どんな仏教の宗派.にも共通する教えとは。これを説かない仏教はない
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- เผยแพร่เมื่อ 5 ต.ค. 2024
- ちょっとしたパーティーなんかで自己紹介する順番が回ってきて「仏教の講師をしてます」と口にすると、好奇の顔をされる方があります。
珍しいからでしょうね。
自己紹介が終わった後、話しかけてくる方の話題はやはり仏教のことになり、いろいろ質問を受けたりします。
その質問の一つに「仏教って、一言でいうと何が教えられているの？」というのがあります。
お互い箸を持ったり、グラスを持ったりしている喧噪の場で「一言で言ってくれ」というのですから、さてどうしたものかという場面です。
仏教には一言でいって何が教えられているのか？
この問いにズバリ答えている有名なエピソードがあります。
中国に、何時も樹上で坐禅瞑想していた鳥巣禅師という僧がいました。
ある日、儒教の学者で有名な白楽天が、高い木の枝の上で座禅している鳥巣禅師を見つけ、一つ冷やかしてやろうと声をかけました。
「そこの坊さんよ、そんな高い木の上で目をつむっていては危ないではないか」
木の上だから眠けでふらっとしたら木から落ちてしまう、少しの油断もできない緊迫した状況に身を置いて座禅の行をしているのだろう、と白楽天（白居易）は承知しながらも、仏教の衣を着ている僧侶に対して儒教の学者ですから、批判視する気持ちもあってか、冷やかし気分が出てきてそう言いました。
すると 鳥巣すかさず「そういう貴殿こそ危ないぞ」と切り返したのです。
この僧侶は只者ではない、相当の坊主だ、と白楽天も察します。
今日に名を残すような人ですから、一言で相手の力量を図るセンスはあったのでしょう。
態度、口調を改め「私は名もなき白楽天という儒者だが、貴僧の名を承りたい」と訊きました。
坊さん、と呼んでいたのを、貴僧の名前を、と変えてきました。
当時から大変名の知られた有名人であった白楽天ですが、ここでは「名もなき白楽天」と言って見せますが、内心は、俺の名を聞いて驚くなよ、という気持ちもあります。
ところが鳥巣、白楽天の名前を聞いても驚く風でもなく、眼を開けてこちら向くでもなく端然と「私は鳥巣という名もなき坊主だ」と返してきました。
驚いたのは白楽天、「えっ、これが有名な鳥巣禅師か！」
改めてまじまじと樹上の僧を見つめました。
かねてから仏教に関心を持っていた白楽天は「いい処で貴僧に遇った。一体、仏教とは、どんなことを教えているのか、一言でおききしたい」と頭を下げます。
白楽天のような人間にもなると、たとえ仏教に関心があっても、そこらの有象無象に聞こうとは思わない、名の知れた高僧、名僧とうたわれる人あらば、聞いてみようと思っていたのです。
しかも長々とした講釈は要らん、おれくらいになると一言、二言聞けば分かるんだ、という気持ちもあったのか、形は頭を下げましたが、心はそんな気持ちです
さてその問いかけに鳥巣は何と答えたのでしょうか、
鳥巣は即座に偈をもって応じています。
「諸悪莫作（しょまくまくさ） 衆善奉行（しゅぜんぶぎょう） 自浄其意（じじょうごい） 是諸仏教（ぜしょぶっきょう）」
読み下しますと「諸悪莫作（もろもろの悪をなすことなかれ）衆善奉行（いろいろの善を行いたてまつれ）自浄其意（自らその心をきよめなさい）是諸仏教（これがすべての仏の教えである）」
これは七仏通戒偈（しちぶつつうかいげ）といわれます。
有名な言葉で、中国や台湾の人にはよく知られています。
端的に言うと、悪いことはやってはいけませんよ、謹んで善を修めなさい、ということです。
すべての仏の教え、ということは、言葉を換えれば、どんな宗派でも仏教と名がつく限り、必ずこれを教えているということです。
これを教えない仏教はない、ということです。
なぜそうなるのか。
釈迦の教え、仏教を一貫するものは、因果の道理です。
善因善果
悪因悪果
自因自果
善因善果、悪因悪果、自因自果はほとんどあてはまるが、２０％くらいは善いことしても悪い結果が来ることもある。
悪いことをしてもよい結果となることも時にはある、そういう理不尽なことも時にはあるが、大抵においていえるのである、というものではありません。
１００％例外なく、善い種をまけば善い結果が起きる、悪い種をまけば悪い結果が起きる、この因果の道理は、三世十方を貫く（いつでもどこでも変わらない）真理であると説くのが仏教です。
この真理に立脚して、廃悪修善（はいあくしゅぜん…悪をやめて善をしなさい）をお釈迦様は勧められました。
善の勧めのない仏教はありえません。
どの宗派であっても仏教である以上、当然のことであり、これがなくなったら仏教ではなくなります。
さて、白楽天と鳥巣のやり取りですが、廃悪修善（はいあくしゅぜん…悪をやめて善をしなさい）が仏教だ、と言った鳥巣の答えに白楽天、いさゝか呆れて、「そんなこと位なら、三才の子供でも知っている」 と冷笑すると、鳥巣すかさず、「三才の童子もこれを知るが、八十の翁もこれを行なうは難し」と大喝しています。
善だと知りながらも善が行なえず、悪だと知りながら悪を止められない、我々の悲しい現実が体験を通して知らされていくことも、このやりとりはあらわしてます。
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ありがとうございます。
とても勉強になりました。
若い時から、聞いていれば自分は、もっと変わっていた様な気がしました。
今の世の中を見ると信じられない事件が次々と起こっています。幼児教育から仏教の基本的な教えを根気強く教える事を望みます。
大無量寿経でも廃悪修善が説かれていると言われて、安心しましたよ。ついでに、我々が煩悩の塊であると説かれている経典を挙げてください❗煩悩のあるままで救われるという経典も教えてくださいませ❗
いつも有り難うございます。
鳥巣禅師と白楽天のお話、とても興味深く聴かせて戴きました。
一言で仏教は廃悪修善、そして、心を極める事。心の行いは、重要だけど、みえないので相応やっかいですよね❗
本当に厄介です。自己を知るのは大変です。
ありがとうございます！
善き教えを聞かせて頂きありがとうございました🙇
^_^
菊谷先生、貴重なお話でした今後の人生に生かしたいです。ありがとうございました😉👍️✨
口はわざわいの元と云われますが、自分も日々思いに操られて後悔ばかりの者です。
小冊子を希望いたします。
有益なお話しに出会えたことに感謝です 有難う御座います。
ありがとうございます。こちらからどうぞperaichi.com/landing_pages/view/shinran-mail
仏法は聴聞に極まる🙏ありがとうございます！
お布施拝受しました。ありがとうございました。
廃悪修善❗とても深い含蓄ある話と思いました。幼少より知っていると一見当たり前と、しかし頭で分かっているだけの自分がいます。改めて聞かされた今日の話、言うは易し行うは難しですが、念頭において実行できる人になりたいと思います。
ありがとうございました🙇
実行は難しい、ためらうからこそ、お釈迦さまは重ねて言われたんですね、
今日できる修善の行動として、何ができそうか、少なくとも3つ挙げてください。
どういうことを挙げても、いいねとスマイルはしますが、嘲笑しません。
いつも為になるお話をありがとうございます。
小冊本をよろしくお願いします。
ありがとうございました。🙇♀️
ありがとうございます。
心で思った事が口に現れる。(言葉)体に現れる。その通りだと思います…それも長く強く心で思っていたら必ず現れますそれが意識していようが無意識であろうが必ず遅かれ早かれ現れてしまう…心の行い＝心を綺麗にしょう…心を清め(浄め)よう良い事をしょう(善)と改めて諭すお話しに感謝いたします。このお話し今日聴く事が出来幸せですありがとうございました。
お話の通り、廃悪修善は分別のある大人でも難しいというのは、自分のことをふり返ってみてもよく分かります。知っていることと実践することとは違うのですね。それだけ仏教は私たち人間にとって深いものであると感じます。ありがとうございました。
良いお話を聞けました。ありがとうございました。
八正道の「正業」でしょうか。菊谷先生いつも本当にありがとうございます。心より深く感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。三戸拝
仏教を聞き、因果の道理がよくよく知らされると、必ず「廃悪修善」の心が起きます。そして自己に目が向きます。
ありがとうございました。
こんにちは初めまして法華経の信者ですがだいぶお経巻真面目10年己の心の勇ましさが頭では理解してまだまだ心に届かないです己の煩悩が凄く出ますそお経巻に全てがさとされて居ます未だ心に届かずです🙇
まじめに見つめておられるんですね。続けて聞いていただけるとうれしく思います。
今年の秋ごろから見つけ、勉強させていただいております。
小冊子を頂きたいです。お願いいたします。
いつも有り難うございます。仏教の小冊子を希望します。
ありがとうございます。こちらからどうぞperaichi.com/landing_pages/view/shinran-mail
先生、いつも有難うございます。
今ちょうど取り組んでいる内容でした。
自分は愚痴や文句が多いと思うのですが、
なかなか全く言わないでいることができません。他にも改善すべきと思いながら、難しいことが多いですね。出来ないことばかりです。廃悪修善、心掛けていきたいですが、努力していれば、直っていくでしょうか？宜しくお願い致します🙇♀️
努力すると言動は正せるようになり、人生も好転しますが、正せない心が見えてきます。ではどうするか、親鸞聖人はここに悩まれ、道を開かれました。
廃悪ができなくても、修善だけでも行うとよいのではないでしょうか？
コンビニの駐車場のゴミを拾うとか、はきものをそろえるとか。
@@北島正隆-d5x さん
それは、もうずっと行っています。
文句というのも、先生達に聴聞できない！とかついつい愚痴を垂れてしまい、恥ずかしい限りです。。菊谷先生の仰るとおり、言動を改善している最中ですし、そんな悪人の私を救いとってくださる阿弥陀仏と思っています😢
@@桜ゆな-j4o様
愚痴を聞いて下さる人がいるおかげで愚痴がこぼせる。
愚痴を聞いて下さる人は、あなたにとって観音（慈悲の菩薩）菩薩です。
愚痴を言って下さる人がいるおかげで間違いに気づく。
愚痴を言ってくださる人は、あなたにとって勢至（智慧の菩薩）菩薩です。
交互に、観音の慈悲、勢至の智慧、経験していったら、菩薩に近づくのではないでしょうか。
止めは、3人寄れば文殊の知恵です。観音化した人間、勢至化した人間が人と3人で組むと、
文殊菩薩並みの仕事ができるかと。
現状、コンビニのゴミを拾ったりしているのであれば、大きな心配はないかと思います。
@@桜ゆな-j4o 様
最近スーパーの支払機のところで、小銭をばら撒いた人がいました。周りの人総出で探し回って、全部戻ったと思います。
拾った我々は特に見返りがほしかったわけではありません。
ただ「何かあっても、みんなで寄って集って助けてやるから安心しろ」という大乗の理想には近づいたかもしれません。
菊谷様
仏教の小冊子を送っていただけますか？
勉強をさせて戴きます。
連絡はどうしたら良いでしょうか？
お釈迦さんは「運命を良くする」「不幸を回避する」方法を説かれたんですね。
正しい教えを知らないで百年生きるより、正しい教えを知って１日生きる方が遥かに優れている。
お釈迦さまの教えですね。
善きことをしたくない人はいない、悪いことをしたいと思う人もいないのでは？
縁に翻弄されるのが人の定めではないのかな？
「善と悪」と「有と無」は突き詰めれば同じ様な存在となります。
「人の世」において非常に重要では在るが、悟り後の世界には確かな区別は存在しなくなってしまいます。
つまり、一つの疑問を徹底的に考えることで気づき、つまり悟ることは出来るが、そこに辿り着く為に善人である必要は無く、むしろ、悪人であれ善人であれそこに辿り着いてあらためて人の世の価値を考えることになるでしょう。
釈迦はそんな時に、自分の望まない考えに弟子達がならないように、何度も何度も言葉に残したのだと思います。
確かに、悟りの結果には非常に重要なことですから。
まだ私は怪しいでしょうか？^ ^
ちなみにいわゆる悟りの後には、
善因善果、悪因悪果、自因自果は、意味を持たなくなります。
もちろん釈迦も残した言葉からして相対性を説いていますので、そんなことわかってますけどね^ ^
相対から絶対へと導かれ、方便から真実へと誘引されるのが仏の教えですから、「難信の法」ですね。
＞ まだ私は怪しいでしょうか？^ ^
怪しいと思います。
因果の道理から、人間は果(今現在)であり六道輪廻のある意味地獄の果であることが答えだと思います。
初めまして浄土真宗の信者です。私は悪いことが止められません。善いことは努力しないと出来ません。
ところで仏様は偉い人なのになぜ悪いことは楽しくて享楽的に善いことは頑張らないと出来ないようにしてしまったのでしょうか。
悪い行いは辛く苦しく善い行いは楽しいものにしてくれれば何の問題も起きなかったのにと常々思うのです
はじめまして。親鸞聖人とのご縁、ありがたく思います。仏様が善行、悪行を決められた訳ではありませんので。言われるとおり、善行は煩悩との闘いですから、苦しいものになります。実行しようとされて初めてわかることです。
@@byBuddhism ご返信いただき誠にありがとうございます。
仏様が決められたことではないからなのですね。
仏様よりもっと大きな何かがあって宇宙の道理が作られ、その中に小さい小さい私たちが居るのですね。そうありながらその一欠けらの私が集まって宇宙が出来上がってもいるのですね。
といっても生きる苦しさはなくなりませんが今日もご飯を食べ過ぎないように小さい善行を積みます。
仏は世界の創造主ではなく、苦しみから解かれる方法を悟った人間
今日はズル休みしようかな＝悪行
人が見てなくても陰日向なく働く＝善行
善行は毎日耐えて努力しないと出来ないなと思ったものですから
@@gongon1646 様
私の仮説になります。
宇宙の本質はあの世で、この世は修行の場所であり、かりそめの命であると考えます。
修行の場所というと聞こえがいいが、私もあなたも、持っているのが修行するべき魂である、というなら、
ある意味、刑務所のような意味合いだと思います。
お金持ちはいますが、これは刑務所の出獄試験のようなもので、お金持ちだからと慢心したらやり直し。
またこの世に生まれなさい、ということかと解釈しています。
この世では「悪いことをしたら地獄に堕ちるぞ」といいますが、実はあの世から考えたらこの世が地獄である、という説でもあります。
（あの世とは、物理学的に考えてこういう場所ではないかとの推測もしていますが、割愛します）
これが、私が考えるもの。おとうさん様の言葉では「宇宙の道理」になります。
物事を善悪損得で考えずそこに何があるか考えて行動するのが大事だと思います
お釈迦様はどんな行動をとるべきか、その基本を重ねて教えられています。
廃悪修善ですね。善の定義、悪の定義をちゃんと知っている事も大切ですね (^^
良因良果は間違いない。だが良果が別の人に途中下車することもあるでしょう。
途中下車を受け取った人から、何がしらの「風」が吹いてくるでしょう。
私はこれが大乗仏教であり絶対他力である、と思います。
七仏通戒偈 廃悪修善。でも人間は（私）は実践できません。心を清らかにできません。ということを知らしめるための、そして阿弥陀仏の本願に向かうしかない、と知らしめるための教えなのでしょうか。
浄土真宗は無量寿経を拝読してますが！このおきょうもお釈迦様の説いた教えですか？
一切経のほとんどはお釈迦様が亡くなって数百年後に創作されたものではありますが。お釈迦様の教えは縁起のみであり、それを後世になって展開されたのが大乗仏教かなと。基本的に善悪ではなく縁起かなと。
それも一つの学説ですが、私は大乗経典仏説という学説を支持しています。
人間に向けた法とするならば、善悪も縁起も必要と思います。
全てに表と裏があるのは、こういうことだと思いました。
念仏無間地獄ですよね
日蓮の言葉ですね。
密教メインなので七仏通誡偈とあまり縁がなかったです
大川隆法氏の、面白い話に、あくれいに向かって、お前は良い霊であるというと、いやあくれいなのにおかしい、という、良いことを言うとあくれいが向上してくる、という
「廃悪修善」を。人は？まず不可能じゃないですか？その事にたいしての？
教えってなんですか？教えてくださーい！
父母恩重経
難しい、面白く、悪魔と普通の判別法、例えばリトマス試験紙で黒なら悪魔と、なれば分かるが、その方法は公募で、賞金は100万円、誰が出すか、誰でも良い
悟りかなぁ😆
心の行いが治りません