「能登半島地震」(4) 山本尚範・名古屋大学医学部附属病院救急診療科長 2024.1.25
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- เผยแพร่เมื่อ 2 ก.พ. 2025
- 1月4日から8日に災害派遣医療チーム(DMAT)の第2次部隊として現地に入った。
珠洲市の介護老人保健施設「美笑苑」では、グループホームの認知症患者を含め計120人の入所者を、わずか30人の職員でケアしていた。周辺地域の家は倒壊している。職員の3分の2が出勤できない。中心となる職員は2時間睡眠でケアにあたっていた。電気は復旧したものの、暖房、水は使えない。「私たちは日本の中から忘れられてしまったのではないかという怖さで震えていた」と話していたという。
介護が成り立たないことから「潜在的な災害関連死につながるハイリスク群」にあたるとし、広域避難できるよう本部に働きかけ、これまで概念のなかった「要介護者の広域搬送」につなげた。
珠洲、輪島の状況について、山本尚範さんは超高齢化社会を迎える「日本社会の未来の姿」と指摘。「大規模災害が起きてもケアワーカーが減らず、インフラが途絶しないという防災を真剣に考えるべき。医療・福祉の災害救護体制の抜本的な強化も必要になる」
司会 元村有希子 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)