっと頭の中に引っかかって。僕自身、今やっているお仕事、例えばダンスだったりとか、歌だとかは全くやって来なかったんですね。だけど挑戦してみようと思って研究所のオーディションを受けさせてもらって、今に至るんですけど」
    三之助「やっぱり、人一倍頑張らないということになりますね」
    上川「研究所時代は本当に仲間に支えられて、同じ志の仲間たちがたくさんいたので、切磋琢磨し合って毎日楽しかったですね」
    三之助「上川さんが初めて『キャッツ』を観た日があるんでしょ?」
    上川「ありますね。研究所の仲間たちと観に行ったんですけど、毎日何かを得たいというのもあって。いつか必ずあそこに立つぞ、という夢をすごくあの時思ったのを覚えてます」
    三之助「自分が良いなと思ったステージに立つことができるって凄いことですね」
    上川「そうですね。でも、やはり観るのと、演じるのとは違う部分があるんですけど。初めてその稽古に入らせていただいてお稽古した時は先輩たちはこんな大変な事をすごく簡単に、ナチュラルにやられているという風に思って、すごく悔しい思いといろんな思いをしたのを覚えていますね」
    三之助「やってみなきゃ分からないこともありますね」
    上川「客席で観てたのに真反対。自分が演じる側に立っている喜びは、もちろんあったんですけど。やはりそれ以上に、この歴史のある『キャッツ』を演じるというのは、すごいプレッシャーで。何といいますか、常に力が入ってしまって喉が渇くみたいな状態だったんですけど。メモリーという代表曲、それを同じ演じる側として聴いた時はやはり聴こえ方も違いますし。今もこうやって聴ける喜びというか、そういう感謝を忘れずにやらないといけないなと本当に思いますね」
    三之助「この大井町品川区に四季の劇場が二つになりました、去年からね。上川さんから見て大井町というまちをどういう風に思います?ちょっと出掛けたりするでしょ?」
    上川「そうですね。たまに仲間たちとお食事にいったりする時とかも、大井町のお店に行くと『キャッツ』観たよって言ってくださったりとか、『リトルマーメイド』観たよとか『ライオンキング』観たよとか言ってくださって、まち自体がすごく我々劇団四季を応援してくださっている感じもすごくしますし。大井町でできて良かったなと思います」
    上川「大井町の方々から、我々役者、スタッフもそうですけど、カンパニー。皆たくさんのエネルギーを貰って、毎日 本番に出ております。そのエネルギーを、この舞台をぜひ劇場にいらして、肌で感じていただけたらと思います。劇場でお待ちしております」
    三之助「また、これからも頑張ってください。お忙しいところありがとうございました」
    三之助「いかがでしたしょうか。今日は1万回の上演回数を超えました『キャッツ』。そして大井町のキャッツ・シアターご紹介いたしました。劇場という所は俳優さん、舞台ですね、あったかい熱のある所です。客席も熱をおびています。劇場全体が熱をおびている所なんですが、そういう場所が皆さんの近くにございますよ。いつもの景色として通りかかっていただくのも結構ですが、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。さて、次回のとっておきの品川どうぞお楽しみに」

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