ベンラファキシン(イフェクサー)【うつ病に使う、量で効果が変わる抗うつ薬SNRI、精神科医が8分でまとめ】

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  • เผยแพร่เมื่อ 30 ก.ย. 2024
  • 0:05 はじめに
    0:26 抗うつ薬・SNRIの特徴や副作用・離脱症状
    4:44 SNRIの中でのベンラファキシン(イフェクサー)の長所・短所等
    4:51 ベンラファキシン(イフェクサー)の実際の使い方
    6:30 まとめ
    ベンラファキシン(イフェクサー)は、うつ病・うつ状態に使う抗うつ薬「SNRI」の一つです。使う量によって効果が変わってくることが特徴的な薬です。
    精神科医が要点を約8分の動画にまとめています。
    出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
    こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijo...
    府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
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    ↓↓内容の詳細は下記になります。
    (1)はじめに:抗うつ薬SNRI「ベンラファキシン(イフェクサー)」
    心療内科・精神科の薬。今回は「ベンラファキシン(イフェクサー)」について見ていきたいと思います。よろしくお願いします。
    この心療内科・精神科の薬の動画では、実際にメンタルの分野でよく使う薬についてご説明をしていきます。
    今回は、抗うつ薬SNRI、その中で使う量によって効果の変わる薬「ベンラファキシン(イフェクサー)」について見ていきたいと思います。
    (2)ベンラファキシン(イフェクサー)とは
    では、この「ベンラファキシン(イフェクサー)とは」ということをまずまとめますと、これは意欲の改善も図る抗うつ薬SNRIのひとつになっています。
    そして少ない量では不安に対しての効果、高い・より高用量では意欲に対しての効果を見込むものになります。
    高用量まで段階を経て増やしていく必要があるために、効くまで時間がかかりやすいというのが弱点になってきます。
    (3)抗うつ薬とSNRIの特徴
    では、抗うつ薬とはということですけれども、これは続けることでうつの改善を図る薬になります。
    主には、脳のセロトニンを増やすことで改善を見込みます。効くまで1から4週かかります。
    主にはSSRIというタイプの薬を使うんですけども、意欲が低下している時に関しては、今回は使いますSNRIというタイプのものを使うことがあります。
    では、このSNRIですけれども、これは「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」になりまして、結果としてこのセロトニンとルルアドレナリン、両方・脳の両方を増やすことになります。
    そして、うつに関しては、セロトニンの不足が言われますので、セロトニンを増やすことによってうつ不安の改善を図っていきます。
    もう一方の「ノルアドレナリンの改善を図ること」によりまして意欲の方の改善を図っていきます。
    (4)SNRIとSSRIの共通点と違い
    SSRIとの共通点ということを見ていきますと、これは一番にはどちらもセロトニンという物質・セロトニンを増やすということになります。
    そのため、基本的な抗うつ薬としての効果に関しては、おおむね共通しています。
    そして、初期のセロトニン由来の副作用および(中止時の)離脱症状、この2つに関しては、どちらも共通しています。
    一方、SSRIとの違いですけれども、一番の大きな違いはSNRIではノルアドレナリンを増やすということになります。
    そのため、不安以外に意欲への効果も見込むということになります。
    一方で、不安に対しては少し効果に弱点があるというところ、あと尿閉、頭痛といったノルアドレナリン由来の別の副作用が出ることがあるというのがあります。
    (5)SNRIの副作用と離脱症状
    このSNRIの副作用ですけれども、まずはセロトニンに伴うものとしては、お腹の副作用、吐き気、下痢などが初日などに出ることがあります。
    もう一つがノルアドレナリン由来の副作用になりまして、これは尿閉・尿が出にくい作用、頭痛、頻脈・脈が早くなる、などが出ることがあります。
    どちらもはじめの数日に出ることが多くありまして、逆に言うと数日で慣れてくるというのが特色になってきます。
    そして、SNRIの離脱症状ですけれども、これはSSRIとほぼ似たものになってきます。
    特に急にやめた時に出現します、心身のさまざまな症状になってきます。
    めまいであったり、過敏になるということだったり、しびれであったり、いろんな場所に症状が出ることがあります。
    基本的には経過観察をすることで、自然に改善を見込むものになるんですけども、強い場合に関しては、減らす前の量に戻すというのが対策になってきます。
    (6)SNRIの中でのベンラファキシン(イフェクサー)の立ち位置と特徴
    日本で使えるSNRIですけれども、3つあります。今回扱いますベンラファキシン(イフェクサー)の他、デュロキセチン(サインバルタ)、ミルナシプラン(トレドミン)があります。
    このSNRIの中でのベンラファキシンの位置づけですけれども、基本的には「量によって目的が変わる薬」ということになってきます。
    ベンラファキシン(イフェクサー)の一番の特徴は、用量によって効き方が変わるということになります。
    少量75から150ミリでありますと、セロトニンを増やすという作用の方が強いということになります。なので不安に対する効果は強く見込めます。
    一方で、高用量150以上最大225まで使いますと、今度はノルアドレナリンの増加の作用が強くなりまして、意欲の効果を見込むということになってきます。
    (7)ベンラファキシン(イフェクサー)の長所・短所・使う場面
    このベンラファキシンの長所・短所を見ていきますけれども、まずは長所ですけれども、最大量225ミリまで使うと量が「比較的多い量」というようにされまして、意欲への高い効果を期待するものになります。
    一方では、少量では不安にも効果がありまして、実は150ミリぐらいですと両方にバランスよく効くということがあります。
    3つ目が飲む回数が1日1回で可能ということがあります。
    逆にベンラファキシンの短所ですけれども、まずは高用量にするまで、非常に時間がかかるということがあります。すぐには高用量に持っていけないということですね。
    効果が一方で飛び抜けて意欲などに「飛び抜けて高い」とまでは言いにくいところがあります。
    そしてSNRIなので、副作用の幅が先ほど申し上げたように広いということがあります。
    この中でベンラファキシンをどんな場面で検討するかということですけれども、1つ目としては「長期間続く意欲の低下」ということがあった時は時間をかけても、最大量をしっかり使って改善を見込むということになります。
    2つ目が不安と意欲低下の両方がある時になります。これは150ミリなどを検討するといいと思います。
    3つ目としては、他の薬が無効もしくは継続困難な場合ということです。少し効く場所を変えることによって、効果が出ないかを模索していくことになります。
    (8)ベンラファキシン(イフェクサー)の実際の使い方
    では、このベンラファキシン(イフェクサー)の実際の使い方ということを見ていきます。
    まず、37.5ミリで始めまして、1週間以上して75ミリという量に持っていきます。
    初めは吐き気、頭痛などがあり得ますけれども、基本的には数日で慣れてきます。
    一方で、急なイライラなどが出た場合に関しては、速やかに中止をしてください。
    基本的に不安が主であれば75ミリで、意欲低下もある場合は150ミリに増やすということをすることがあります。
    副作用がある時は一方で、これは無理して増やせないということになります。
    そして、特に意欲の低下が続くという場合、効果が不十分な場合は最大225ミリまで使います。
    そして、薬を増やして副作用が続く場合は増やす前の量に戻していきます。
    そして225ミリ、最大まで使っても不十分であれば薬を変える変薬ということを検討しますし、もう一つあるのが、一緒に使って相性がいい「ミルタザピンを併用」するというのも選択肢になってきます。
    そして、もしくは補助薬であります「アリピプラゾール」を少量追加するというのも検討することになります。
    そして改善をした場合、改善後数カ月は同じ量を再燃予防のために同じように続けていきます。
    そして、安定が続く場合は、離脱症状に注意をして徐々に減らしていきまして、場合によっては0を目指していきます。
    そして、特に0にした時になると、離脱症状には注意が必要であります。原則は徐々に減らして(離脱症状が)出た場合は慣らしていくんですけれども、ちょっと症状が強い場合は減らす前の量に戻していきます。
    (9)まとめ
    今回はベンラファキシン(イフェクサー)についてみてきました。このベンラファキシン(イフェクサー)は、用量によって効果が差が出てきますSNRIになってきまして、高容量で意欲の改善を見込むものになります。
    高容量で効果は強い一方で、量を増やすのに時間がかかるというのが難点になってきます。
    少ない量37.5ミリで開始しまして、次第に徐々に増薬していきます。そして改善したらしばらく数カ月は同じように続けて、それから離脱症状に注意をしながら徐々に減らすということをしていきます。
    こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
    府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
    こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
    #ベンラファキシン #イフェクサー #抗うつ薬 #SNRI #うつ病 
    【解説者】
    医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
    精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
    2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

ความคิดเห็น • 3

  • @俊介-r2r
    @俊介-r2r 5 หลายเดือนก่อน +1

    イフェクサ一は帯状疱疹神経痛治療に効きますか

  • @aa-tz2nx
    @aa-tz2nx ปีที่แล้ว +6

    1年ほどイフェクサーを高容量続けている、うつ病障害者手帳持ちです。
    トイレに行く、食事をする、そもそま起き上がることができない為服用しています。
    現在社会復帰するために減薬しているのですが、離脱症状がかなりひどいです。
    特に夕方になると全身がビリビリと痺れるような眩暈がします。
    でもこの薬がないと生きるのが難しいです。
    もっといい薬が生まれたり、根本治療ができる事を願っています…。

    • @俊介-r2r
      @俊介-r2r 3 หลายเดือนก่อน

      私も、イフェクサ一150ミリ飲んでいます。昨日から112、5ミリに下がってますが、まだまだ飲み続けなければなりません。辛いです。その他ファモチジン、ドンペリドン、マグミット、アメル2ミリグラム飲み続けてます。