初めて彼女を見た時、体に稲妻が走った。
美しい金色の髪、吸い込まれるような目、笑顔の度に見え隠れする八重歯、そして自身の魅力をはっきりと自覚した行動の全てが、私の心を射抜いた。
ためらうことなく、最初のSSRカードとして彼女を選びました。
彼女をプロデュースしていくうちに、彼女が他人に見せない内面を少しずつ理解するようになりました。
そうしてようやく私はトゥルーエンドへ辿り着きます。
最終試験で1位になった時、思わず喜びの声を上げました。
もちろん、彼女と一緒にです。
しかし、それで終わりではありませんでした。
プロデューサーである私とアイドルの彼女の関係を少しだけ踏み越えたエピソードが"親愛度10"に存在する事を知ったのです。
そこから更に私は毎日試行錯誤し、彼女と真剣に向き合いました。
彼女の魅力をさらに引き上げるにはどうすれば良いか？
最終試験で高い評価を得るにはどうすれば良いのか？
届きそうで届かない11500の数字、夜な夜なベッドの中で彼女がA+に届かなかった姿を何度も見届けました。
しかし、私は諦めませんでした。彼女も同じです。
何度も挑み続けた先に、SPレッスンが発生し、メモリーによる体力回復、試験中のタイミングが重なり合う奇跡の瞬間が訪れました。
最終試験のスコアは20000点を超えましたが、彼女のパラメーターを考えるとギリギリだと感じました。
私は祈るような気持ちで彼女のライブを見守り、これがどんな結果でも受け入れる覚悟をゆっくりと決めました。
そして運命の瞬間、暗闇から現れた文字は
"A+"
思わずベッドから起き上がり、数秒間呆然としました。ついに、ついに辿り着いたのです。
ここから先のエピソードについてはこの場で語るのは適切ではありませんが、一つだけ言えることは、私はこの先も彼女をプロデュースし続けるということです。
あなたに出会えて良かった、藤田ことね。
Bass:Dingwall SuperJ 5st
AIF:UAD Volt276
DAW:Cubase10