kino cinéma 神戸国際で見てきました。周平はお金を払おうとして千円出したけど、そのまま財布にはしまわずに財布と一緒に千円も半分にたたんでポケットに入れてませんでしたっけ?だから、このシーンはTさんが思ってた事と同じでわたしもお金を払おうとした事すら忘れていたのだと思いました。周平が認知症だと思ったので、オープニングとエンディングが同じ真っ白の光がモヤモヤしてたのは、認知症で忘れてしまう事を表しているのかな?と思いました。あんな風に真っ白になってしまうのかな?と思うとちょっと怖かったです。光石研さんと松重豊さんの演技が相変わらず安心して見ました。難しい映画でしたが、今でもあのシーンはどういう事だろう?ってずっと考える事ができて見て良かったと思いました。
7/16山形フォーラムで観てきました。定年間近な定時制高校の教頭が記憶が失われていく病気とわかり右往左往する話でした。初老の男の日常が淡々と普通に描かれていてなんのドラマも起きないのですが、人生の機微がとてもじっくり描かれていて深く人生を考えました。人生には良いことも悪いことも様々ありますがそれでも続いていくのですよね。
そうですね。
となると日々の暮らし、日常を考え直すきっかけにもなりますね。
光石研さんの芝居のリアリティは凄まじい!宣伝ではご本人も「うだつの上がらない男の話ですが…」と仰いますが、地に足の付いたリアルな演技のため、ただの平凡な男という印象は受けませんでしたよ。
女子生徒の佐藤さんや元教え子の平賀さんなど若い人は末永を「親身なふりして上辺だけだろ」と見抜いているし、何よりも奥さんや娘もそれを分かりきっちゃってるんですが、特に家族に対してはそこを逃げないで無様でも自分の本当の気持ちをさらけ出してほしかったなぁと思いながら観ていました。
娘が父に言う「許さん」、コレめっちゃ愛情に溢れた言葉だと思います。単なる冷たい返しなら「は?ウザ」で済みますから。
末永が「学校辞めるわ」の行、奥さん役の坂井さんは一見冷たそうに見えるけど、眼差しがハグを拒否した時とぜんぜん違う演技をしていますよね。諦めきってるけど、でももし夫がここでちゃんと向き合ってくれたら私も真剣に向き合うよ、という表情に見えるのですが、やっぱり末永は結局それ以上自分を出せなくて勝手に幕引きしてしまいます。
教師なら平賀さんに「カネのために自分を傷つけるなよ」とか「自分を大切にしろよ」とか、ベタでも言葉をかけてあげてほしかったけど、それは諦めました笑
せめて最後の最後に言葉にはしなくても「俺もう一回家族と向き合ってみるワ」という希望を仄めかしてほしかったなぁと思いました。
元教員なので、あの教頭先生リアルやと思った 定時制の教頭って全日制よりワンランク低い(定通手当というのが付くので給与の額は多い)ので、そこまでの人で終わったのが凄いリアル 「怪物」の校長もムダに床磨きしてましたが、ああいう「功績」だけで管理職になれるのってままあるんです そして偉くなると生徒からも同僚からも疎遠になり、いざとなって仕事は支えにはならないし、ではと家庭や旧友を向いてもこれまでがこれまでだから(竹内さんもおっしゃってたようにきっとずっと「自分勝手」だった)誰も真剣に向きあってもくれないし、それも自業自得なわけで ここで「波紋」の「俺さっさと死ぬわ」となれば妻子は解放されるわけやけどすぐ死ねるわけでもなければああいう結末にせざるを得なかったのかな?
ちなみにミニシアター出たところでリアル柄本明とすれ違ってびっくり😮映画出過ぎと思ってたら映画の外でも出会ってしまった!
教員のご経験からのコメントとても参考になりました!ありがとうございます。
リアル柄本さんビックリですね💦
光石研さんの些細な間の使い方なんですが、例えばお父さんを見舞う施設の入口で来訪者の記載欄を書く時間や、年休を取るための電話の待ち時間など。ドラマなんかではもっとササッと短時間で終わり「それ書いてないでしょ。そんなすぐに電話に出ないでしょ」とツッコみたくなっちゃいますが、しっかり間を取っていてリアリティある芝居になっていました。
光石さんは本当に多くの作品に出演されていますが、私は染谷将太さんの「ウッジョブ!」のハイテクを使う林業のおじさん役、また妻夫木聡さんの「悪人」の主人公の伯父役が、出演シーンは多くはないですがとても印象に残っています。
些細な間は気になる事多いですね。
そこがちゃんとしてると映画に没入できますね。
昨日(8月20日)、出町座で上映中だと気付き、二ノ宮隆太郎監督作品『枝葉のこと』を観てきました❗
役者としても魅力的ですが、監督としての才能も素晴らしいと、あらためて思い知らされました‼️🙌
波紋から 光石さん堪能させていただきました
光石さん良かったですよね!
周平は家族や周りの人たちに気に掛けて欲しい。だけど同情はされたくないという変なプライドを持ったあまのじゃくみたいな大人見えました。
あと光石研が演じる周平が、娘にひたすら話しかけるシーンは、ちょっと複雑な心境になりました。
というのも、自分の父が一時期同じような状態の時があって、その時は劇中の娘のように「一体どうしたの?」と思ってました。
父はもう亡くなってますが、このシーンを観ていて、父はあの時どんな心境だったのかと、鑑賞中その事が頭から離れませんでした。
だからこの映画は、観る人によって印象が違うんだろうなと思いました。、
・周平と同じ年代のお父さん
・周平のような父親か夫がいる子供と妻
・あと何年かで、周平の年齢になる父親とその家族
可能なら、感想を聞き比べてみたいです。
バックグラウンドの違いでまるで鑑賞後感変わりますよね。
因みに私は息子とずっと関係良好なので
周平と家族はよくある分かり合えない親子にしか見えませんでしたね💦
福岡に住んでるので、北九州ロケというだけで観に行きました。途中まで退屈で、失敗したな〜帰ろうかなあ。と思ったのですが、中盤からラストまでどんどん引き込まれていきました。喫茶店での吉本美憂さんとの会話劇。松重さんのしゃあしい!良かったです。
やはり、しゃあしーは強烈でしたね。
他は博多弁と北九州弁の差が全くわかりませんでした💦
後からじわじわくる映画だったと思います。
主人公には最初から最後まで、全く共感できず、それが逆に面白かったんです。
カメラワークでテンポのズレがあって、
そこで「じわり」と違和感を感じました。
それが引きずっていって、次に奥さんや娘さんがなぜあーなっているのか?
そんな疑問を持ちつつ、答え合わせをしていくような感覚。
最後の平賀との「対決」のような会話も、、、
なんというか聞き惚れました。
出演者の方々の演技すごいです。
そして「え?これで終わり?」なエンディングも、かなり面白い。
すいません、好きな人が北九州の人なので観たというだけなんですが(笑)、、、見てよかったです。私もなんとか人生、逃げ切れればいいんだけど。
好きな人キッカケで映画観るなんて素敵じやないですか!
とても静謐な作品でした。
主人公が自分と同年代なので、考えさせられることが多々ありました(最近、物忘れが激しいし…)。
いつもバイプレイヤーの光石さんを見ているので、主演だとこれまた新鮮味があって楽しめました。
なお、食事代を払い忘れたシーンですが、私もTさんと同様、吉本実憂演じる店員に路上で引き止められ、話をしているうちに払い忘れたことを再び忘れて、財布にお金を戻したものと思われます。
お金のシーンは認知症の説があたってそうですね。
公務員だし教師だし、ましてや教頭ですから、無銭飲食を意図的には絶対できないと思いますけどねぇ🤔
ただ、恐らくこれまでの人生のように、この気まずい情けない状況から病気を口実に早く逃げたくて、再度支払いも忘れて立ち去りたかったのかな、と思いました。
ただただ光石研が素晴らしかったです。
映画は行間が多く、物語の説明的なことを一切排除しているので、逆にそこが自分の想像を刺激するところで、まるで色のついていない塗り絵に自分なりの色を落としていくような、そんな貴重な映画体験でした。
物語のプロットは実にシンプルで、具体的な説明は一切ないのですが、たぶん認知症によって自分の記憶が次第に失われていくことに直面し、そこで立ち止まって自分の仕事や家族、生き方をを見つめなおすという話と思いました。
でも彼の起こす行動は冷え切った(空気のような)家族関係の中では、気味悪がられるだけだし、勤務先の学校では生徒や同僚に「なにかあったら相談しなさい」と語りかけても、たぶん彼の言葉自体が信用されていないためか暖簾に腕押し状態。そして幼馴染に久しぶりに会いに行っても、過去のことは楽しく語り合えるのだけれど、今の溝はどことなく感じ、幼馴染から逆に「なんかあるんなら話せ」と言われても結局何も言えない。
そんなどうしようもない立ち位置の人物を光石研が、ホントにリアルな人物として演じていてまったく飽きることがありませんでした。最後の松本美憂との会話も、かみ合っているようで、互いに自分のことしか言っていない微妙な空気感も実にリアル。今となっては死語に近いですが「ペーソス」というものを感じさせる作品。
ラストについて竹内さんがものたりないと仰っておられましたが、起承転結の「結」の部分を描かないことが、自分なりの色を付けるような余韻を感じさせ、見事だと思いました。
今年観た新作邦画の中で、今のところこの作品がフェイバリットになりそうです。
閑話休題、え?こんな唐突に終わるの?っていうことでは川島雄三監督の「女は二度生まれる」の終わり方にも近いものを感じました。まあ映画のテイストとしては全く違うのですが(^^)/
本作も鑑賞される方のバックグラウンドやタイミングでまるで違う印象になる作品なんでしょうね。
普通に逃げきられて終わってしました、シヤシ~ シヤシ~
松重さん登場時間少ない割にシャーシーが強烈でした💦
kino cinéma 神戸国際で見てきました。周平はお金を払おうとして千円出したけど、そのまま財布にはしまわずに財布と一緒に千円も半分にたたんでポケットに入れてませんでしたっけ?だから、このシーンはTさんが思ってた事と同じでわたしもお金を払おうとした事すら忘れていたのだと思いました。周平が認知症だと思ったので、オープニングとエンディングが同じ真っ白の光がモヤモヤしてたのは、認知症で忘れてしまう事を表しているのかな?と思いました。あんな風に真っ白になってしまうのかな?と思うとちょっと怖かったです。光石研さんと松重豊さんの演技が相変わらず安心して見ました。難しい映画でしたが、今でもあのシーンはどういう事だろう?ってずっと考える事ができて見て良かったと思いました。
あのシーンは
痴呆症の症状でないとすると、意図的に未払いとした理由。しかも追いかけてきても更に払ってないので、なかなか理解できないですね。
同感。わたしも、ラストの後ろ姿は「忘れちゃってる」と思いました。吉本美憂さんの表情もそれを語ってるかなと。
『アリスのままで』とか『ファーザー』とかと同じテーマを扱ってるんですけど、家族との関係性が冷え切ってるのが悲しい。
竹内さんが仰ったように見終わった瞬間は少し拍子抜けし、その後じわじわと余韻が広がっていきました。ここまで冷徹に人間を描く監督は日本には珍しいのではないでしょうか。今年の邦画ベスト10に入る作品でした。何か問題を抱えているらしい現役の生徒、自分の家族、卒業生の教え子に末永がじっと見られるシーンは可笑しくも痛々しい。こういう、表面的には人当りの良いことばかりを言って実際には他人と向き合っていない人物は、自分とも部分的に重なるところがあり、見ていて素晴らしく居心地が悪かったです。とても評判だった過去作の『枝葉のこと』、『お嬢ちゃん』は劇場公開時は見逸してしまったのですが、機会があればぜひ見たいです。
まさしく余韻たなびく系ですね。
個人的に二ノ宮監督の前作『お嬢ちゃん』がその年の日本映画ベストワンだったので、当然今作も楽しみにしていました。
ですが、これがなかなかの難物というか、雲をつかむようにスルスルと逃げきられてしまったなと。
まあ、タイトルが『逃げきれた夢』ですから裏を返せば「現実には逃げきれなかった男の話」ということなのでしょうか。
今年の映画ファン内流行語確定ランプの「しゃーしい!」。私も九州の人間ですが初めて聞きました。
私も九州ですが北九州のシャーシーは聞いた事あります!
これまた行間ばっかりの作品ですね😅
定年間近で認知症を発症した定時制高校教師がそれまでの人生を清算するために家族や旧友と向き合うって話・・・かと思ってた。
ところが、過去の教え子平賀との長めの会話の最後の”本当の事”言い合いで全部わかんなくなってしまった😅
それまでは”本当の事”言ってなかったのかと。
確かに”俺、病気なんよ”と言っても医者との会話もギャンブル話にすり替えたりして何の確率の話なのか、さらに言えば自分じゃなく要介護の父親の診察結果かも、とか。”学校辞める”は家族にしか言ってなくて学校には有休の連絡しかしてないし。等々考えると、定食屋の不払いも平賀との距離を縮めるための芝居か?平賀が言った”もし通報したら”も単に無銭飲食の件じゃないのか?とか色々考えてしまった。
まぁ娘や妻の”急にどうしたん?”の反応から、ある時何かがあったから変わったんだろうとは思うけど。
思い返せば、噛み合わない会話、じらすような視線の切り返し等々、世の中そんな”思い込み”に溢れて成り立ってるよね、って事を描いた映画なのか?
となるとタイトルの意味も、そんな危うい世界を何やかんやと生きて来た男を逃げきったと表現したんですかね?「渇水」で女子高生が叫んだ「逃げ切れよ!」みたいに😅
色々考えさせられる、噛めば噛むほど味が出る映画だとは思いました。
まあ、これまた退屈でした。自分と同じ年代のこんな男の話、全く感情移入できませんでした。
財布から札出しといて渡さないなんて、ある意味サイコパス。払おうとする一連の動作で忘れることはないと思います。途中で声かけられるとか、中断要因なければ。
映画館で寝てる人多かったです。
退屈で寝てしまうのもわかります💦
既に二度鑑賞しました。二度目の鑑賞では、更にじわじわと沁みましたね、僕は😊
今月の邦画のマイ・フェイヴァリットは、『怪物』ではなく、迷わず本作品ですね✨
出演者では、吉本実憂さんに☆3つ❗🎉
あれっ?😵酒匂さん、主役の病気について勘違いしてますね?
酒匂さん、動画のラストで、(竹内さんから)逃げ切れず⁉️😮
逃げきれた夢、観てきましたが、
光石さんの芝居は素晴らしく特に松重さん
との居酒屋シーン、とその帰り道シーンは、凄く良かったです。
が、映画としては、正直、シン仮面ライダー以来のワースト作品
かなと自分の中では思いました。とにかく映画の中の間が多すぎて
何度も睡魔に襲われ、ラストの数分は完全に寝てしまいました。
最初は痴呆症の前兆で、ラストはもろ痴呆症で終わるみたいな
作風ならよいと思いましたが、今一何を伝えたかったのかが
分からない作品だったので、凄く残念でした。
ある意味オヤジの雰囲気映画なのかもしれませんね💦
必ずしも全ての映画に起承転結を求めているわけではありませんが、何が言いたいのかわからない映画でした。
最初は定年前の中年の悲哀を描いているのかとも思いましたが、監督は30代だし違うなと。
人間そう変われるものじゃないってのが言いたかったのでしょうか。まぁそれも受け取り手次第ですね。
私も酒匂さんと同じで余命確率かと思いました。違うのかな。
余命確率に同意いただき嬉しいです!
これまた、はっきり描写されていないのでどちらに受け取っても鑑賞者次第ではないでしょうか。
んー予告観たら九州弁!無理
💦
北九州弁なんですけどね。他地区の方からすると全部一緒ですかね💦