【特集】事件から8年 遺族が願う“償い”の形

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  • เผยแพร่เมื่อ 31 ต.ค. 2018
  • 兵庫県神戸市垂水区に暮らす釜谷美佳さん。 8年前、事件で長男の圭祐さんを失いました。
    釜谷圭祐さん。 当時19歳。 2010年の10月29日、 神戸市須磨区で当時一緒にいた知人の兄らに集団で暴力を振るわれ、その数時間後に亡くなりました。
    逮捕されたのは主犯の22歳の男と、共犯の19歳の少年。 その後の裁判で2人は傷害致死罪に問われ、主犯の男には懲役14年の実刑判決が、共犯の少年には懲役3年以上4年6カ月以下の判決が下りました。圭祐さんがいなくなってから29日で丸8年。 加害者たちが、罪をどう受け止めているか。いまだ、見えていません。
    事件後、加害者に損害賠償を求める訴えを起こした釜谷さんたち。 裁判所は共犯の少年におよそ8383万円、主犯の男におよそ9005万円の支払いを命じました。
    しかし。釜谷さんの代理人によりますと、共犯の少年は2011年の決定当初から毎月1万円ずつ。 一方、主犯の男は2013年の決定から一度も支払っていません。
    損害賠償の請求は、民事裁判で認められたとしても、加害者から支払いがないまま10年が経ってしまうと、その権利は時効で消滅してしまいます。
    権利を消滅させないためには、被害者が再び裁判を起こす必要があるのです。
    こちらは再提訴にかかる費用を試算したものです。 主犯の男に対する損害賠償9005万円に対して係る収入印紙代がおよそ29万円。 弁護士費用なども含めると費用は70万円近くにも上ります。一方、それぞれの自治体では条例を制定し、独自の支援策を進める動きが広がりつつあります。
    明石市ではことし4月に条例を改正。 まだ利用者はいないものの、損害賠償請求の再提訴の費用を補助しています。
    立ちはだかった損害賠償請求権の時効の壁。 釜谷さんが暮らす神戸市では、どのような対応ができるのでしょうか?
    神戸市はことし7月に条例を改正し、全国初の被害者のきょうだいの学習支援などを盛り込みました。 一方で、再提訴費用の補助は対象外に。
    29日で事件から丸8年。 釜谷さんが望んでいることはただ一つです。 遺族が望む償いの形を支えるために。 被害者に寄り添った自治体のサポートが求められています。
    #民事裁判 #損害賠償請求権 #時効の壁

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