中華圏の人達から見た『十二国記』は果たして如何だろう?【ネーミング考察】
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- เผยแพร่เมื่อ 26 ก.ย. 2024
- どうも。『十二国記』愛読者の多さに驚いた”職業中国人”のむいむいです。
皆さんのご期待に添えるようなアンサー動画になれればと思います。
ちなみにこれは『十二国記』という名作の考察・解説動画ではありませんし、文句を言う企画でもありません。動画を最後までご視聴頂き、文脈をご理解頂けると幸いでございます。
最後まで動画を観てくれて、ありがとうございます。
チャンネル登録と高評価もよろしくお願いします。
#海外の反応 #十二国記 #中華ファンタジー
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全員がそうじゃないと思うんですけど、1930年代生まれのうちの爺ちゃんは字持ってました。婆ちゃんは字で呼んでました。ちなみに広東人なんですが、楽俊は普通に今でも広東で付けられそうな男子の名前(地域によって語呂は変わってくるので)個人的にはいいチョイスの名前だと思います(名前から人間性が表れているので)
楽俊😊❤🐭好き。名前も性格も。
『十二国記』は見たことがないんですが、動画、とても楽しく拝見しました。
実際の設定がどうなっているのか知りませんが、驍宗(本名:朴綜、氏字:乍驍宗)という名前だけから言える情報を書きたいと思います。今から書くことは、動画や漫画・アニメを非難するためじゃなく、もっと楽しむためのサポート知識として見たり使ったりしてほしいです。
まず、姓と氏なんですが、中国では春秋戦国時代までこの2つが区別されていて、秦漢時代には区別がなくなったと言われます。
区別のあった時代には、一般的には、女性が名乗るのが姓で、男性が名乗るのが氏です。姓は血縁を示すものですが、氏は与えられた封地や官職に由来する名称です。
具体例としては、『史記』によると、孔子は、姓が子、氏が孔です。「孔子」という名称に入っている「子」は、姓ではなく先生のような敬称です。なので、孔子の氏が孔ではなく子だったら、子子と呼ばれていたでしょう。
別の例としては、秦王の王統は、姓は嬴、氏は趙です。秦の始皇帝の諱(いみな。実名)は政ですが、男性なので、嬴政より趙政と呼ぶのが適切なのでしょう。
女性の場合は、殷の最後の王・紂王の妃である妲己は、姓が己、氏が蘇、妲は字です。ややこしいのですが、殷の時代には、字の次に姓が来ます。
ちなみに日本の場合、居住地などに由来する家の称号が名字で、天皇から与えられるのが氏(うじ)と姓(かばね)、古代中国の氏や姓とは別物です。羽柴は名字、豊臣朝臣(とよとみのあそん)は氏と姓です。明治初期までは、佐藤さんは、名字は佐藤、氏は藤原でした。鈴木さんは、名字が鈴木で、氏は穂積。藤原さんは、名字も氏も藤原です。天皇から与えられる称号としての氏姓は明治時代に廃止されるんですが、明治民法で名字が氏と呼ばれようになるので、歴史的にはめちゃくちゃややこしいです。
次に手持ちの徐铁生编著『中华姓氏源流大辞典』で「朴」姓を調べたら、詳しい説明部分をはしょって訳すとこう書いてありました。朴という姓には6種類の読み方があって、それぞれ由来が違うらしいです。
Biāo 恐らく高麗由来。清代に「樸」に改姓。
Bŭ 江蘇省南通市に分布する姓。
Piáo ①少数民族・朝鮮族で三番目に多い姓。②唐時代の渤海国の靺鞨族の姓。③明時代の女真族の姓。④満洲族の姓。
Piǎo 少数民族・トゥチャ(土家)族の、重慶市を中心に展開する姓。
Póu 後漢(西漢)・三国・晋時代の異民族「板楯蛮」の七姓の一つ。
Pŭ ①漢時代の印に「朴周」とあるもの。②古い時代に漢族と同化した朝鮮人に由来する姓。③トゥチャ族の姓。トゥチャ語では Buka と言う。
漢民族から見ると全体的に異民族臭が強い姓ですね。
ちなみに韓国人の姓・朴は、韓国語で瓢(ひさご、ひょうたん)を意味する Pak の当て字で、新羅王朝の初代の王が瓢に似たかたちの卵から生まれたという伝説に由来します。韓国人や中国朝鮮族の姓・朴を中国語で Piáo と読むのは、瓢(piáo)に由来する訓読みかもしれません。中国語にも訓読みが存在した!?
「乍」(Zhà)は、姓としてはこんな感じです。
①漢族の姓。北京市内のほか、山西・浙江・山東・河南・湖北・四川の各省内に分布。
②少数民族・ホイ(回)族の姓。
③少数民族・イ(彝)族の姓。
④少数民族・ペー(白)族の姓。
乍姓は現代の漢民族にも存在しているようですが、こちらも若干、異民族の香りが漂ってきますね。秦漢時代に姓と氏の区別がなくなるのですから、春秋戦国時代には乍が姓でなく氏だったことも、もしかしたら実際にあったかもしれませんよね。でも朴と乍の民族が重なってない…… 『十二国記』の驍宗には朴姓と乍氏を同時に持つ未知の異民族の裏設定が???とか空想するのも楽しいかもしれませんね。
最後の話は、姓と氏以上にややこしいかもしれません。
王様や皇帝の名前の最後に「宗」が付くのは、諡(おくりな)ではなく廟号(びょうごう)と言います。本場中国の人が区別できないくらい面倒な区別なのかもしれませんね。
諡は、生前の行いを評価した名前。
廟号の「廟」は、亡くなった人物を祀る建物のことで、廟号は廟でその人を祀るための名前です。ちなみに王や皇帝の場合は普通、廟のほかに埋葬施設である陵がありますが、陵専用の人名まではつけられません。
諡と廟号ですが、たとえば漢の武帝は、諡は孝武皇帝、廟号は世宗です。漢の歴代皇帝の諡にはみんな孝という字が付くので、普通は略して武帝になります。
唐の時代以降には皇帝の諡がインフレ化(?)して長くなってくるので、唐から明の初期までの皇帝は、廟号で呼ぶのが一般的です。たとえば、唐の玄宗は、廟号は玄宗ですが、諡は至道大聖大明孝皇帝でちょっと長いです。
明の4代皇帝・永楽帝の時代からは、それまで一人の皇帝が何度も変えていた元号(年号)を、いまの日本みたいに一人一つに固定することが決まったので、元号+帝で呼ぶのが普通です。ですが、廟号と諡が廃止されたわけではなく、例えば中国最後の王朝・清の康熙帝は、廟号は聖祖ですが、諡は合天弘運文武睿哲恭倹寛裕孝敬誠信功徳大成仁皇帝とえらい長さになっています。お経でも唱えてるみたいですね。私も資料を見ながらでないと書けません。
諡と廟号についてざっと見てきましたが、動画とのかかわりで廟号の話をすると、中国語では、唐の玄宗は「唐玄宗」と言います。「乍驍宗」が乍という国の君主の諡(正確には廟号)っぽく見えると言うのも納得ですね。
そうは言っても、『十二国記』の作者さんが不勉強かと言うと、そうではありません。周王朝の王や春秋戦国時代の王・諸侯には、宗の字が付く廟号を持つ人が確認されていません。殷には宗のつく廟号を持つとされる王様もいるんですが、あまり知られていません。『十二国記』はそういう時代という設定らしいので、廟号でなく単なる名前(字)として「驍宗」と名付けていると想像できます。
もちろん、重度の歴史マニアでもない一般的な中国の人の目からすると、乍驍宗が諡とか廟号とかっぽく見えるというのは貴重な話です。正確にはどうだ、なんて歴史好きな日本人なら誰でも言える話よりも、一般の中国人から『十二国記』の人名がどう見えるのかって、なかなか聞けない話で面白いですから。
2024年1月7日(日)
いやあ、非常に専門的な情報ありがたいです。
すごいなあ。勉強になりました。
中国とか韓国は血縁グループでずっと氏名を綴ってきたから、姓の数が少ないんですかね。
少し前にヤフーニュースで、姓と名字の違いについて森岡先生が記事を書いてましたけど、日本人でも意識することないですもんね。
中国のシステムを輸入して、しかも日本独自の進化を遂げたが故に
完全に中国でもない、日本でもない中華風ファンタジーの名付けになると中国人、日本人共に混乱するみたいになるんでしょうね。
複雑で難しいですが、ハマると確実に面白いですね!
ご返信を下さったかたがた、ありがとうございます。むいむいさんの動画を楽しむサポートになればうれしいです。
それからマントーさん、「中国とか韓国は血縁グループでずっと氏名を綴ってきたから、姓の数が少ないんですかね」とのこと。別に私にお尋ねになられているわけではないんでしょうけれど、勝手に答えてしまいますね。答えるというより参考情報に近いですが、大変長文ですので、お時間のある時にどうぞ。
まず日本側の事情について。明治初期まである程度の身分の人が名字と氏を同時に持っていたことはご理解していらっしゃると思いますので、ここをほんのちょっとだけ掘り下げてみます。江戸時代初期に幕府が編纂した『寛永諸家系図伝』という大名・旗本の系図集があるんですが、そこでは、名字が600種近くあるのに対し、名字に対応する氏は40種ほどと、1/10以下になります。氏としては、源(徳川家など)、平(織田信長の系統の大名・旗本織田家など)、藤原(仙台藩藩主伊達家など)、豊臣(大分県内にあった日出藩藩主木下家)などがありますが、特に将軍の氏である源氏の比率が高いです。天皇による勅命がない限り変わることなく男系に継承される氏は、そこまで数が多くありません。ただ、大名の氏の大部分は系図の創作によるウソだとは考えられているのですが……
武士の世界では院政期に各地で血縁で作られた軍団を識別する必要から名字が発生してくるとか、原則的に天皇の許可なく変更できない氏と違って名字は簡単に変更できたうえに、主君の名字は許可なく使えなくなってくるので、主家の傍系子孫の家が主家と違う名字を名乗る場合が多いとか(例:お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんの家は江戸時代には仙台藩重臣ながら伊達を名乗ることが許されず大條の名字を称していた)、武家だけでも名字が増えてくるいろいろな歴史的経緯があります。一般庶民などになれば地域ごとに千差万別の違う事情があったりしますが、もしも武家が日本の実権を千年近く握っていなかったり、何か歴史的条件が変わっていれば、もしかしたら今ごろ、数百種、多くても千種程度の氏だけになって、十万種類以上の名字が発生するような感じにはならなかったかもしれませんね。
上記のようなことを必ずしも書いてあるわけではないですが、日本の名字や氏については、歴史学者で東北大学名誉教授の大藤修さんが書いた『日本人の姓・苗字・名前:人名に刻まれた歴史』という本がお勧めできます。この本は雑学本ではなく、「姓・名字・名前」を軸として日本社会の歴史的変化を見ようとしている本なので、教養が増えたという読後感が持てます。
それから、「中国とか韓国は血縁グループで…」と、姓の数に関する結果的な部分だけを見ると中国も韓国も同じに見えてしまうと思うんですが、両国ではその内容が違っています。特に韓国の姓の種類がそこまで多くないのには、韓国独自の事情がありそうです。せっかくなので、韓国の姓の話をしてみますね。「つまんない話だなあ」と思われないことを祈ります。長文になるので、中国のことはご自分で調べて遊んでみてください。
さて、韓国の2000年の統計では728種類の姓がありますが、それらを眺めると、鄭(チョン)や張(チャン)など、中国的なものが多いです。先祖が中国やベトナムから渡来したという由来を持つ姓もあるんですが、7世紀に新羅が高句麗や百済を平定して朝鮮半島全域を支配下に収めた後、唐をモデルに国の制度を整えていた時のたぶん一環として重臣層が中国風の姓を名乗りだしてから、一貫して中国の影響が強い姓を展開し続けてきているのが最大の要因です。マント―さんが仰るように基本的には男系の血統だけで姓は展開されていますし、日本の名字より数が少ない原因の一つは確かにそこにあります。
ただ問題なのが、金(キム)・李(イ)・朴(パク)の3姓で韓国の全人口の半数近くを占めることです。このうち、金と朴は、漢字一文字のせいで分かりにくいですが、韓国オリジナルの姓です。漢民族にも同じ姓があるにはあるんですが、『中华姓氏源流大辞典』によれば中国の一部地域に展開する比較的少数な姓で、中には漢民族に同化した朝鮮人の子孫であることがはっきりしている一族もいます。
この両姓の歴史事情と、韓国で姓の種類が多くないことには、関係があります。
まず、金姓と朴姓、どちらも新羅王の姓です。新羅王は女系相続で朴、昔(ソク)、金と姓が交代したということに史書ではなっているんですが、昔姓の王は少数なので、朴姓と金姓の勢力が強かったと思ってもらえばいいです。
朴姓については最初のコメントで書きました。金姓にはいくつか系統がありますが、新羅王の金姓はその祖先が金の箱をみつけたことに由来するとか、のちに新羅の貴族となる駕洛国王の系統の金姓は初代王が金の卵から生まれたからとか、伝説があります。伝説はともかく、重要なのが、新羅ではもともと、中国との外交関係の必要から王が姓を持っていただけで、中国式の姓を名乗るまでは貴族層さえ姓を持っていなかったことです。百済や高句麗では別の展開があったのですが、金姓と朴姓に関係ないので省略します。
その後の金・朴両姓の展開なんですが、高麗の時代に一般庶民も姓を称するようになった後、14世紀末の高麗時代末期には金姓や朴姓の庶民の一族が高麗全域にたくさん展開していたことが『世宗実録』地理志姓氏条という古記録から分かります。旧新羅の王族や豪族の子孫がその他庶民を押しのけて大増殖したいわれも無いので、金姓や朴姓にあやかって自称した庶民が多かったと見るべきでしょう。それが何百年も尾を引いて、今でも金さんと朴さんがやたら多いことになっていると言えそうです。ですので、もしも中国風の姓の輸入前の新羅に庶民も含めて姓のようなものがあったら、金・朴両姓がここまで増えなかっただろうと同時に、現在の韓国の姓ももっと多様化していたと思います。
それから韓国3大姓の一つ、中国風の李姓にも独特な問題があります。この姓は、20世紀初頭まで600年以上も朝鮮半島を支配した李氏朝鮮の王の姓でもありますが、『完山実録』という古記録では、その祖先は中国から渡ってきた人物とされています。韓国には別系統の李姓も多数ありますが、最大勢力は李氏朝鮮王族である全州(チョンジュ)李氏で、2015年の統計では韓国の全李姓約730万人中、約270万人、およそ4割弱を占めます。2位の慶州(キョンジュ)李氏約140万人、3位の星州(ソンジュ)李氏約2万人と比べても数の多さが分かると思います。2位の慶州李氏は王族ではないですが、新羅の豪族の子孫とされます。
人口だけ見たときに、王族でない各系統の李姓より王族の系統の李姓が圧倒的に多いというのも変な話ですし、何か事情がありそうです。❝自称❞ 全州・慶州李氏が相当多い、というのは証拠の無い憶測ですが、特に李氏朝鮮王族の李姓の人口が多いのは謎、とだけ言っておきたいです。
ということで、もしも中国からの姓の輸入以前に新羅に姓に類するものがあったり、朝鮮半島を支配した王朝がめまぐるしく交代したりしていたら、韓国オリジナルの姓がもっとたくさんあったり、あやかり人口の差などで個々の姓の人口比率がぜんぜん違うものになっていたりしたでしょう。日本も、武家政権が長くつづかなかったり、天皇家が古代から今まで続くのでなく王朝が何度か交代していたら、名字は発生したものの消えてしまったとか、名字や天皇が与える氏姓(うじ・かばね)とは違う何かが生まれていたとか、名字や氏のようなものの数がいまの名字の数とぜんぜん違うとか、名字に関する風景が現在の日本とぜんぜん違っていた可能性だってありますね。
ところで、韓国のことを述べてきましたが、韓国の人が中華風ファンタジーを作っても、中国の人からすると名前に違和感が……とかになるかもしれませんよね。どうして金さん朴さんが大活躍してるの?とか。面白い作品があったら見てみたいものです。
2024年1月12日(金)
とても興味深い話です。
勉強になります。
十二国記の世界には中国と日本は存在しますが、朝鮮半島(朝鮮人)の概念は無かったと思われます。
しかしながら、ちょうど泰王が治める戴国は十二国記の中でも北東に位置しています。
十二国記世界では東の海からは日本人が流れ着き、西の山からは中国人が迷い込み文化を持ち込み影響を与えるという世界観なのですが、
もしかしたら文章として書き起こされて無いだけで朝鮮半島の文化も戴国に影響を与えているのかもしれませんね。
最新刊は戴国の話なのですが、道教寺院の描写もありました。
古い中国や日本の古典に詳しい方は、十二国記を読むと、より面白く感じるようです。
詳しい方が十二国記を読まれたらどんな感想を持たれるか気になります。
もし興味持たれたら、読んで頂けると嬉しいなと思います。
十二国記ファンなので、取り上げてもらえて嬉しいです!
十二国の世界では、楽俊や驍宗などは普段の生活で使う「通り名」だったように思います。自分でつけたり他人がニックネームとしてつけたりするものだったかと。
楽俊(張清)の場合は張がファミリーネームで、清がファーストネーム。
大学に入ってから楽俊は文章が得意だと評判になって、同級生たちが「文章が得意な張くん」という意味で「文張」というニックネームを呼び始めたようです。
楽俊という字がすでにある場合に、さらにニックネームがつくと、そのニックネームは別字として扱われるそうです。
ややこしいですね笑
すごく面白かったので、他の動画も見させていただきます!
大昔ですが作者の講演会に行ったことがある、いち古参ファンです。その時に聞いたネタも含めて…
・楽俊の姓名は張清、字は楽俊で、「文張」は大学で同級生や先生から呼ばれてる通称ですね。法律とかの文章を書かせたらとんでもなく出来るって意味らしいですが、そうか名前からして賢そうなのか!(楽俊ファン歓喜!)
・驍宗様の姓名は朴綜、字は驍宗。乍は、乍氏(さくし)っていう地方の有力者集団の出ということではないかなと思います。本人の性格も、いいとこの生まれっぽいしなあ。(中国にも氏は昔あったそうですが、日本にも愛新覚羅氏の歯医者さんがいらっしゃったりするので、バリバリ現役使用中なのかと思ってました…)
・珠晶の父の姓は蔡、名か字が如昇、地元での通称が万賈。相氏という大富豪の一族ですね。珠晶は超お嬢様育ち。(なぜ土地や財産を子が相続できない世界設定なのに、富豪の家系が続いているのかは、小説中で語られています。)
・アニメの祥瓊のデザインは、元々の絵師の山田さんではなかった気がします。なんか違和感あるんですよね、あの公主時代の服。アニメの脚本も、ハガレンの魔改造でも有名な某監督製なので、やはり小説の方がおすすめです✨
・作者は元々仏教大学の文学部で研究されてた方で、固有名詞など漢字の使い方は、仏教典にちなんで基本「呉音」を使う癖があったそうです。三国志もサブカルの方面からお好きなようで、現代中国語と使い方が違うとこは…まあまあw
おまけに十二国記の世界観は、海客(日本人)と山客(中国人)の影響もあって、時代や文化、風習がごちゃ混ぜになってる設定なので、違和感は…まあまあ😅
・山海教って中国では一般的でないんだ!って驚きでした。ちょっと前にもマーベルの「シャン・チー」とか「ファンタスティック・ビースト3」とかでちょっと話題になりましたね。FBの方は公開時にTwitterなどで十二国記界隈がざわつきました🤩
アニメの一部と原作の一部を読みました。アニメを先に見て、それに対応する原作を読んだんですが。
改造で有名な監督だったんですね。アニメで不満だった部分が、原作にはなかったので、あれ?と
思ってましたが、原作の世界の方が優しいというか、アニメの方は、過酷さがかなり強調されてましたね。
@@TheGospellers 考えてみたら、中国って方言があってお互い全く通じない地方語が今でもありますよね。それに以前、朝鮮族中国人の知人に「中国語も韓国語も書けるし読めるけど、昔の漢文は読めない。漢字も文法も今使ってるのと違うから、日本人より意味が解ってないかも。」って言われたこともあります。
文字も発音も古代語使用中の世界観だと、現代日本人が転移したら現代中国語が通じないのは当たり前だわ!と思いました。
@@blueshampen今話題の原作魔改造ってやつですね。漫画のアニメ化魔改造の例として必ず挙げられるほどの脚本家です。
十二国記の場合は、小野主上の意見がどれだけ反映されていたのか…私の周りの古参ファン仲間は、黒歴史としてほとんど口にしません。(たまに笑い話として、楽俊の「差し障り」シーンのことを出すくらい🤣)
浅野君と杉本さんは小説のプロット段階にはいたキャラだと聞いたことがあるのですが、違いましたかね…?
その設定を取り入れたことでアニメは脚本ではなく脚色となっていたはず…昨今の問題と違って原作を大事にしてるなと思っていたんですが…
なるほど、古参ファンの方々には受け入れ難いんですね。
アニメはアニメで、プロット覗き見させてくれてお得だな〜と思ってました。『月の影〜』も『風の万里〜』みたいに3人視点を同時進行しようとしてたのかな、とか想像してたので…
十二国記の舞台は古代中国そのものではなく、中国と蓬莱(日本)の間にある十二国の世界の物語なのです。(日本からも中国からもたまに人が流れてくる設定)だから文化は双方から流れ込んでくる文化の混合であってどちらか固定ではないのでしょう。また、妊娠出産がない世界ですので、「家」や「姓名」そして男女の役割などについての考え方も異なってくると想像することもできます。
楽俊の「文張」は字(あざな)ではなく、学友らによる日本語でいう「あだな」、ニックネームにすぎません。文が良くできる張、なので文張、です。
十二国記の世界は時折流されてくる日本人(海客)と中国人(山客)の影響をうけているから、名前も日中両方式存在するって言ってるのはある意味正しくて小野主上の凄さが垣間見えます。
祥瓊の服が清風なのも、清代に流されてきた中国人によって伝わって王宮のトレンドになったと考えるとアニメ化の作画の人の十二国記愛が感じられます。
「十二国記」の動画をありがとうございます!愛読者なので待望でした!!
三國志の人物を交えての本来の〝字〟のシステムの説明がとても分かりやすかったです。
作中人物の名前の設定1つでこれだけ複雑なんだなっていうのがとても伝わってきました。
むいむいさん、ねんねんさん、協力して下さったお友達も本当にお疲れさまでした。
中華”風”であって中国でも日本でもない架空の世界の話ですので、まあ…
十二国記が大好きなので、取り上げて頂けて嬉しいです!
完全な中国が舞台の作品ではないので、今回の考察を聴いて作者の小野不由美さんが日本や中国の歴史をミックスして作られた作品だという事がわかりました!
本当におもしろい作品なので、たくさんnの人に見て欲しいです!
これほど流暢に日本語を話されるだけでも凄いことだと思うのですが、解説の仕方やそれに伴う用語、わかりやすくする例えの巧さをみるに
本当に優秀かつ勉学に励んでこられた方々なのだと感じました。
百鬼夜行や廟号なんてパッと出てきませんし、ポケモン図鑑のくだりは笑ってしまうと同時に非常に的確だと感心してしまいました。
日本と中国の名前システムが混ざっているのは、十二国世界が山客(中国からの転移者)と海客(日本からの転移者)の影響を両方持続的に受けているからと考えると説明がつくのかな、と。
そう言えば、当時、うちで飼ってたハムスターが楽俊だった。
十二国記から付けました。
私が初めて麒麟を知ったのは『火輪』という漫画でした。
龍が地上に降りると麒麟になると書かれていました。
ネタバレになるので、誰が麒麟になるのかは書きませんが、中々面白い作品でしたよ。河惣 益巳(かわそう ますみ)さんの作品です。
山海経=ポケモン図鑑でめちゃくちゃ笑ったけど納得してしまった
ネイティブの方から十二国記への印象を聞けて大変興味深かったです!
中国語での発音を聞けたのもテンション上がりました💖
これシリーズ化してほしいな〜✨
十二国記は好きなのですが、このあたりの名前のシステムはいまだによくわかってないので間違ってるところがあるかもしれませんが大体こんな感じです
乍驍宗
乍=氏:成人したときに選ぶ
驍宗=字:呼び名。綽名が字になることもある。基本的に氏字を名乗る
朴綜=姓名:戸籍上の名前。結婚した時に戸籍は夫婦どちらかに統合されますが、生まれ持った姓は変わらないということになっています。というのも、十二国記の世界において次王が起つとき、亡くなった王と同じ姓が次の王になることはないとなっているからです。また、最近はそうでもないが呼び名として使うことは基本的にないということです。
珠晶は字で、成人していない(王になったとき12歳)ので氏はないはずです
父親の相如昇はたしか氏字です
姓は親子で共通するけど、氏は親子で異なることになる……はずです
十二国記の世界は親子であっても「血の繋がり」という概念が全くない世界だから名前も全く違うくなることも珍しく無さそう。
木の実から人や半獣が生まれるというあの独特な設定をさらりと描いているところが好きです。
この作品めっちゃ好き。
実は現代の漫画家や小説家でこの作品に強く影響を受けたと話している方は多いです。
大人になっても鑑賞に堪えうるファンタジーだと思うから、時間があったらオススメです。
最初はティーン向けのレーベルから出てたけど、秀逸な内容と余りの人気に一般文庫に変わったんですよね。
その時に、あのイラストを捨てたのは惜しかったですが。
今は出版社が変わってイラストも復活してますね。
さっきツイッターで十二国記がトレンド入りしていたのでTH-camで検索してみてこれにたどり着いた。
日本の僧侶の名前が音読みとか、これは何時代なら居そうな名前とか(日本人には全く分からない)、かなり博学なんだなぁと思った。
十二国記は,1冊読みきりの,図南の翼が ストーリーもメッセージも大好きです。
文張は字名ではなく、大学の先生が付けたあだ名ですよ。
字名が楽俊だったかと。
楽俊は十二国記知ってる人ならみんな好きだとおもう
中国の名前って難しいですよね。十二国記を読んでいてそう思いました。
驍宗様の「乍」は戴国瑞州の乍県に封じられた(領主)…とあったような…。
清張は国から貰う名前、楽俊はお母さんが愛称として呼んだ名前(作中の楽俊本人のセリフで「暮らしは楽じゃねえし、足は遅いし、かーちゃんはなんでこんな名前付けたんだか…」と陽子との初対面でこぼしています)、文張は雁の大学の学友達が優秀な彼を見て付けたカッチョイイあだ名だと理解してます。
「暮らしは楽じゃねえし~」は原作版にはないアニメオリジナルの台詞ですね。原作の方で楽俊が字との言及があったので、張清(ちょうせい)が本名(親が付ける)、楽俊が字/あざな(本名で呼ぶのを避けるための通称・親か周りが付ける)だと思います
12国記好きから来たのですが、日本語が綺麗でもう感動。凄いと感じています。
ただ、蛇足ですが、小野不由美先生のお名前は、"ふゆみ"であって"ゆふみ"ではないので笑 登場人物の中国名としての合う合わないも面白かったのに、作者の名前を間違っているのが、ネタですか!?というぐらい輪をかけてクスッとなりました^^
姓名がこれだとすると、こっちは何!?ってなってた名前は大体 字(あざな)だったと思います!
十二国記のキャラって、字がない人(少数派)は名で呼ばれるけど、字があれば基本そっちでしか呼ばれてない印象だから…なんか仰々しい場面でだけ姓名で呼ばれる。
触れられなかったけど、陽子の字は彼女の髪の色が赤いことから「赤子」で、泰麒(日本人名:高里要)の字は「蒿里」。
蒿里は作中にも登場する地名だけど、確か中国の実在する地名でもあって、神仙が住み霊魂が集まる聖山である「泰山」の麓に位置する、死者の魄の住み処(黄泉)としての民間伝承がある場所だったはず…。また、泰麒は「泰」国の麒麟ですが、この「泰」が泰山の「泰」と同じ漢字であることも偶然とは思えない。泰山の神である東嶽大帝(泰山府君)は人間の生死を司る神、地獄の裁判長としての側面を持っている。
泰麒はその姓名にしても字にしても、「死」にとても深い結びつきがあるように思えるし、実際そういう暗いイメージの付きまとうキャラクターなので、中国の方からすると彼の字がどういう印象になるのかも聞きたかった…!
でも面白かったし参考になった!
十二国記は名前の多さや種類は複雑だけど、曖昧な所がなくきっちりと設定されているので、未読の方もうろ覚えの方もちゃんと読めば理解できると思う。中国の方にも知ってもらえてるの嬉しいな〜日本の誇る傑作ファンタジーだから…!😊
彩雲国物語とか蒼穹の昴とかみたいに、十二国記はどうにかして私が死ぬまでに中国ドラマ化して欲しい作品!
(だって中国ドラマ話数長く壮大に作ってくれるし中国っぽさもめっちゃ生かしてくれそうだしセット壮大だし俳優さんめっちゃ美しいし)
誰か一緒に十二国記中国ドラマ化推して欲しい
十二国旗既読勢ですが詳しい設定は知らなかったので今回調べました
楽俊や祥瓊が字らしいですね
ただ字は本名ではないので人によっては複数、別字があって、楽俊の文張は大学で使われてる別字ですね(文が上手い張さんという意味)
ただ劇中では字だけで呼ばれるのが普通で性は普通使わないので中国人的には違和感すごいことになってると思います
あと「氏」という設定があるみたいで本名→字と同じ関係が苗字にも(性→氏と)あるらしいです
字に何かつけるときには前に氏をつけるみたいです(なお劇中ではほぼ出てこない)
十二国記、懐かしい…!この世界観のシリーズは最初「魔性の子」と言う
ややオカルト風厨二病考察みたいな前座の小説がありまして、
泰麒が胎果の時に現代日本に漂着し高里要として生活した時代の話に
なっています。十二国記はこの泰麒の本来の世界の話という事で、
シリーズ開始当初は両作の繋がりがちょっとづつしか判らず、ジリジリしつつも
楽しく読んでいた記憶があります。
日本のファンタジー小説は他国の文化ツールを色々便利に流用しつつ、
ライト層に取っ付きやすく仕上げる事で幅の広いジャンルを確立してきた
とも言えるので、そういう点で十二国記はかなり秀逸な作品だったと思います。
十二国記の本編内での設定です。
姓→生まれたときにつく戸籍上のなまえ。婚姻すると姓は戸籍上はどちらかに統合され子にもひきつがれるが本人は生涯変わらない。
名→戸籍上の名前。呼ばれるのを嫌がる人もいる。
氏→成人し独立したとき自分で選び名乗る。
字→あだ名、通称。無い人。一個の人。複数ある人。途中で変わる人。色々いる。
例
娘:珠晶(字)蔡晶(姓名)
成人していないので氏は無し
父:相如昇(氏+字)
姓名は未登場だけど娘が蔡なので蔡
以下の組合せで名前が出てくる事が多いです。年齢や場面で登場のしかたが変わるのよく読まないとどれかはわからないです。成人しても氏を名乗らない人もいるのでややこしいです。
姓+名 氏+字 氏+名 姓+字
十二国記は崑崙(中国)と蓬莱(日本)と別次元だけど時々つながる事のある異世界という設定のため色々混ざってるのかもしれません。
まとめ方が一番わかり易い
十二国記めっちゃ好きなアニメなので、中国人の方の印象が聞けて面白かったです!難しいことを噛み砕いてめっちゃ分かりやすく説明してくれてありがとうございました!
「十二国記」キャラの名前の解説ありがとうございます! とても分かりやすく、面白かったです。「十二国記」の世界観は独特なんですが、一番は「人の子が木に成る」ではないでしょうか。男女の別はありますが、夫婦になると、「里木(りぼく)」と呼ばれる木に印(おみくじみたいな)を結んで、天帝に祈ります。天帝が願いを聞き届けると、印を結んだ枝に実が成り、月が満ちると夫婦でその実をもぎ、子供が生まれます。夫婦も、人間界とは違い、くっついたり別れたりが簡単で、夫婦になったからと言って苗字を一緒にするのではなかったような気がします(うろ覚えです)。なので、珠晶(すごく好きなキャラです)がお父さんと苗字が違っても不思議はないような。古代中国を元にはしていますが、かなり小野先生のオリジナルの設定が盛り込まれて、「十二国記」の細部は作られていると思います。珠晶の「珠」とか、祥瓊の「祥」などは、字面が綺麗&縁起がいいイメージの字なので、いわば「飾り字」(そんな日本語はないですが)としてつけているのかなーと、勝手に解釈してます。日本人は、元々縁起のよくない響きの地名なんかも、勝手に漢字を変えて、よいイメージにしてしまう文化を持っているので。
十二国記の中で字(あざな)とあだ名は違うから楽俊は字で文張てのは学友からの揶揄のあだ名
国名と国氏は読みが同じで漢字がちがう
慶国の麒麟は景麒
戴国の麒麟は泰麒
珠晶は字、蔡が姓で晶が名
たぶん父親の相如昇は氏字(うじあざな)かなと思う
驍宗さまもこんな感じで乍は諡号じゃなくて氏、姓が朴で名が綜
十二国記の中であざなは必ず二文字な気がする
時代衣装が混じってるのは海客と山客の影響かと
十二国記もやってくれてありがとうございます! 他のyoutuberさんも十二国記を避けていた理由が動画を拝見してなんとなくわかりました。説明が面倒な上に、キャラや設定、ストーリーをがっつり理解していないと名前ひとつとっても「なんで?」と袋小路に迷ってしまうんですね……笑。
十二国記に釣られました!
十二国記の世界に流れて来ちゃった人達から中国と日本の文化を学び取り入れた結果、独特な文化ができているのかなぁと考える民です✌︎('ω'✌︎ )
名前も含めて中国文化と日本文化が入り混じった感じが楽しいなーと自分は見てます!
十二国記は中華風ファンタジーだけど、中国人が山客、日本人が海客として書かれているから、名前が中華風じゃなくてもそれはそうなんですよね。どっちの制度も取り入れているから…
十二国記はなろう系では無い
異世界(転生ではなく転移)
内政系で原作は屍鬼や
ゴーストハントの小野不由美
ちなみに夫は綾辻行人😳
ゲームはPS2でアドベンチャー
RPGが2本🤭
「名前の響きが○○っぽい」みたいな感覚的な話って言葉や文化をお勉強しただけじゃわからないからもっと聞きたーい
生きた空気感を感じられるこういう企画だーいすき
もう20年以上、十二国記ファンです。取り上げてくださりありがとう😊中国の伝記や中華風の物語って名前がややこしくて、慣れるまではメモを取りながら読む事もしばしばです。とても分かりやすい説明ありがとうございます。
古代日本でも諱または忌み名といいますが、名付けた親と本人しか知らない名前があったそうです。そして、意中の人にはプロポーズをする時やされた時にこっそり伝えたりしたとか。なんだか素敵ですよね〜。
十二国記で、違う時代の文化や日本の文化がちょいちょい混ざっているのは、長年にわたり海客や胎果たちによって地球の文化や文明が伝えられた結果だと思われます。
延では保護を求める海客たちに、日本に住んでいた時の郵便番号まで書かせてますからね。
驍宗が諡なのは、多分、神仙になった時に「人間ではなくなった」ので諡扱いになっんじゃないかなと。
あと、家族のつながりが結構希薄な設定(出産がない)なので、名字が違うのは諸説入り乱れる気がします(子供に家を継がせることは無理だけど、偶然近くに「優秀な従業員」がいて、その人に譲渡はできるので、名字違うのは相続対策かも)
私も登仙の際に、人間で言うところの諡がついたのだと思っています。
通常は生きている人間は生きたままだと皇帝でも登仙はできないですが、諡は皇帝の神号や仙号でもあります。
十ニ国記待ってました〜✨
ありがとうございます!😊
"祥"は日本だと"祥子"という女性の名前に使われけど、中国だと男性の名前を連想するんですね💡
三国志ガチ勢日本人なので、私も"諸葛亮孔明"は「それ違ぇじゃん!字の意味ねぇだろっ💢」って突っ込んだ事ありましたww
三国時代に字がよく用いられたのは、確か2文字の名が禁じられて同姓同名が増えてしまい、混乱を避ける意味もあったとか。
そのため、口頭ではなく後から文書に名も字も情報として書き記す意図で「苗字+名+字」で表記することは稀にあったと、何かの本で読んだことがあります。
@@fei8133 成程!当時でも表記だとそういうケースがあったのですね💡
教えていただきありがとうございます😊
私が見たのは日本のTV番組のナレーションとテロップでだったので、担当のスタッフさんが歴史に疎かったか、番組製作の慣習的なものなのかと思っていました。
驍宗が諡なのは十二国記が各国の歴史書に記されたエピソードであるという体裁をとっているからだと思います
原作では歴史書にはこう書かれたという記述が出てきます
銀英伝のスタイルですね
それも列伝体という中国の歴史書のフォーマットなので続きの物語というより、それぞれの王のエピソードという形になってますね
それは無理筋では?
他のあちら生まれの王たちは、誰一人「宗」や「祖」のついた名前で呼ばれていません。
諡号は梟王・梧王・冽王と一律『◯王』なので、驍宗にだけ銀英伝のルールを引っ張ってきて「諡である」と言うのはおかしいと思います。
十二国記の世界へ人が迷い込む現象はよく起こってるし、何百年も生きてる存在までいます。それらの人達が伝えた異なる時代や国の文化がずっと定着し続けてるのではないでしょうか。
むいむいさん、日本の歴史にも詳しいんや。すごいなあ。
めちゃ原作ファンで、思わず自分で自分に字をつけてしまってたんですが、この動画でそれは「号」のことだったのだと知りました。ありがとうございます。
とても流暢な日本語に感服しました。私も十二国記は大好きで、人生でもNo. 1に面白い作品だと思っています。翻訳されて刊行されてるとは!二度びっくりでした。😊
陽子の初勅が素晴らしい
令和元年に一番売れた小説が『十二国記』(昭和最後の年に発売)と話題になりましたね。
王=人間から外れた存在、なので宗=諡(戒名)で合っています。
字は諱の言い換えみたいなもんなので、元の諱を連想できるような付け方してますよね。
三國志なら諸葛「亮」の「孔明」(どっちも明るい、すごい明るいみたいな意味)、黄「忠」の「漢升」(漢王朝をすごいアゲるために忠を尽くす的な)とか。
なので適当に字面だけで付けちゃ駄目なんですよね。
楽駿は巧国で生きていくための名前だと思う
巧国は半獣差別がすごい上に巧国の王と同じ苗字の張を名乗るなんてできないからだと思う
しり上がり・しり下がりで違和感を感じるってのはネイティブでないと「感じられない」違和感だよなぁ
日本もよくある海外の物語に出てくる日本人名で「言語化するのは難しいけれど違和感を感じる名前」あるあるが同じ感じなのかも
中国が舞台じゃないしね
異世界ファンタジーであるし、アニメは衣装とか相当中華風に描かれてるけど、原作ファンとしては違和感
山海經って何故か日本の一部漫画オタクに凄く好かれていて中華ファンタジーの基礎みたいになってますねww
機会があったら怪力乱神グワンとかも読んでみてほしいです。あとゲームはやらないだろうけど作家さんつながりで幻想水滸伝
あと、最近の漫画だと千年狐とか読んでもらいたいなぁ
戦国時代は日本人も字とかなんとかで面倒くさくて中華者については最近日本人の感覚が修正されつつある感じです。孔明って言わなくなりましたし
山海経とか時代、名/字/号の説明がありがたい
webコミックの中華バトル漫画をよく読むから蚩尤とか饕餮とかを見かける機会が多い
私達日本人がふんわり「中国っぽい」と思ってる名前が、中国の方たちからどのように感じるのか
興味深く拝見しました。”名前”にもいろいろありますね。
日本人の作家が日本人に向けたファンタジー小説なので、大目に見てくださいw
十二国世界に日本側(蓬莱)から迷い込んでしまうと海客、中国側(崑崙)から迷い込むと山客と呼ばれるという記述があります。
つまり中華風ではあっても中国ではないので、名前の決まり事がきっちり当てはまらないのも致し方なし、ということで。
あと麒麟の国名+麒(女性は国名+麟)は役職みたいなもので、「景麒!」と呼ぶのは「専務!」と呼んでる感じだと思いますw
興味深いのと、難しかったのと、両方の感情(笑) むい氏の説明は良かったと思う(*^-^*)
名前って、文化と漢字と発音と時代が合わさって成り立っていると強く感じた。また見て、勉強したいと思いました。
十二国記が取り上げられていたので嬉しくなって視聴しました!
現代中国での人名の語感というのは今までにない視点で面白く見させていただきましたw
十二国記の内容に関するコメントはたくさんある他の方々にお任せするとして、せっかくなので山海経についてちょっとだけ触れさせてください。(ちょっとだけと言いつつ長くなりましたごめんなさい)
海山経で取り上げられている水怪(川辺に住む妖怪)はたくさんあるんですが、アニメにも登場していたものだけでなく結構な割合で「声は赤子に似る(赤ん坊の泣き声のように鳴く)」とあります。
読んだ時はずいぶん似た鳴き声のやつらがおるもんやなーと思っていたんですが以前人気になったとある動物の動画を見てその疑問が氷解しました。
カワウソの鳴き声って赤ん坊の声にそっくりなんですよね。
カワウソって知能も高い肉食動物であり、オオカワウソのようにワニに襲い掛かるほど獰猛な種もいますので、子供や成人でも捕食していたことがあるのかも知れません。またそうでなかったにせよいなくなった人を川辺で探しているときに周囲からカワウソの鳴き声が聞こえてきたとしたら、この鳴き声の主の仕業と思い込んでいたのではと想像できてきます。
なので人を食らう水怪の数は、川辺での警告と戒めの数と同義なのではないかと考えられるのです。
山川経は古代のポケモン図鑑としてだけではなく、こういった視点で読み直しても非常に知的興奮を味わえる書物となっておりますのでご紹介させていただきました。
同じような中華風アニメ作品に対する中国の方の見え方など
解説してくれると面白いですね。それこそ薬屋のひとりごととかもですね^^
十二国記は好きな作品ですが、正直日本人には中国文化の知識がそもそもないので
あってるあってないの判断ができなかったので、へ~そうなんだくらいにしか思ってませんでした。
なので、とても面白い話が聞けて良かったです。
十二国記を取り上げてありがとうございます。
当時NHKで放送されていたのを観てました。
慶国王、「中嶋陽子(赤子陽子、中陽子)」後の太師「乙悦(遠甫)」の乙や遠は中国では使われるのかな?
十二国記の麒麟、雄が麒で雌が麟ごく稀に国王から名を賜る事も有りましたね。
国名と国氏も右周りで(北)柳国 劉王、雁国 延王、(東)慶国 景王、功国 塙王、(南)奏国 宗王、才国 采王、(西)範国 氾王、恭国 供王、戴国 泰王、舜国 (?)、漣国 廉国、芳国 峯王。
大好きです。原作面白いです。魔性の子で心掴まれました。
アニメには詳しくないので、この動画で話されている内容を見ても、そうなんだとしか言えないのですが、今日もむいむい分(塩分や糖分のような物)を補給出来てうれしゅうございます。😍😍
ラジオトークをまだされていたら、そっちに投げたい質問(白湯の味問題など)は沢山あるのですが、本業がお忙しそうなので難しいでしょうね。😅
もう、日本に戻られているのかな?
数ヶ月後か、半年後ぐらいかもですが、まだライブ配信をされることがあれば事前告知お願い致します。❤❤
違和感を感じたのは「青辛」かなぁ。
桓魋すごい好き(その影響で松本保典さんの声も好き)なんですが、本名を名乗った時は????となりました。
ちょいと調べましたが、十二国記の世界では結婚しても姓名は変わらないようです。子供は父母どちらかの戸籍に入ってその姓を名乗るみたいです。
字は普段使う名前、氏はよくわからなかったのですが成人した時に固有の氏を選ぶ(?)そうです。
動画投稿お疲れ様です。
小野不由美はホラーも強いのでむいむいさんに日本と中国のホラーとか語って貰いたい😂
十二国記の世界は古い中国に似ているけど、違うというのは作中にでてきます
十二国記の世界は、海から来る海客は日本人、山客というものが別に存在して、それは中国の方です
十二国記の世界では中国は崑崙と呼ばれ、日本は蓬莱と言われてます。ので、完璧に中国の名前などのルールとは一致しないと思います
十二国記良いですよね。僕的には、十二国記を実写化してほしいいっかも。
この作品以外の中華風キャラ名でも二文字目と三文字目を入れ替えたらめっちゃありそうってのが多いみたいですね
十二国記は私の人生のバイブルです。この動画で名前についてより知れました。
ちなみに尚隆は小松水軍の跡取りでフルネームは小松三郎尚隆と言います。
日本の歴史ドラマ見てると身内からは三郎と呼ばれて、公では小松尚隆と呼ばれてたのかなと思います。
楽俊に関しては、字が確か大学内でつけられたもので中国での一般的な字とは扱いがちょっと違ったように記憶しています。
また、号に関してはどういう理由で楽俊だったか忘れましたが日本でいう雅号かと。現代日本だと居士号は戒名での印象が強いから避けたのかと思います。斎号等だと日本人からすると日本っぽく感じてしまいますし(中華由来なのに
あと、豊臣は姓ですので秀吉は最後まで羽柴秀吉であったといえます。
お坊さんの戒名っていうのは、法諱のことでしょうかね?京極先生がどういう書き方をしておられたのか分からないので否定するつもりはないのですが、日本においては諱(実名)の音読みであることは少ないです。本願寺坊官の下間家みたいな例はありますが基本は別ですね。ただ、現代ですとお坊さんの家に生まれると、本名に、法諱でも通じる漢字で名前をつけてるのはよく見ます。
むいむい 日本語がすごく上手!! ( ゚Д゚)
どうやってそこまでになったんだろう。。。 努力の天才ってやつや !!
うまくない時の動画がすごく見たい。。。
十二国記めちゃくちゃ好きです!この前の名前シリーズも、十二国記って入ってたので見たサムネ釣られ人間でした笑😂そこからむいむいさんを知ってこの動画にたどり着きました〜!内容面白かったです!
尚隆のお坊さん読み、親戚に住職さんがいるのですが、確かに音読みで読んでますね!
14:44 諡といえば…ですが、
平成から令和に変わるタイミングの頃、ネットではそれぞれの天皇陛下のことを平成+天皇とか令和+天皇の呼び方を使っている方が多数いて、いやそれ(年号+天皇)は諡だよ!生きてる方にそれを使っちゃだめだよ!って何度も思ってた。(※2024年時点での歴代天皇の呼称は、明治天皇→大正天皇→昭和天皇→上皇陛下→天皇陛下・今上陛下)
今上帝(今上天皇・今上陛下)って、平安時代が舞台のラノベを読みまくっていた私には常識だったけど、一般には意外と知られていないのだと知ってびっくりした。
問題ねぇよ。
「一世一元号の制」を明治から導入しとるんやから、代替わりで政府から"新元号の発表"がされるんやから、庶民にとっちゃ、元号天皇の呼び方をしても差し支えない。
制度として、元号を諡とする。
で、あって、元号が諡であるワケじゃねぇよ。諡としての元号が"あと"なんで、今上も元号呼びも、どちらでも問題ない。
おめぇさんが宮内庁勤めの内官なら、そうは行かねえが、庶民にとっての号は、文字通り、名でもある。
御代の号であり、号は皇をして制定する。すなわち、号が固有名詞として機能する。って理屈やな。庶民にとってはなw
ところで動画の話とは逸れますけど、このアニメ作品の音楽に関してはどう思われてるのですか?
動画内で引き合いに出されてる祥瓊が劇中で歌ってる『偲芳歌』とか、コテコテのチャイナメロディかと思いますけど。
🎶わたしの可愛い人形 素敵な着物きせましょう キラキラ金のかんざし 幸せをあげる
という歌です。他にはこのアニメのOP曲『十二幻夢曲』とED曲『月迷風影』も良い曲かと。
昨今の中国の宮廷ドラマ、古装ドラマのブームの影響で、中華風アニメ漫画が増えそうな予感がします。西洋ハイファンタージーと並ぶ中華ファンタジーの江湖という概念も理解されつつあります。
十二国記は、ハマりました。確か小中学生の推薦図書にも選ばれたと記憶してます。
キャラや風景が中国っぽいですが内容はグインサーガやアルスラーン戦記、精霊の守り人などと同じく純日本のファンタジー戦記だと思う
十二国記大好きです!
すべての国をやるとは限らないみたですがそれでも全ての国の描いてくださることを願わずにいられないです。
挿絵もアニメも大好き。
十二国記大好きなので内容にも触れて欲しかった…未完で終わりそうな作品ですよね
作者さんの初期構想では『白銀の墟 玄の月』で完結だそうですよ。シリーズは継続しているので今後短編は出るかもしれませんが
そうなんですね〜、十二国全体に危機が訪れそうな気配があったので未完なのだと思ってました
絵のタッチが中国人にとって中華風ファンタジーに見えるってのは面白い。
東洋(日本、中国etc)の影響を西洋のアールヌーヴォが受けて、アールヌーヴォの代表絵師のミュシャの影響を受けた山田章博がイラストをしていて、そのタッチもある程度アニメに生かされて、現代中国人が中国っぽいと思い、現代日本人がその動画をみている。
文化というのはグルグル回って煮詰まっていく影響そのもの。 十二国記自体も歴史ごった煮で現代人も戦国時代の人間もでるしそこも魅力。
むいむいさん!十二国記は作者本人が後は短編集だけだしたら終わり、と発言しています。
長編自体は完結してます!読んで!読んで!
個人的には登場人物の名前が覚えられなくて、毎回最初の名前のルビがふってる所に毎回戻っていたのが懐かしい😂あんなに漢字全部にルビふってくれ…となったのは十二国記のみですw
面白かったです。
十二国記読んでて名前が難しくてこいつ何だっけ?なにしたんだっけ?読み方何だっけってよくなります。
字のシステムってホントだったと納得しました。三国志の燕人張飛は正史では燕国の人、姓を張、名を飛、字が益徳と字が鳥や飛ぶに関係無いから演義三国志では張飛翼徳に改名されてた(ノД`、)
子供は、神様の木に夫婦でリボンを結んだら、神様が子供を授けてくれる世界線だから、親子や先祖代々の血のつながりとか
基本無いに等しい世界観だしねぇ。
男女共に同じだけ
労働や士官する
「諸葛亮孔明」がおかしいというのは、説明聞くとたしかにその通りですねw
「高里要」は日本人が自分の子に付けた日本の名前と姓なのだから、考察するなら字の「蒿里」の方が良かったのでは…
十二国記と世界設定が同じである「魔性の子」(主人公が高里要)を知らないんだと思います。
知っていたら考察なんてしないでしょう。
十二国記好きだから、すごく面白い動画だった。
昔は日本でも氏、姓や通称、諱、幼名なんてあったから、なかなか中国の感覚の話を聞いてて勉強になります。
お疲れ様です(^^)
ねんねんさんが『イマナニ、ナニイウテル?』と言う、急に片言の日本語になっているのが面白かったですw
「居士」は「こじ」と読むと思います。故人の男性につけられる戒名にもよく使われますね。
ねんねんさんの、ツッコミが味わい深いなあ。
大好きな十二国記の話なので興味深く見ました。
日本人からすると違和感なく感じてたけど、中華圏の人からすると?って感じなのですねw
アニメの続きが見たいけど何処かやってくれないかなと今でも思っています。
しゅじょう、続編を早くお願いします。
饕餮っていう妖怪を十二国記で知った。
祥瓊は封神演義の趙公明の三姉妹に瓊霄っていたし、黄一族にも天祥っていたから文字的な違和感みたいなのは日本人的には全然なかった。姓名の孫昭だと三国志かな?って思ってしまうけど。
ちょっとファンタジー色強めになるけど、彩雲国物語もやって欲しい。
俺も最初はアニメから入ったクチだけど、設定や用語がほぼチンプンカンプンだった。
だから図書館で原作小説を借りて読んだら、概ね理解出来た。
少し調べてみたら、楽俊の「文張」は字じゃないみたいで。
それは楽俊が学んでた大学内で付けられた綽名、すなわち文章が達者だから「文章上手の張(清)」という意味合いの綽名だと。だから姓名は張清で、楽俊が字だそう。
ただこの作品の登場人物たち、一応は字とか諡を持ってたりもするんだけど、現実のチャイナ史上のものと違うんだよな。字は諱(本名)の文字と何らかの関連性のあるものを選んで付けられるんだけど、諱との関連性がなさそうなのばっかりだし。諡も現実世界には存在しなかった、この世界オリジナルのものばかりだしで。
十二国記ありがとうございます!
他の方もおっしゃってますが、大筋のストーリーはもう書かず短編のみだすかもとのことでした。
でも最新の2019年発売の4冊セットはものすっごい壮絶で描写も細かく日本人の私は漢字は読まず雰囲気で読み通しました。
あくまてファンタジーなので細かい設定気にせずストーリーを楽しむ感じですかね。
大変楽しく拝見しました
ファンタジーと理解されてるうえでの動画なのは分かってますが、原作に「専門家?によると実際の中華神話とも違っている(意訳)」って文が有ったのでその辺はまぁw
あれを読んでないなんて!!!信じられなーいw
「字」のシステム(=本当の名を呼ぶことを避ける)は日本の武士にも受け継がれましたね。中華圏とは名と字の語順が逆ですし、呼称も名は諱、字は仮名(けみょう)と言われていましたが。
例えば「織田三郎信長」。我々は歴史上の人物として「織田信長」と呼びますが、同時代の人間には「織田三郎(もしくは仮名の代わりに(本人が僭称した)官職である上総介)」と呼ばれていた事が当時の書簡などからも分かっています。
お二人さんとも、半端ないほど頭いいー!
日本、中国の歴史をよく知っていて驚きです。特に無為無為の日本の歴史知識には脱帽です。
十二国記取り上げて下さって嬉しいです…!
機会があれば彩雲国物語も…🙏
昔から字が何なのか理解できなかったんですかお二人の解説でようやく理解できました😊ありがとうございます😊