彼は1950年うまれの74歳ですからもう引退でしょう。マスターコースでは若い姿が見られます。発声は後ろにひいて高音を出すタイプなので声量が落ちます。 Andreas H. Hölscher, Musikalisches Kleinod (La Vestale, 30. Juni 2013)に以下が出てます。これが最後の本番では? Nel 2013 Araiza è apparso di nuovo in palcoscenico come Cinna in un'edizione in forma di concerto de La vestale di Spontini al Semperoper di Dresda.
このシリーズも楽しく聞いております。
個人的にはハビエルカマレナのファルセットを鍛えたようなギアチェンジと音質など参考になりました。
ところで、先生は以前からよく「しゃおん」(遮音?)というタームをお使いですが、うちのパソコンの再生能力の限界のせいか、違いがあまりよくわかりません。どういった発声(あるいは調音)になった場合に「しゃおん」が入るのか、お教えいただけませんか。また、「しゃおん」が入ると響きが悪くなるのでしょうか。いずれにせよ、差がわかっておりませんので、お時間のおありの際に、ご教示いただけると幸いです。
遮音とは 純粋な声帯だけの声でなく、声帯に過剰な負担がかかり、純粋な響きに
濁りが生じた声です。クラウスの高音が シャー というノイズが聞こえるのは
お分かりですか? ノイズが入っていると音量はその分大きくなりくっきりするので、飛ぶ声だと寒暖され気味ですが、飛んでいるのはノイズです。
デル・モナコの高音はノイズがほとんど入っていません。
また、お話しましょう。
@@operasinger5370
早速のお返事、ありがとうございました!
クラウスとJesusさんの最高音に耳をそばだてましたが、私の耳にはピッチのごく軽微なずれと、不自然な声帯振動(この音域で自然さを求めるのはどうかと思いますが、、力で押した声)に聞こえました(うちの機械ではシャーとは聞こえません)。自然なビブラートが無理に平たんにされた感じ、という気がします。整数次倍でない倍音が鳴っているのかな、と勝手に推測しました。
また、いつかお話しくださるのを楽しみにしております。
只今、こちらの答えとなる話をアップしました。感想をください。
期せずしてフランシスコ・アライサの話題がでましたね。「メキシコ人でドイツで・・・」と言ったのですぐにアライサにことだと思いました。彼はドイツ歌曲も歌っていて注目していましたが、発声法については余り気にしていませんでした。最近のアライサの演奏は聴いていなのでどうしているかなと思いました。
彼は1950年うまれの74歳ですからもう引退でしょう。マスターコースでは若い姿が見られます。発声は後ろにひいて高音を出すタイプなので声量が落ちます。
Andreas H. Hölscher, Musikalisches Kleinod (La Vestale, 30. Juni 2013)に以下が出てます。これが最後の本番では?
Nel 2013 Araiza è apparso di nuovo in palcoscenico come Cinna in un'edizione in forma di concerto de La vestale di Spontini al Semperoper di Dresda.
@@operasinger5370 そうか、74歳か、そうですよね。フランスに居た時、リヨンの劇場で観たローッシーニ『チェレネントゥーラ』の王子役が印象に残っています。あれから40年が経つのかと思うと、自分の声の衰えも納得です。
@@seikifujiwara4335 若く見えますが、結構いってますね。うまいし、早くも動けますが高音が前に来ませんね。レッジェーロなものは良いですね。彼はリリコで勝負できると感じていたようですが。