酪農・畜産業界がピンチ 物価高騰でコスト上昇も子牛の落札価格は暴落 「エサ代支援を」と畜産農家【大石が聞く】

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  • เผยแพร่เมื่อ 8 มิ.ย. 2023
  • 物事の核心に迫る「大石が聞く」。今回は酪農・畜産業界がいま大変なことになっているという現状です。
    スーパーに並ぶお肉、あなたの食卓に関わる問題です。
    愛知県豊橋市にある、あいち家畜市場。
    ここでは週に1度、生後2か月の子牛が競りにかけられます。
    (大石アンカーマン)
    「まだまだ小さい子牛さんがスタッフに引かれていきました」
    「入場番号・品種・性別・個体識別番号をここで確認する」
    この日集まった子牛は190頭あまり。肉牛を育てる畜産農家にとって最も大事な仕入れの場です。
    競りが始まる1時間前。
    真剣な表情で子牛を見ているのは、田原市でブランド牛「あつみ牛」を育てる中村嘉孝さん36歳。
    (大石アンカーマン)
    「いまはどんなチェックを?」
    (畜産農家 中村嘉孝さん)
    「この牛が買いたいという牛にチェックを付けている」
    (大石アンカーマン)
    「僕から見ると全部一緒に見えるんですが…」
    (畜産農家 中村嘉孝さん)
    「毛の質とか骨の太さとか顔つきを見ています」
    肉付きがよくなる子牛を見定めるポイントは、主に毛並みの良さと、脚の骨の太さ。
    中村さんの予算は一頭28万円までで総額200万円。
    これで目星を付けた17頭の仕入れが目標です。
    午後1時、競りがスタート。手元のボタンは一回押すごとに1000円。瞬く間に値がつり上がり、少しでも途切れたら、自動で落札が決まります。
    (大石アンカーマン)
    「押してます、押してます! 20万を超えてきた! 26万、27万超えた! 27万9000円!」
    (畜産農家 中村嘉孝さん)
    「競り落としました。ギリギリ予算内です」
    なんと落札までたったの10秒。
    そこで大石アンカーマンも体験させてもらうことに…
    予想していたほど値段は上がらず、わずか5秒で落札となりました。
    その後も次々と競り落としていきます!
    (大石アンカーマン)
    「中村さんイチオシの子牛が登場しました」
    (畜産農家 中村嘉孝さん)
    「やっぱり大きいですね!立ち方がかっこいい」
    この日の中での高値の15万円から競りがスタートした子牛を…
    (大石アンカーマン)「27万8000円!」
    予算内で競り落とすことが出来て、一安心。
    しかし、実は子牛の落札価格はここ数年で「暴落」と言ってもいいほど下がっているんです。
    (畜産農家 中村嘉孝さん)
    「高いときだったら35万円しています。もっと高いときだと40万円を超えています」
    JAの担当者にも尋ねると。
    (JA愛知みなみ 畜産部 伊藤祐一 課長)
    「昔に比べて10万円以上下がっている」
    (大石アンカーマン)
    「それはいつぐらい前の話?」
    (JA愛知みなみ 畜産部 伊藤祐一 課長)
    「3~4年前 子牛価格が高い時には40万円を超える時代もありました。いまは30万円を超える牛がほとんどいない。非常に厳しい状況で、酪農家は収支が合わず県内でも多くの方が廃業している」
    コロナ禍が始まる前の2019年は、一頭平均42万円を超えていましたが、いまは15万円程度と三分の一近くに。
    子牛の価格暴落で、出荷する側の酪農家は大打撃を受けています。
    田原市の鈴木雅隆さん36歳。
    乳牛160頭で牛乳を生産するかたわら、年間150頭ほど子牛を出荷していますが、数百万円もの減収となっています。
    Q.(年間の売り上げは)どのくらい下がっている?
    (酪農家 鈴木雅隆さん)
    「うちで600万円くらい…」
    エサの牧草はほとんどが輸入で、これがコロナ禍やウクライナ情勢で一気に高騰。
    乳牛一頭あたりエサ代が1日1000円も値上がりし、ここに電気代や燃料代の高騰も加わっています。
    コストは上がる一方、牛乳の消費量は落ち込み、子牛の取引価格も暴落しているため利益が出ないのです。
    なぜ子牛の取引価格は下がっているのか。
    (酪農家 鈴木雅隆さん)
    「(買う側の)畜産農家さんたちも(育てるための)エサ代が上がっているからこそ、そこ(子牛の取引価格)で抑えるしかない」
    通常は、エサ代上がると子牛の卸値も上がり、肉の小売り価格も上がる。このようにコストが吸収されていきますが、最終段階の小売りで肉が安いままのため、肉を出荷する畜産農家が高い値で子牛を買えなくなっているのです。
    先日の競りに子牛を出していた静岡の酪農家からはこんな声も…
    Q.経営状況はどうですか?
    (沖之須牧場 西川豊貴 社長)
    「本当に厳しいです」
    Q.赤字まではいってない?
    (沖之須牧場 西川豊貴 社長)
    「赤字になっています。うちの規模ですと(月に)200万円から300万円の赤字。うちは2018年にスタートした会社で、その時は景気がよくて“牛バブル”と呼ばれる時代で、その残像がまだ頭に残っていて…」
    (記者)[2014年のレポート]
    「こちら乳製品の陳列棚ですが、バターは…ここだけですね! 『原材料不足によりバターの入庫が不安定になっています』と…」
    2014年にバター不足が全国的に問題になり、国は酪農業への支援を強化。
    設備投資などに対する補助金が出た上、エサ代もいまよりは安かったため多くの酪農家が規模拡大を進めました。これがいわゆる「牛バブル」。
    しかし、その後始まったコロナ禍でエサ代や燃料費が高騰。
    バブルははじけ、多くの農家で採算が合わなくなってしまったのです。
    牛乳の消費量も下がっている中、国はことし3月から、乳牛を処分すれば一頭あたり15万円を支給する」という、正反対の「規模縮小」に向けた支援策を開始。
    補助金目当てで牛を処分する農家も増えています。
    競りで子牛を買い付けていた田原市の畜産農家 中村さんは、今後酪農や畜産業界全体に深刻な影響が出てくると心配しています。
    (畜産農家 中村嘉孝さん)
    「(買う側としては)子牛が安くてうれしい反面、それで酪農家がいなくなって(廃業して)しまうと、僕らは仕事が成り立たない」
    愛知県で去年4月から12月にかけて廃業した酪農家は21軒。
    市場に出てくる子牛が減ると、育てる畜産農家も成り立たなくなるため、子牛価格の下落は長期的な目で見ると業界全体の縮小につながりかねないと言うのです。
    揺れ動く国の政策に、混乱する畜産業界。
    Q.今後どういう支援がほしいですか?
    (畜産農家 中村嘉孝さん)
    「いまとにかく経費がかかるのはエサ代なので(国に)エサ代をもう少し支援してもらわないとやっていけない状況。エサ代の支援ですね」
    2023年6月1日放送 CBCテレビ「チャント!」より

ความคิดเห็น • 26

  • @alexandrebenois7962
    @alexandrebenois7962 ปีที่แล้ว +24

    計_画_的 な 食_料 危_機 が 起 こ さ れ つ つ あ る 。

    • @alexandrebenois7962
      @alexandrebenois7962 ปีที่แล้ว +3

      人_類 を 崖 っ ぷ ち に 追 い 詰 め て 突 き 落 と す た めに 様 々 な 問_題 が 意_図 的 に 起 こ さ れ て い る 。

    • @alexandrebenois7962
      @alexandrebenois7962 ปีที่แล้ว +4

      そ れ で も 完_全 に ハ.メ ら れ て い る こ と に 気 づ か な い 人 が 殆 ど 。

  • @user-ou9gt8dz1r
    @user-ou9gt8dz1r ปีที่แล้ว +16

    北大や帯広畜産大学あたりがもっと政府に対して抗議の声をあげてもいいかと思います。

  • @TH-ue8hy
    @TH-ue8hy ปีที่แล้ว +25

    農水省の政策の大失敗が引き金ですから
    責任取るのは農水省です

    • @user-rk9qg4nb3p
      @user-rk9qg4nb3p ปีที่แล้ว +1

      そんな責任は彼らには何も感じてません。
      今日も美味しい外食、交通費は経費させていただきます!

  • @nemurineko613
    @nemurineko613 ปีที่แล้ว +13

    虫食じゃなくて、大豆ミートじゃなくて、牛、酪農全般援助して欲しいわ。大豆アレルギーだし、アレルギー体質で安いアメリカ、オーストラリアの牛は、蕁麻疹出るんだよ。
    子供も同じ体質だから、ホント国産牛援助して欲しいわ。国産しか食べれない人いるだよね。
    大石さんCBCさん達、最高です。いつもいいところ突いてる🛶
    もうTVのニュースなんか見ないワケだ。

  • @user-mb2cd1yo1b
    @user-mb2cd1yo1b ปีที่แล้ว +7

    コスト高てバイデンに変わってから世界的に見舞われてるのは明白なんだけどね

  • @BB-bb7cg
    @BB-bb7cg ปีที่แล้ว +16

    謎の牛舎の火事とか爆発も抗議したいです

  • @user-cy4xx3gx6z
    @user-cy4xx3gx6z 8 หลายเดือนก่อน +1

    和牛やってるけど儲かってる農家は相変わらず儲かってるよ
    要はやり方よな
    補助金頼みの地に足着いてない農家は借金やら離農は仕方ないのでは
    チキンレース状態よな
    国や社会からのお達しよ
    効率良く経営しろっていう
    まあこんなコメントしてる俺も俺よ
    明日は我が身やからな

  • @user-js4pv7gc5r
    @user-js4pv7gc5r 6 หลายเดือนก่อน

    増頭と言う様な国の政策には、乗らな方がいい!これからの時代は、いつ何がおこってもおかしくない変化の時代が当面続くと思う!そもそも景気の良い時が、何十年も続くなど有り得ない!多額の借金をして、ずっと返済出来るなどと思わず、身の丈に合った資金で、こつこつと少しづつ規模拡大して行くべきだと思う!

  • @user-he4lw1bz6s
    @user-he4lw1bz6s 7 หลายเดือนก่อน

    そもそもトウモロコシじゃないとダメだって認識を変えないと。

  • @seikou888
    @seikou888 9 หลายเดือนก่อน

    自民党政治の弊害。悲惨な国民の代表。

  • @debmusic5227
    @debmusic5227 ปีที่แล้ว +3

    闇ルートで海外に大量流出させてるアフォなブローカーをさっさと取り締まれよ
    卸値下がってるのに、小売価格は上がったままの異常事態ww

  • @sekoisyogioyaji
    @sekoisyogioyaji ปีที่แล้ว +5

    国内で牧草が栽培出来ないものか?

    • @user-bx2bg2ib5f
      @user-bx2bg2ib5f ปีที่แล้ว +4

      作ってるけど全然足りん。休耕田と荒れ地を全部牧草畑にしないとならないくらい。

    • @user-ij9cg3bk7j
      @user-ij9cg3bk7j ปีที่แล้ว +3

      食べる量がエグいからな。日本はやっぱり土地が狭すぎる

    • @user-jx3or8dr4v
      @user-jx3or8dr4v หลายเดือนก่อน

      でも、人口がもっと減れば使えるところも増えるから
      島国で人口億は多すぎ 2000万ぐらいでちょうどいいぐらいやでまじで

  • @koikoi1107
    @koikoi1107 ปีที่แล้ว

    餌代もっと民間でやりましょう。

  • @miyabiko4166
    @miyabiko4166 3 หลายเดือนก่อน

    子牛を母牛から引き離して
    セリ🤬🐮を何とも思わないで
    ニュースにする報道事態が
    可怪しい。
    酪農家の意識も改善しないとダメ🙅

  • @K_Zeus
    @K_Zeus ปีที่แล้ว

    海外の牛にはホルモン剤が使われていて、その危険性を国民のほとんどが理解してない。
    メディアで報道もしない。
    安い牛丼チェーン店など。
    日本で飼育される肉牛は多少価格は上がるが、ホルモン剤は残留していないので(仮に使用した場合も休薬期間などを守って出荷している)はるかに安全。