平成27年に行われた小稲の虎舞の様子です。
毎年旧暦8月14日、中秋の名月の前夜に静岡県南伊豆にある小稲来宮神社の祭典として行われている。この虎舞は、江戸時代の劇作家近松門左衛門の書いた「国性爺合戦」の一部を舞にしたものといわれ、「和藤内」が竹藪にさしかかったときに、大虎と出くわし、格闘の末、虎を生け捕りにして連れ帰るという筋書きで全国的にも珍しい舞であるため、無形民俗文化財に指定されている。
「大虎」「和藤内」の役を誰が担当するのかは昔からの慣わしがあり、大虎は2人組で村の者が、和藤内は小稲村の未成年の男子が行なう。
しかし、少子高齢化などにより未成年男子が不在になり、また祭典の開催が年々困難になってきている事もあり近年はコロナ感染症の流行によりしばしば中止の年もあった。
昨年令和4年も中止なっている。
そんな状況から祭典自体、開催することを終了したと聞いている。
動画の後半で太鼓を叩いている様子は村中の各家庭に赴きその家に住む主人が出てきて太鼓を叩く慣習となっている様。
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