雅楽 振鉾三節 多度雅楽会 舞楽 六華苑2022春 gagaku 龍笛 太鼓 鉦鼓 狛笛 bugaku

舞楽会の最初の儀式。舞人は左方と右方の各１名。襲装束（かさねしょうぞく）袍を片脱ぎ。
笛の乱声に太鼓の拍節で、金銀の鉾を持った左方と右方の舞人が順に舞い、
それぞれ天と地を清める（一節と二節）。日本神話で神が鉾を振って島を創ったことに由来。
最後に、左右の舞人が同時に鉾を左右上下に振って祖先を敬う（三節）。
舞の構成は、以下のとおり。三節まで上演するとき「振鉾三節」という。
一節
１．小乱声（こらんじょう）：拍節ない序曲。龍笛の独奏に、左太鼓と鉦鼓の合奏。
２．新楽乱声（しんがくらんじょう）：拍節ある舞曲。龍笛の乱れ吹きに、左太鼓と鉦鼓の合奏。
　　赤い装束の左方舞人が鉾を振って天を清める。
二節
１．狛小乱声（こまこらんじょう）：拍節ない序曲。狛笛の独奏に、右太鼓と鉦鼓の合奏。
２．狛乱声（こまらんじょう）拍節ある舞曲。狛笛の乱れ吹きに、右太鼓と鉦鼓の合奏。
　　青い装束の右方舞人が鉾を振って地を清める。
三節
　　新楽乱声と狛乱声：拍節のある舞曲。龍笛と狛笛の乱吹きに、左右の太鼓と鉦鼓の合奏。
　　左方と右方の舞人が合鉾（あわせぼこ）で、祖先を敬う。

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