日本キリスト教団六ツ川教会 ローズンゲン釈義黙想(2024/11/7)

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  • เผยแพร่เมื่อ 5 พ.ย. 2024
  • 2024年11月7日(木)
    【旧約聖書】
    我々の神、主よ、我々を助けてください。我々はあなたを頼りとします。代下14:10(協)
    【新約聖書】
    約束してくださったのは真実な方なのですから、告白した希望を揺るぎなくしっかり保ちましょう。ヘブ10:23(協)
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    「ローズンゲン釈義黙想」は、日本キリスト教団六ツ川教会の会員向けのメッセージです。
    日々、御言葉を聞くことができるように毎朝5時に更新します。
    「公開」設定にしていますので、六ツ川教会の教会員でない方も、ご関心のある方はどうぞ自由にご活用ください。
    釈義黙想の後に、呼吸と沈黙の時間があります。
    ヨガのトレーニングから学んだ呼吸法のごく基本的な方法を取り入れています。
    御言葉を聞き、呼吸と姿勢を整えて、良い一日の始まりとなりますように。
    どうぞ今日も笑顔でお過ごしください。
    使用しているテキストは『日々の聖句 Losungen2024』(ベテスダ奉仕女母の家出版部、2023年)です。全国のキリスト教書店でお求めいただくことができます。税込み1,400円です。
    *ローズンゲンで指定された場所以外は、聖書協会共同訳聖書のテキストを用いています。
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     本日、旧約聖書から与えられた、歴代誌下14章10節は、南ユダ王国の王アサが、クシュ人のゼラと戦った時の記述の一部です。旧約聖書でしばしば描かれる戦争は、王が神さまに敬虔で、神さまを信頼していると戦いに勝利し、そうでないと敗北するという描き方をしています。ですので、本日与えられた御言葉「我々の神、主よ、我々を助けてください。我々はあなたを頼りとします。」というのも、このアサ王が神さまを信頼していたから、戦いに勝利することができた、という文脈で語られています。神さまを信頼していたら戦いに勝利できるというのは、分かりやすい反面、今のイスラエルに当てはめて考えると、周辺国に武力侵攻しているイスラエルが神さまに信頼しているから有利に戦線を展開していると解釈されてしまうと、複雑な気持ちになります。
     ここで問いたいのは、私たちの敵とは人間なのかということです。新約聖書ではそのようには言いません。私たちの最後の敵となるのは、「死」なのです。今朝はヘブライ人への手紙10章23節が与えられました。ここではイエスが十字架上で流された贖いの血のお陰で、私たちキリスト者が天の聖所に入ることができる、私たちと聖所を隔てていた垂れ幕は、イエスの十字架の死によって取りされ、真の礼拝の道が開かれたと説きます。本来、神さまの前に自由に出て礼拝することができたのは大祭司だけでしたが、この大祭司の特権が、イエスの十字架のお陰で、すべての人に開かれた、すべての人が神さまの前に出て自由に礼拝することができるようになったのです。その礼拝に際して、本日の御言葉は「約束してくださったのは真実な方なのですから、告白した希望を揺るぎなくしっかり保ちましょう。」と私たちに勧めています。信仰とは、このように神さまの真実に対する信頼にほかなりません。この信頼があるとき、私たちキリスト者の神さまに向かう姿勢は正しいものとなります。「我々の神、主よ、我々を助けてください。我々はあなたを頼りとします。」、この歴代誌の御言葉は、死を打ち滅ぼすことのできるのは神さましかいらっしゃらない、その助けにすがり、頼りにするという意味で理解する必要があります。
     私たち人間の敵は人間ではありません。私たち誰一人として逃れることのできない死に対して、それを力強く打ち滅ぼす命の神さまに、私たちは信頼して、誠実に礼拝を守り続けたいと願います。
    日本キリスト教団六ツ川教会牧師  桐藤 薫

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