映画になった文学作品 谷崎潤一郎「細雪」
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- เผยแพร่เมื่อ 7 ก.พ. 2025
- 谷崎潤一郎の代表作「細雪」は上中下とある長編小説です。時は昭和11年~16年。太平洋戦争の勃発する前のまだ平和な時代。船場の老舗の四人姉妹の話です。すでに店は畳んでいるのですが、昔の老舗のプライドを持ち続ける跡取り娘の長女・鶴子と、郊外の芦屋に住む次女・幸子はともに養子を取っていますが、三女・雪子と四女・妙子がまだ独身なのが悩みの種。活動的な妙子は山村流の舞や人形制作を楽しみ、宝石商の三男坊・奥畑啓三郎という恋人もいます。一方三女・雪子は対照的に内向的で口数が少なく、姉二人がやきもきして進める「見合い」をするのですが、なかなか決まりません。
6年の年月の間に2人の間に色々な事件が起こり、それぞれの人生への第一歩を踏み出し、作品は幕を閉じます。
ひたひたと押し寄せる戦争前夜のことを書いていますが、「中央公論」に発表したのは昭和18年。まさに戦争真っただ中でした。のんびりした日常が、戦争中には相応しくない、と軍部が掲載禁止します。しかし戦時中密かに書き続けて戦後発表。古き良き時代を懐かしむ日本人の心をつかんだのです。
この作品は、実は谷崎潤一郎が妻・松子とその姉妹たちの日常を描いた、8割が実話の物語なのです。
私も読み進めるうちに、心理描写がかなり細かく描き込まれているので、これは、フィクションではなく、実際に、筆者が、リアルに体験して感じたことを、そのまま写し取っているように感じました。実話が8割というのは納得できるし腹に落ちます。
私の母も4姉妹なので細雪の世界が他人事と思えません📖先日、2度目の倚松庵と谷崎潤一郎記念館に初めて行ってきました。これからネットで細雪を視聴しようと思います
ありがとう!
高峰秀子さんバージョンの映画は2023年12月現在、TH-cam で見られます。一応カラーがついていますが、画質は悪いです😅
モデルとなった「根津家」の話と併せると興味深いものがあります。中央区本町2丁目のワンブロックあるメットライフの敷地が根津商店(蒔岡)跡と知る人も少なくなりました。そして松子の前夫は根津商店倒産後、戦後、東京宝塚女子寮の管理人でした。
家柄お金→愛健康生活力て価値観の変換とは完全には言い難いところありますね
いつの時代でも女の人は両方満遍なくみていると思います
家柄は遺伝子だし健康で生活力あれば結果としてお金は稼げます。
谷崎潤一郎のこの小説は当時はまだ栄華を誇っていた大阪が没落していく初期のさまを滅びの美と鑑みて
蒔岡家をその象徴的存在として著したものとして有名ですが
私には啓ぼんがその船場ボンボン育ちの頼りなさから沈滅していく甲斐性なし男のシンボルかなあと読みました・・今までは良かったがその内実の乏しさからどんどんダメになっていく存在のダブル構造
とくに板倉に妙子を寝取られる運命なのを悟っているかのように切々と幸子に手紙で訴えるくだり
さすが谷崎、男の琴線に触れるエロチシズムを描くのは非常に秀でているなとかんじさせます。