「ライフスタイルの変化で着られないのはもったいない」伝統の“あるモノ”をアロハシャツにリメイク 新たな挑戦を続ける経営者の思い

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  • เผยแพร่เมื่อ 21 พ.ย. 2024
  • シリーズSDGs「つなごう未来へ」。ライフスタイルの変化で使われなくなったあるものを、アロハシャツにリメイクし販売している企業が仙台にあります。宮城、東北から世界へと挑戦する経営者の思いとは?使う機会が減った“あるモノ”をアロハシャツの生地に仙台市中心部のショッピングセンターに並ぶのは、色とりどりのアロハシャツ。客:
    「かわいい。父の日が近いからどうかなと思って」訪れた客は、一枚一枚色や柄を確認しながら品定めします。
    ブランド名は「サムライアロハ」。実は、今は使う機会が減っている、あるものを再利用して作られているのです。シャツづくりが行われているのは、仙台市内の小さな事務所です。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「これが元の着物になります」
    ダンボールに山積みされたこの着物が、アロハシャツの生地として活用されています。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「この中から選んでアロハに合うものなのか見ていきます。全部が全部アロハにできるわけではなくて、だいたい10着20着に1着くらいの割合です」考案した社長の櫻井鉄矢さん。なぜ、アロハの生地に着物を選んだのでしょうか。ライフスタイルの変化で捨てられるのはもったいないそれは、品質は良いのに、着られなくなっているからだといいます。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「もったいないんですよね。日本人って海外の粗大ごみをアンティークとありがたがる。ところが日本の伝統工芸品は廃棄し、粗大ごみになってしまう」東京で古物商の会社に勤めていた櫻井さんは、東日本大震災で実家が被災したのを機に地元に戻り、仲間と独立しました。古物商として働くなかで、着物に目を付けます。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「着物自体は非常に良いものが多いにもかかわらず、ライフスタイルの変化から着られなくなっているのはもったいない」経済団体の調べでは、国内ではおよそ2億着の着物が、着られないままタンスや空き家に眠っているといいます。櫻井さんは2018年、分社化する形でサムライアロハを立ち上げました。従業員の働き方にも信念を持っています。好きな時に来て、好きな時間だけ働くことができる育児や家事と両立できるよう、自由な働き方が必要だと考えているのです。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「子どもが小さいお母さんたち中心でやっている。子どもが小さいと働き方にある程度自由がないとなかなか働けない」従業員は好きな時に来て、好きな時間だけ働くことができます。この日、作業をしていたのは1歳の子どもを持つ女性です。従業員の女性:
    「子どもがいると、どうしても急にかぜをひいたり、調子が悪くなったりして抜けなくてはいけない。社会に出て働きたいという気持ちもあったので、そういった面では育児・家事と両立して働けるというのはすごくうれしく思って、今も働いている」女性たちの手で選別され、ほぐし、裁断された着物は、縫製工場でアロハシャツに生まれ変わります。1着の着物から作られるシャツは1枚だけ。全て一点物、“世界に一つだけ”のシャツです。1枚およそ2万円から3万円と決して安くはありませんが、年間200枚以上を売り上げていて、特に海外からの人気は高く売り上げの半分を占めてます。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「日本を感じさせる柄の方が好まれる傾向がある」海外からも注目されるサムライアロハの取り組み、新しい挑戦だけに、障害もありました。伝統は壊さず「アイデア」で時代に沿う形に変えていく“資源の有効活用”に“働きやすい環境”。サムライアロハのSDGsの取り組みは、自治体や経済団体に表彰されるなど高く評価されていますが、新しい挑戦には障害もあったといいます。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「着物にハサミを入れることがタブー視されているのが現状で、そういった意味ではお叱りを頂戴することもある。ですが着物が廃棄されているという現状の方が心動かされるものがある」伝統を壊すわけではなく目線を変えてみる。「日本には“職人の技術”はあるが“商人のアイデア”が足りない」と櫻井さんは話します。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「これは断言するが日本のもの東北は特にそうですが質は良いです。良い品質はあるけど時代にそぐわない。であれば時代に沿うような形の良い品質のものができれば、これからの未来は明るい」宮城、東北、そして日本の良さを世界に。サムライの挑戦が続きます。サムライアロハ・櫻井鉄矢社長:
    「何とか宮城のものを東北のものを日本中世界中に売れるようにして。東北は良いものがあふれているので、その技術を何とか世界中に知ってもらえるように頑張ろうと思います」
    ※SDGs目標8「働きがいも経済成長も」SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」
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    newsdig.tbs.co...

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