弘前城20210420

4月20日に訪れた弘前城。
今回は思いがけなく４つの奇跡が重なって、名実ともにダントツ日本一の弘前城の桜の満開に合わせて、世にも珍しい写真が撮れた。
奇跡その1
今年は全国的に桜前線が例年より10日くらい早く、自分の東北出張に合わせて弘前城の桜がちょうど満開を迎えた。
奇跡その2
この日は時雨模様の空だったのに、弘前城について駐車場から出てきたとたんに一気に雲が晴れて、太陽どころか岩木山まで姿を現した。
奇跡その3
とても違和感のある桜と青空と天守と岩木山のコラボ写真。
実は崩落が危ぶまれる天守の下の石垣の補修工事のため、2014年に天守の曳屋を行い、400トンの天守閣を3か月かけて70メートルほど岩木山側に移動した。その結果このような桜と天守と岩木山のコラボ風景が見れるようになったのである。
天守は早ければ2025年に元の位置に戻されるため、この風景が見られるのはあと3年。満開の桜と青空と岩木山がそろうチャンスはそうは多くない。
奇跡その4
この時期だけ天守のある本丸は有料となっているのだが、いつも無料の時期に来ていた俺は、有料になっていることに気づかずに、女房にLineで実況中継しながら入口を通らず出口から潜入してしまった。本丸から出て初めて有料であることに気づいたのだが後の祭り。岩木山は言うに及ばず恐山、白神山地、八幡平などなど、青森、秋田、岩手の山々をこよなく愛する俺に対する山の神のお導きと信じ、ここは無料で拝観させてもらうことにした。