レベル3.5の飛行許可を取得し、日本で初めてとなる「吊り下げ曳航」による物流を行った。
航空局標準マニュアルには「吊り下げ曳航は行わない」と記載されているが、航空局がマニュアルを変更し、「物件のつり下げ又は曳航を行う場合は、飛行距離及び商度の限界値を設定して不必要な飛行を行わないようにし、 突風や電波障害等の不測の事態を考慮して当該場所の付近（近隣）の第三者や物件への影響を予め現地で確認・評価するとともに、 物件の確実な固定・固縛を含め適切な安全措置を講じる。」と改定し、日本で初となる許可証を発行していただいた。
航空局標準マニュアルの変更により、ウィンチを使った吊り下げ曳航物流が加速することが期待されます。
物流概要
2024/10/22 北海道某所（非DID地区の山中）に於いて、DJI FlyCart30を使用した物流業務を行なった。
起点側、終点側の2人オペレーター体制で往復距離5,518m、運搬総重量286kg。
往復距離5,518kmを終点側資材受取を含め、10分で終了できた。
1時間あたり6往復が可能。
動力バッテリーは8セット（12本）で1日中業務可能となるが、200V(7200W)単相発電機が必須となる。
今回は200V5500W単相発電機１台、200V7000W単相発電機1台の計2台をD8000充電器に２系統入力し、30%~100%まで35分で充電できた。
8:00　現場集合
8:10　朝礼、打ち合わせ事項確認
8:30　終点側資材受取班出発
　　　 起点側準備開始
10:00 資材受取班終点側到着
　　　 受取準備、無線通信準備開始
10:30 物流業務開始
12:30 休憩
13:15 物流業務開始
15:00 物流業務終了
　　　 資材受取班下山開始
　　　 起点側片付け作業
16:30 受取班起点側到着
17:00 業務終了
考察
8時間業務する場合は48回輸送でき、1回あたり30kgの資材を想定した場合、1,440kgの物流が可能となる。
◽️使用した機体：DJI FlyCart30
www.dji.com/jp/flycart-30?site=enterprise&from=nav
◽️仕事の依頼、デモ、購入、相談は下記HPからお問い合わせください。
sky-view.jp/
#ドローン物流
#ドローン空撮
#レベル35
#物資輸送
#山岳輸送
#SkyView札幌
#ドローン国家資格
#北海道スカイビュー
#TFファクトリー