横浜市営バスは、この秋のダイヤ改訂で、全体の3%にあたる265便を減らすことを決めました。
この春に、異例の２度の減便を行いました。
いわゆる「2024年問題」や相次ぐ退職の影響で、運転手問題が深刻化しています。
４月に、平日１日367便減らしました。
朝のラッシュ時は避け、日中～夜間、混雑率が低い路線中心に行います。
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というのが、ニュース報道内容ですが、
まず、265便が「３％」にあたるという、横浜市営バスの膨大な便数に、驚きます。
神奈中、江ノ電、京急も営業を行っている中、265便が3%ということは、１日あたり９千便近くが、
市営バスだけでまかなわれているということですね。
地方でも、バスの本数の少なさは大問題となっており、事実上「無い」のと同様だという声が
SNS上でも聞こえてきます。
人口では大阪市を抜く大都市である横浜市。減便が行われても、それでもかなりの本数が運行され続けるわけですが、
県外の方がイメージする「横浜」から、少しでも外れたエリアの横浜市というところは、
意外と、移動が不便なものです。
もちろん、田舎の比ではありません。
ちょっと道に出てタクシーを拾って、公共交通機関が通るスポットへのアクセサビリティは、概ね良好です。
それでも、「これまであったものが、急に減ってしまった」となると、不便さは確実に感じられるでしょう。
そして、恐ろしいのは、今回減ってしまったものは、もう戻ってこない……不可逆性である可能性が高いということ。
横浜市だけの問題にはとどまりません。
日本という国の勢いが衰えていることを示す指標の一端なのかもしれません。