色々な職業の1日に密着取材シリーズ！！
第6回はオンコロジーチームとして働く薬剤師の1日を取材しました！
がんの三大治療法の1つである抗がん剤治療は，様々ながんに対する治療方法として用いられていますが，その効き方や副作用は薬の種類や使用する人によって大きく異なり，また慎重な取り扱いを求められるものでもあります。
数多くある抗がん剤の特性を把握しながら患者さん一人ひとりに合った薬物治療ができるように支援することがオンコロジーチーム薬剤師の使命です。
オンコロジーチーム薬剤師の一日，是非ご覧ください。
00:00【オープニング】
00:17【朝礼】
薬剤師，薬剤助手で集合し，当日の注意事項や予定を共有します。
00:24【外来薬物療法センターミーティング】
当日来院される通院がん患者さんの治療経過や治療上の注意点などを腫瘍内科医師，化学療法看護認定看護師，薬剤師で情報共有します。
00:39【薬剤師外来】
点滴抗がん剤を開始する患者さんやご家族へ，スケジュールや副作用，副作用の対応などについて説明したり，ベッドサイドにて副作用の確認や服薬指導を実施しています。
01:02【抗がん剤調製】
お昼ご飯は景色のいい職員食堂で
01:21【病棟業務】
監査システムを使用し，患者さん一人ひとりに設定された投与量で調製を行っています。抗がん剤は数mLの違いでも効果も副作用も大きく変わります。患者さんが適切な治療を行えるよう，最新の注意を払って調整を行っています。
01:39【病棟業務】
翌日から抗がん剤を開始する患者さんのベッドサイドへ行き，スケジュール・副作用を説明します。
01:55【翌日の準備】
翌日に退院する患者さんの内服薬の整理や退院時処方を確認します。翌日に外来点滴抗がん剤を予定している患者さんのカルテを確認し，選択薬剤や投与量，検査結果などを確認して薬の適正使用のための監査を行っています。確認が必要な場合は担当医師へ連絡しています。
02:34【インタビュー：薬剤師を目指した理由は何ですか？】
親が薬剤師で，小さい頃から働く姿を見ていて，(薬剤師が) 一番身近な職業でした。薬の専門家として地域の皆さんに頼りにされている姿を見て「薬剤師ってかっこいいな。」と思い，自分も薬剤師を目指しました。
02:52【インタビュー：安佐市民病院 薬剤部の魅力は？】
自分が興味ある分野の希望を汲み取ってくれて，チーム活動や症例検討などしっかりと取り組めることが当院薬剤部の魅力です。各分野の認定・専門の資格を持った先生がたくさんいらっしゃっていつでも相談できる環境であることも魅力です。様々な業務を担当するので忙しい時もありますが，助け合えるような人間関係を築けています。
03:23【インタビュー：大きい病院で働こうと思った理由は？】
医師や看護師など他職種との関係が築きやすく，顔が見える環境で業務ができるからです。チーム医療の一員としてリアルタイムで介入することができるところも (病院を志望した) 理由の1つです。
03:36【インタビュー：オンコロジーチーム薬剤師のやりがいは？】
抗がん剤治療は日々アップデートされていて，効き方や副作用は薬によって大きく異なります。患者さん一人ひとりにあった薬物治療ができるよう支援することは薬の専門家として力を最大限に発揮できる領域だと思います。
04:00【インタビュー：今後の意気込みや目標は？】
抗がん剤治療をしている患者さんは，何かしら苦痛を感じていることが多いため，緩和ケア領域にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。また，抗がん剤治療は外来化が進んでいるため，保険薬局の薬剤師さんとも関係を築いていきたいと思っています。
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