コントレイル/初音ミク

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コントレイル
過ぎ去ったことは悔やんだところで
仕方ないと言うけれど
そんな簡単に
割り切れるわけがないよ
むしろ何かを掴んでみて
このことを知っていたのなら
もっと上手に生きれたのに
なんて思ってさ
転んで泣き出して
ひとつでも彼に近づけなくて
また零して
こんな報われそうにもないなら
止めにしようかな
知っていた
特別になんかなれそうにないこと
衝撃を与えるには足りていないなんてことも
そんな
理由で走りを止めたくはないけど
諦めきれないこんな僕が
どこまで往ける？とか
たかが知れているよな
努力は裏切らないなんて
宗教みたいにいうけれど
それなら
僕の足跡はなんて名前だよ
辛さの数だけ強くなると
大人はいうけど
それなら
僕は今ごろ強いはずだろ？
遠のいて失って
少しでも自分も追いつきたくて
なにか熱くて
御託で本当に諦められたら
困らないよな
明日の向こう側の僕に
いつか届いたら
今のこんな自分のことも
少しは愛せるかな
僕も彼のように翔べる
大きな翼が
背中にあってどこまでも
往けるともう一度信じるから
空のその向こうまで
眠れないで来た朝も
壊れそうになった夜も
震える体を抱いていた
暗くて怖いあの時間も
劣等ばかりのこの道も
澱んで見えないこの雨も
全てが霽れてまた外を見ようと
思える日がきっと来る
知ってるよ
替えがきくような存在なんてこと
最期の最期まで報われそうになんてないことも
だから
走りを止める理由なんて十分で
次は雲の向こう空の彼方に何があるのか
見つけに往こう
本当は疾うに気づいていたんだろう？
雨なんてもう降り止んでること
空が霽れたこと
どこまでも往けるとまた信じてみるから
もう一度翼を大きく広げてみせるから
空の彼方の軌跡まで