戦時中、絵を描いただけで逮捕… 弾圧を生き延びた親友との絆を胸に国への請願を続ける102歳の男性「平和でありたい」【生活図画事件】

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  • เผยแพร่เมื่อ 26 พ.ค. 2024
  • 102歳の男性が国会に対して訴えました。
     戦前に起きた生活図画事件の菱谷良一さん。
     声を上げ続ける理由は、弾圧を生き抜いた親友との約束がありました。
     北海道旭川市の老人ホームで暮らす菱谷良一さん。102歳です。
     毎年この時期に東京に行くことが、人生の目標のひとつとなっています。
     それには、ある理由がありました。
    菱谷良一さん
    「まさか自分がこうなる(逮捕される)と思ってないしょ。俺は死刑にはならないだろうけれども、恐ろしいって」
    「平和と自由をね、最後まで握り締めていきたい。平和と自由。これしかない」
     菱谷さんは19歳の時に、自身が描いた1枚の絵が治安維持法に違反したとして逮捕されました。
    菱谷良一さん(2020年)
    「寝ているところで逮捕状を突き付けてきて、ちらっと見たら逮捕状に治安維持法と書いてある」
     旭川師範学校、いまの北海道教育大学旭川校の美術部の学生や教師など26人が、特高警察に逮捕された「生活図画事件」です。
     生活図画とは、身の回りの生活を見つめ、ありのままを描くことで、いまよりもいい生活を目指そうとする教育運動です。
    東京藝術大学 川嶋均講師
    「当時、表現の自由というのは学校でも非常に厳しく、自由がなかった。菱谷さんの場合、美術部で書いた『話し合う人々』という作品が、証拠資料に採用された。絵としてはその本の中身までは見えないというか、ただ白いページが描かれているだけだが、特高警察は、『これは共産主義の本を読んで語り合ってるところだろう。そうに違いない』というような追及をされたそうです」
    菱谷良一さん(2020年)
    「まずは『お前は共産主義を信奉して、日本を社会主義化するために運動をしたんだろう』と言われた。とんでもないしょ?『いやいや私は…』と言ったら一発(殴られた)。彼らの手段としては脅しとなだめ。飴と鞭」
     特高の恫喝と暴力に、菱谷さんはでっちあげの自白調書に押印し、1年3か月もの間、旭川刑務所などに投獄されました。
     獄中で自殺まで考えるほどの絶望の中、菱谷さんを支えたのは、ある友の存在でした。
     松本五郎さん。事件当時、旭川師範学校美術部の部長で、菱谷さんと共に逮捕されました。
    松本五郎さん(当時93)
    「孤独ですからね、友だちが一緒にいるということが最大の心の支えになっていてね。運動の時に高い小窓からのぞいて手を振ってみたり、向こうは編み笠をちょっと上げて合図をした。どんなに心強かったか分からないですね」
     終戦後も、菱谷さんと松本さんは交流を深め、かけがえのない存在となっていきました。
     コロナ禍の2020年、松本さんが急きょ入院。菱谷さんは帯広市の病院へ向かいました。
     病院に到着し、再会した松本さんと菱谷さんは抱き合います。
     松本さんが菱谷さんに「心の底からの親友」と伝えると、菱谷さんからは「ありがとう」の言葉が。
     2020年10月、松本さんが亡くなり、事件の被害者で生きているのは菱谷さんだけになりました。
     「あとは俺の分まで頼む」と松本さんからの遺志を受け継ぎ、年に1回の国会請願に挑んでいます。
     「治安維持法」による逮捕者は数十万人にのぼるとされていて、拷問などによって1600人以上が死亡したといわれています。(治安維持法犠牲者国家賠償要求調べ)
     菱谷さんらは毎年、国に謝罪を求めていますが、国は、謝罪はおろか実態調査すらしていないのが現状です。
    菱谷良一さん
    「みなさんようこそ。私の顔を覚えている方もいると思いますが、治安維持法違反の名のもとに検挙、拘束された事実に対して、精神的・肉体的損傷に対し、何らかの弁償を実行されんことを要求するものであると、その法の呪縛下にあった被害者の1人として、また国賠同盟の1人して、要求の声を上げたい」
     「過去」を「未来」にしてはいけない。
     亡き友と約束した想いを胸に、菱谷さんは来年も国会で声をあげることが目標です。
    菱谷良一さん
    「平和でありたい。憲法9条を死守したいと。それ以上のことはないな。世の中どうなるかわからないけど、あんたらに任せるしかない」
    「(長沢祐記者:また来年も東京で!)そんなこと言うなってお前。責任感じちゃうで」
     菱谷さんが毎年行っている「国会請願」ですが、これまで延べ1100万人が国に対して謝罪や賠償を求める署名をしていますが、国は「適法だった」と説明しています。
     菱谷良一さんを10年にわたって取材したHBCのドキュメンタリー映画「102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~」は、U-NEXTで6月18日まで有料配信されています。2024年05月27日(月) 19時46分 更新
    #北海道 #ニュース #HBC
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ความคิดเห็น • 8

  • @studiokazuyo
    @studiokazuyo 2 หลายเดือนก่อน +4

    マルクスの本ではないかと思われたのでしょうね。親友がいるって良いね。それだけで幸せね。

  • @daisyyuumi
    @daisyyuumi 2 หลายเดือนก่อน +4

    長年 理不尽な思いをされて。本当に大変でしたね。

  • @user-qz6tv1kv6f
    @user-qz6tv1kv6f 2 หลายเดือนก่อน +1

    アメリカに負けたお陰で一気に自由になったな

  • @user-hw1mr3hh4b
    @user-hw1mr3hh4b หลายเดือนก่อน +1

    繰り返さない未来にしていきたいですね。
    あれ?鶴岡さんコメントしてる!!!
    野球も平和でなければ続けられませんからね(^^)
    憲法守りましょう☆☆☆

  • @ebony-whangdagobi5195
    @ebony-whangdagobi5195 2 หลายเดือนก่อน +3

    102も生きれとるからええやん。弾圧からパワーもらってんとちゃうか。

    • @user-pq1gh6wo2
      @user-pq1gh6wo2 2 หลายเดือนก่อน +2

      ちょっと不謹慎な返信に思われてしまうかも、ですが。
      それは、もらっている、という場合があるかも知れません。
      過酷で多難な経験をした人は、その後の人生でメチャメチャに精神力が成長して、逞しくなる、ということがあるそうです。

    • @fumikoje5870
      @fumikoje5870 2 หลายเดือนก่อน +3

      そんなひどい 言い方は 無いと思います。