依存のない不眠症の薬6種【デエビゴなど精神科医が9.5分で説明】眠れない|ベルソムラ

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  • เผยแพร่เมื่อ 6 ก.ย. 2024
  • 0:05 (1)はじめに
    0:38 (2)依存のない薬の長所と短所
    3:05 (3)依存のない不眠症の薬6種
    【依存のない睡眠薬】
    3:17 ①レンボレキサント(デエビゴ)
    4:10 ②スボレキサント(ベルソムラ)
    5:01 ③ラメルテオン(デエビゴ)
    【補助薬】
    5:49 ④トラゾドン(デジレル)
    6:39 ⑤ヒドロキシジン(アタラックスP)
    7:24 ⑥レボメプロマジン(レボトミン・ヒルナミン)
    8:21 (5)まとめ
    眠れない「不眠症」はうつ病等の症状でもあり発症・悪化リスクでもあるため、早期対応が必要です。一方睡眠薬にはどうしても「依存」の心配が付きまといますが、最近では「依存がない睡眠薬」などの選択肢もあります。
    「依存のない不眠症の薬6種」につき、精神科医が要点を約9.5分の動画にまとめています。
    出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
    こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijo...
    府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
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    ↓↓内容の詳細は下記になります。
    (1)はじめに
    心療内科、精神科の薬。今回は「依存のない不眠症の薬6種」についてやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
    不眠症はうつ病などの症状のこともあり、また不眠が続くとうつ病などの発症悪化にもつながります。
    そのため早めの治療が大事ですが、睡眠薬といえばやはり「依存」のことが心配になります。
    では、不眠に使う「依存がない薬」にはどんなものがあるでしょうか。
    今回は「依存のない不眠症の薬6種」についてやっていきたいと思います。
    (2)依存のない薬の長所と短所
    「効果などの弱点をどう補うか」がポイントです。
    <不眠症とは>
    不眠症は、さまざまな原因・背景で発生する「眠れない」状態です。
    続くと心身の不調の原因にもなるため、早めの対策が必要です。
    近年では依存がない薬も選択肢になってきています。
    <ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは>
    以前ですと「睡眠薬といえばベンゾジアゼピン系」の睡眠薬でした。
    ベンゾジアゼピン系睡眠薬は即効性のある睡眠薬で、効果が非常に明確です。
    そして、様々な持続時間の薬があり、寝付けない・途中で目が覚めるなど、様々な不眠に対応可能です。
    そして合う薬であれば、朝残らず体への負担も少ないのが長所です。
    しかし、弱点は「依存と耐性」になります。
    <ベンゾジアゼピン系の依存と耐性>
    まず「依存」ですが、これは体が慣れてしまい減薬や中止が難しくなる事です。
    また「耐性」は、薬に徐々に体が慣れて同じ量だと効果が弱まり、必要量が増えやすいことです。
    これらが近年問題視され、使用には慎重になってきている流れがあります。
    <不眠への依存がない薬>
    以前から一部の抗うつ薬等を「補助薬」として使うことがありました。
    その中で、近年「依存がないタイプの睡眠薬」が3種類開発されました。
    <依存がない薬の長所と短所>
    長所は「依存がない」、その結果「安心して使い始められる」ことです。
    一方、短所は「効果が鈍い(弱くかつ爽快感がない)」および「朝が残りやすい」ことです。
    <対策→生活などで補う>
    依存がない薬は、単体では「効果の弱い」等の弱点があります。
    その分を例えば「睡眠衛生などで補っていく」対策があります。
    睡眠環境・考え方・リラックス法など、さまざまな角度でアプローチして改善を図っていきます。
    (3)依存のない不眠症の薬6種
    「状況や相性などで使い分ける」のがポイントです。
    【依存のない睡眠薬】
    ①レンボレキサント(デエビゴ)
    特に寝付きに効果がある薬です。
    <レンボレキサント(デエビゴ)とは>
    これは「オレキシン受容体拮抗薬」という種類で、その中で持続時間が短めの「依存のない睡眠薬」です。
    特に「入眠困難」寝付けないことに対して、有効性を期待します。
    一方、依存はない一方で効果には個人差があり、朝残りにくい一方で「中途覚醒」が時に残ります。
    <使う場面等>
    まず「寝付きが悪い時」に使うことがあります。
    人によって「適量」は差があり、少量2.5mgから最大10mgまで適量を探りつつ調整します。
    そしてその中で「中途覚醒」が続く場合には、補助薬の「トラゾドン」追加などを検討します。
    ②スボレキサント(ベルソムラ)
    「特に睡眠の持続に対して効果を期待する薬」です。
    <スボレキサント(ベルソムラ)とは>
    これも「オレキシン受容体拮抗薬」で、その中で持続時間が長めのものです。
    特に「中途覚醒」途中で目が覚めてしまう場合に効果を期待します。
    これも依存がない一方で効果には個人差大きく、特に朝にだるさが残る方がいます。
    <使う場面等>
    不眠のタイプとしては「中途覚醒」途中で目が覚めたり、「浅眠」眠りが浅い方に使うことが多いです。
    この薬は使う量は原則大人の方だと20ミリという「1段階」です。
    そのためもし無効もしくは「朝残る」場合は別の薬への変薬を検討します。
    ③ラメルテオン(ロゼレム)
    これは「生活リズム改善にも効果を期待する薬」です。
    <ラメルテオン(ロゼレム)とは>
    これは日中のリズムを司る「メラトニン」と類似した薬です。
    安全に使用でき、生活リズムを改善する効果も期待します。
    一方で効果は弱く、効果の出方も個人差がかなり大きいです。
    <使う場面等>
    特に「生活リズムの乱れを伴う不眠」に対し効果を期待します。
    また、安全性を重視する時に安心して使える薬です。
    一方で、効果は個人差が強いため、無効時は他の薬を検討します。
    【補助薬】
    ④トラゾドン(デジレル)
    これは「むしろ眠りに特化したタイプの抗うつ薬」です。
    <トラゾドン(デジレル)とは>
    これは以前から使用可能な「抗うつ薬」の一つです。
    しかし、抗うつ作用よりむしろ眠りの改善に特化したもので、依存なく量の調整も可能です。
    一方で、「日中のだるさ」は特に量が増えると出やすく、適量はかなり個人差が大きいです。
    <使う場面等>
    不眠の種類としては「中途覚醒」途中で目が覚めたり、「浅眠」眠りが浅い方に効果を期待します。
    効果の違いから「レンボレキサント(デエビゴ)」と併用しやすい面があります。
    「だるさ」を見つつ少量から徐々に増やし、適量を探ることが必要です。
    ⑤ヒドロキシジン(アタラックスP)
    これは「眠気を誘う抗アレルギー薬」です。
    <ヒドロキシジン(アタラックスP)とは>
    これは以前から使用可能な「抗アレルギー薬」の一つです。
    緊張を和らげて眠気を出す作用も期待します。
    そして、人によりだるさが出やすい等、効果・副作用に個人差や相性が大きいです。
    <使う場面等>
    不眠の種類としては中途覚醒や浅眠に効果を期待します。
    比較的高齢者の方に使うことが多い薬でもあります。
    「だるさ」を見つつ少ない量から徐々に増やし、適量を探っていきます。
    ⑥レボメプロマジン(レボトミン・ヒルナミン)
    これは「強い眠気が出る抗精神病薬」です。
    <レボメプロマジン(レボトミン・ヒルナミン)とは>
    これは眠気・だるさの目立つ「鎮静作用」の強いタイプの抗精神病薬の一つです。
    統合失調症に使う事は減り、最近ではうつ病等での「重度不眠」に使うことが多いです。
    効果は強い一方、非常に「だるさ」などは強く、その相性を見る必要があります。
    <使う場面等>
    うつ病などへの「重度不眠」に対して使うことがあります。
    特に他の薬でなかなか効果不十分な場合、病状が切迫している時など使います。
    「だるさ」は非常に強いことに注意しつつ、少量から始め、必要時徐々に増やし適量を探ります。
    (4)まとめ
    今回は心療内科・精神科の薬「依存のない不眠症の薬6種」について見ていきました。
    従来の「ベンゾジアゼピン系睡眠薬」は依存のリスクがあるため、以下6つのような依存がない薬も選択肢です。
    【依存ない睡眠薬】
    ●レンボレキサント(デエビゴ)
    ●スボレキサント(ベルソムラ)
    ●ラメルテオン(ロゼレム)
    【補助薬】
    ●トラゾドン(デジレル)抗うつ薬
    ●ヒドロキシジン(アタラックスP)抗アレルギー薬
    ●レボメプロマジン(レボトミン・ヒルナミン)抗精神病薬
    ただしこれらの効果はやや「鈍い」面あり、睡眠衛生など「薬以外の」対策を並行することが大事です。
    こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
    府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
    こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
    #不眠症 #眠れない #睡眠薬 #デエビゴ #依存がない  
    【解説者】
    医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
    精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
    2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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