モーツァルト: クラリネット協奏曲：第2楽章［ナクソス・クラシック・キュレーション

[@洋子鈴木-f3o]

悲嘆にくれた調べに終始するこの曲の美しいこと。クラリネットの甘く官能的な音色がいっそう心を打つ。
胸を抉られるこの音楽はまさにモーツァルトの天上の調べに違いない。

[@tohruasami9934]

家内がロバート・レッドフォードのファンだったので、結婚して間もないころOut of Africaを見に行きました。今から35年以上前の話です。アフリカの草原でデニス・フィンチ・ハットン(ロバート・レッドフォード)が蓄音機でモーツアルトのクラリネット協奏曲の第2楽章をかけていたのが印象的でした。長調なのか短調なのか、悲しいのかうれしいのか分からない微妙な曲想が、デニスの人間離れした性格を表していて、この場面、この風景ではこれしかない、天国的に美しい曲です。

[@ウチヤマチイ]

もう大昔ですが、田舎の高校の寄宿生だった頃、消灯後に布団かぶってこっそり聴いていたラジオ番組があって（今でいえばNHKの深夜便のみミニ版）、そのオープニングがこの曲でした。当時は曲名も作曲者もわからず、ただ良い曲だなあと思ってましたが、その後にモーツァルト作だと知り、私のモーツァルトに対する見方が変わるきっかけになった懐かしい曲です

[@masatsugumizobe9477]

フランス映画「画家と庭師とカンパーニュ」で、この曲の第2楽章が使われています。この静かな癒し。喧噪のパリから田舎の郊外の畑のある家に画家は住んでいる。妻子とは離婚寸前。画家は、モデルと不倫中。そこに、小学校の同級の庭師が現れた。画家と庭師は、互いに人生には、深くは突っ込まずに、それぞれの人生を淡々と実践する。やがて、庭師は、畑の中で死んでいく。野菜たちを心配しながら。画家は人生をやり直し、妻子とも寄りが戻る。画家の生き生きとした野菜の絵の個展で映画は終わる。
この映画の中の、庭師の人生観のもつやすらぎ、素朴さをなぜるように、この音楽が流れる。モーツアルトのこの曲を採用した映画スタッフのコメントを見て、この曲を知った次第である。おそらく、昔から聴いてはいたんだろうが、気に留めていなかった。モーツアルトの音楽の世界が広がった、映画のおかげである。

[@so_511]

確かこの２楽章。
映画「父 パードレ パドローネ」のエンディングに流れますよね。
映画も名作中の名作ですが、ラストにモーツァルトのクラリネット協奏曲の２楽章を持ってくるのも、センスいい。
カビーノ・レッダの生い立ちにもあるのかもしれませんね。