J.ドゥメルスマン:テナーサクソフォンのための独奏曲第1番「アンダンテとボレロ」 Jules DEMERSSEMAN Premier solo「ANDANTE et BOLÉRO」
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- เผยแพร่เมื่อ 15 ต.ค. 2024
- サクソフォニスト田村亮太です!サクソフォン黎明期の貴重な作品をお楽しみいただければ幸いです。
演奏曲目 J.ドゥメルスマン テナーサクソフォンのための独奏曲第1番「アンダンテとボレロ」
Jules DEMERSSEMAN Premier solo「ANDANTE et BOLÉRO」 Pour Saxophone Ténor et piano
演奏 2016年2月27(土) 上越教育大学 講堂
サクソフォン:田村亮太/Saxophone:Ryota Tamura
ピアノ 小林浩子/Piano:Hiroko Kobayashi
サクソフォンが誕生して間もない当時、発明者アドルフ・サックスの周りにいた作曲家たちは、このサクソフォンという新しい楽器のために、沢山の作品を生み出しました。本作品も、その中の一つです。
また、今日においてテナーサクソフォンは、アルト、ソプラノサクソフォンに比べ独奏作品が乏しい現状です。そのため近年、日本で盛んにおこなわれている中高生によるソロコンテストでの、テナーサクソフォンの選曲に苦戦する声が多く上がっております。
新しい作品が、世の中に誕生していくことも大切ですが、せっかくの機会ですので、サクソフォンにおける超古典の作品を再び掘り起こし、皆様に紹介させていただきたいと思います。
この動画をきっかけで、156年前に誕生した本作品に再びスポットライトが当たるきっかけになれば、これ以上の喜びはありません!本楽曲及び、作曲家の詳しいプロフィールなどを説明欄最下部に掲載いたしましたので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
田村亮太プロフィール
新潟市秋葉区出身。サクソフォンを村山文隆氏の指導のもと東京学館新潟高等学校吹奏楽部にて始める。洗足学園音楽大学サクソフォン専攻卒業。上越教育大学大学院修了。これまでにサクソフォンを三浦雄太、大城正司の各氏に師事。大学在学中、指揮法研究ゼミに4年間所属し川本統脩氏の下で指揮法を研究。大学院では長谷川正規氏の指導の下、サクソフォンにおける初期のレパートリーについて研究を行う。ソロリサイタルや吹奏楽部との共演など演奏活動の傍ら、吹奏楽の指導、自宅でのレッスンにも力を注ぐ。第51回新潟県音楽コンクール管楽器部門 最優秀賞を受賞。新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ第4期アウトリーチ登録アーティスト。社会人吹奏楽団シンフォニック・アンサンブル・リルト指揮者。
趣味
釣り 鉄道 カメラ コーヒー サッカー情報収集
田村亮太ホームページ
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田村亮太Twitter
/ peanuttamura
田村亮太Instagram
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J.ドゥメルスマン Jules DEMERSSEMAN (1833-1866)
ドゥメルスマンは、1833年から1866年を生きたベルギー国境に近いフランスのフルート奏者、作曲家である。11歳という若さでパリ音楽院に入学し、12歳の頃にはフルートで1等賞を獲得するなど、ヴィルトゥオーゾとして名を馳せた。しかし、新しく開発され現代においても主流であるベーム式フルートを嫌い、トラヴェルソ(バロックフルート)を使い続けたため、パリ音楽院にて教授の座を得る事ができなかった。
作曲家としての活動も展開し、自身が得意とするフルートのための作品を数多く残している。サクソフォンの発明者であるアドルフ・サックスとは友人で、サクソフォンのために21もの作品を作曲しており、ソプラノ・アルト・テナー・バリトンの4種類のサクソフォンに対して多くの独奏作品を作曲している。その他にも、声楽・サクソフォン・2本のサクソルン・トロンボーンで演奏される「アヴェ・マリア」や8本のサクソフォン・トランペット・3本のトロンボーン・チューバ・コントラバスで演奏される「プレリュードとアダージョ」など、変わった編成の作品も残している。
順風満帆な人生の中、結核を患い33歳という若さでパリにて死去。
演奏曲目 テナーサクソフォンのための独奏曲第1番「アンダンテとボレロ」
Premier solo「ANDANTE et BOLÉRO」 Pour Saxophone Ténor et piano
本作品は、 1866 年にパリ音楽院で行われたコンクールのために作曲された 作品である。そして、 21 を数えるドゥメルスマンのサクソフォンにおける作品の中で、ソロ・テナーサクソフォンの為に書かれた唯一の作品である。副題に「アンダンテとボレロ」とあるように、大きく分けて 2 つの場面が存在する。最初は歩くような早さで哀愁を感じさせる旋律が短調で奏でられる。カデンツァを演奏したのち、少しずつ胸を張るかのように音量が大きくなり、曲想も長調に変化する。ピアノが、軽快にスタッカートを奏で、スペインの舞曲であるボレロへと突入し、曲は一気に華やかになる。テナーサクソフォンは、半音階、分散和音、順次進行のスケールを流れるように 奏でており、軽快にボレロを踊っている姿を模しているように感じる。
田村 亮太 執筆
素晴らしい音色とテクニック、テナーの作品をもっと聴きたいです。
歌い込む部分もたっぷり、技巧的な部分も華がある、そして尺も丁度いい。
なんてソロコンにピッタリなんだ!
素敵な演奏ありがとうございました。
安定したうまさどころかどんどん進化していて本当に尊敬します!
テナーの美しい音色がとても引き立っていて綺麗です!!
私も趣味でアルトサックスを始めたので田村先生のような素敵な音色をお手本にします!🙇♀️
どの音にもしっかりとした芯があって綺麗です!田村さんのような音を目標にして練習します!
どうすればそんなに滑らかでぬるっと奥に染み込んでいくようなビブラートがかけられるようになるんですか?!